ショーケンが亡くなった。

病気を隠していたので

突然亡くなってしまったという思いがする、

ショックが大きい。

ショーケンはGSの時ジュリーと二大アイドルで大スターだった。

子供の時同じ新幹線の車両でテンプターズと私たちだけと言う事があった。

ショーケンは影のある美少年で子供ながらドキドキした。
 

十代の夏休み、 今井浜に行くと隣の部屋にショーケンの仲間たちがいて、
ショーケンはお風呂に入っていたので

こっそり覗きにいった。

翌日ショーケンも大半の仲間も帰り

残った三人のお兄さん達と
私、友人三人で仲良くなった。

私はその内の一人が
初恋の人になった。

不良で大人でカッコよくて、
眩しい人達だった.

その中の一人、松山さんに

大人になるために太宰治の人間失格を読みなさいと言われたことが忘れられない。
 
東京に戻っても、仲良くしてもらい
ショーケンの仲間たちはみんな仕事で成功し、
松山さんもインクスティックというお店を流行らせた。

私がお店を開いた時は
テンプターズのメンバーも数人連れてきてくれて
凄く嬉しかった。

ショーケンを最後に見たのは昼間の青山通り

前の車から
真っ白なスーツをきた長髪の二十代後半のショーケンが降りてきて

目の前に立った


あまりのカッコ良さにしばらく見惚れて
溜息をついた。

本当にカッコ良かったなあー

ずーっと不良少年で。


お別れ会をやらないのはショーケンらしいけど


淋しいし悲しい。


神様お願いを歌って映画をいっぱいみよう。

一緒に今井浜に行って二十四歳で死んじゃった親友。
ショーケンの大ファンだった。


天国でも応援してるね。
きっと。

ひとつの輝いた時代が終わった。

思い出は消えないからずっと大切に抱きしめて生きていく。