今日もストーマ(人工肛門)に関する話題を。

永久ストーマになってはや2ヶ月、いまだに頭の中はストーマのことばかり…

「スマート」「トーマス」・・・ 全部「ストーマ」に見えます。目

(ストーマ家電、機関車ストーマ・・・どこか強そうです汗


ところで、うちの姉は看護士をやっているのですが、信じられない話を聞きました。


勤めている病院で、人工肛門のお年寄り(お婆さん)がいて、その方、どのパウチを試しても肌にあわず、パウチを使っていないそうです。

じゃあどうしてるかというと、何と!、サランラップをペタッと貼っているだけなんだと!!

便が出るときは分かるからその都度処理するんだと。

『サランラップなんて肌が蒸れてよけいに悪いんじゃない?』
『便出るときは分かるっても寝てるときは?』
『下痢したときはどうすんの?』
『臭いは?』


姉は、根ほり葉ほり聞かなかったようで細かいことは知らんと。

アン ビリィーバボ~です叫び


そんなことがあり得るのか!?

や、待てよ、たしかパウチが開発されたのは最近、昭和の後半ぐらいだったはず。その前はどうやってたんだはてなマークはてなマーク

さっそく、ぐーぐる先生に・・・
キーワードは「ストーマ 歴史」といれて、ポチッ!と。

○○先生が書いた、特集記事「ストーマの歴史と最近の装具…」がヒットした。PDFファイルか、見てみるか。


人工肛門造設手術が行われたのは19世紀末(1800年代)

抗生物質を用いて安全に手術が行われるようになったのは戦後(1945年)以降


すんごい昔から手術が行われてるな…
で、装具は?…


1800年台前後は、穴のあいた湿布をストーマに当てていた。

1920年代になると洗腸排便法が普及。

日本では1955年(昭和30年)以前は市販品のものはなく、おわんや腹帯で自家製の応用品を工夫していた。


なるほど。それで・・・

皮膚を保護するカラヤゴムを使った装具が日本で販売されたのは1974年(昭和49年)

さらに粘着性の高いCMC系の製品が1979年(昭和54年)に日本で販売。


なるへそ。肌を保護し、長期間着けられる装具は36年前にできたのかクラッカー
ありがたい話や。
開発者に感謝!!

そのお婆さんにもフィットする装具はできなものか・・・