こんにちは。

今日も、いまいちスッキリしない天気です。


さて、右鼠径部リンパ節転移の手術後54日、退院して33日たちました。


リンパ液の漏れは、完全停止です。
不安要素がひとつ減りました。
長かった。

『何とかなるもんですねぇ ^^;』
先週の外来で主治医から言われた。
『もちろん、何とかなるようにしたんですけどね ^^;』
と。

4月から交代した外科の主治医。
僕よりも若く、医者らしくない柔らかいキャラクター。
正直だねぇ。


右鼡径部の傷口は5cmほど、まだ口を開けている。
でも、外側から徐々に肉が埋まってきている。
口が閉じるにはまだ1ヵ月はかかるなぁ。


右足の浮腫み、リンパ浮腫。
以前よりは良くなっていると思う。
朝より夜が、かなり浮腫む。
両足を見比べると違いがくっきり。

あいわからず正座はできない。
太ももの裏の浮腫みが一番ひどい。
膝を曲げると、まるでゴムを挟んでいるようだ。
リンパ浮腫は一生の付き合いになる。
仲良くなるしかないな。


先週の外来では、CT検査と腫瘍マーカーの結果から、左鼠径部リンパへの転移疑いを告げられた。

原発巣の上行結腸癌の手術が、ちょうど5年前のいまごろ。
転移確定なら、それから4回目の再発・転移。


うちは癌家系だ。
祖父も父も、親戚の多くも癌で亡くなった。

人の命を奪う癌は憎い。
でも、自分に巣食った癌に対して、不思議と憎しみや怒りは少ない。
ただただ悔しい。

僕にとっての闘病とは、癌との闘いではなく、自分の抱く不安や恐れとの闘いである。


ここまで再発・転移を繰り返すと、どうしても 死 というものを意識せざるをえない。
生まれた以上、いつか必ず迎えるその時。
自分はそれを受け入れられるのか。

人類は、誕生してからずっと飢えてきた。
だから飢えに対する備え、機能を体が持っている。
飽食の時代はここ数十年。
だから食べ過ぎに対する備えを、人はまだ持っていないと何かの本で読んだ。

人類は数千年前、生命は何十億年も前に誕生したという。
最初から 死 というものをプログラミングされて誕生したのだ。
ならば 死 を受け入れる力も持っているはずである。

入り口を作って、出口を作らないほど生命はバカじゃないだろう。
いや、入り口と出口は兼用か?
来たところから帰るだけなのかな。
来れたのなら帰れるはずだ。


などど考えると、なかなか寝付けない。
右足の浮腫みの不快感から、夜中も何度か起きてしまう。
最近、寝不足状態だ。汗2

癌のこと、先のこと、何も考えない時間も必要だなね。
できるだけ楽しいことをしよう。


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