こんばんは。( ̄▽ ̄)ノ

今日もいい天気でしたね。

さっき、NHKのクローズアップ現代を見ていたら、新しいタイプの抗がん剤「免疫チェックポイント阻害剤」について特集していた。


免疫チェックポイント阻害剤(阻害療法)とは。

●免疫細胞ががん細胞を攻撃すると、がん細胞は免疫細胞のブレーキボタンを押して攻撃を阻止してしまう。

●阻害剤は、がん細胞がブレーキボタンを押すことを阻害し、免疫細胞が攻撃を続けられるようにする。

●従来の免疫療法は、免疫細胞の攻撃力を上げる(アクセルボタンを押す)方法をとってきたが大きな効果は出ていなかった。

●阻害剤は日本人(京都大学の研究者)が考案した。はじめは日本の製薬メーカーに開発を持ち掛けたが、従来の免疫療法で成果が無かったことから断られ、アメリカの研究者とベンチャー企でと共同開発した。

思い込みから、アクセルとブレーキの違いを見極められなかった日本の製薬メーカー、残念ですね・・・


効果

●日本では皮膚がん(メラノーマ)に阻害剤(ニボルマブ)を投与し効果がでている。

●米国では肺がんにも適用し効果がでている。

●一般的な抗がん剤と違い、がんを直接攻撃するわけではないので、がんが耐性を持たない。


問題点

●10人に1人の割合で重い副作用が出る。(免疫細胞のブレーキが抑制されることで暴走し、正常な細胞にもダメージを与えてしまう)

●高価である。

●皮膚がん(メラノーマ)や肺がんに対して効果は大きいが、すい臓がん、前立腺がん、大腸がんには効果が低い。


大腸がんには効果が低いのか・・・ガクリ

ガックリきたのですが・・・

米国の臨床試験ではベムブロリズマブという阻害剤が大腸がん患者に効果があり、がんの60%が消失したと放送が続く。

なぜ効果が出たのか、その大腸がん患者はリンチ症候群だった。

リンチ症候群とは、遺伝性大腸がんのひとつ。

大腸がんは他のがんと比較して遺伝子変異が小さいが、リンチ症候群だと変異が大きい。

阻害剤は遺伝子変異の大きいがん(皮膚がんや肺がん)には効果が大きく、変異の小さいがんには効果が小さいことが分かった、と。


僕はがん家系である。

祖父に父、叔父は二人、叔母も一人が大腸がんになった。

ということは、僕にも免疫チェックポイント阻害剤が効くということか!?


これから研究がさらに進めば、あらゆるがんに効果があり、副作用も少ない阻害剤が必ず開発されるはずだ。

それを信じて待ってみよう!