続・気分の取り扱い方 | 武術家コーチhideの功夫な日々

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ライフワークとして修めている武術とプロコーチとしての日々から得られる対人関係、自己表現、心身相関、潜在能力の発揮といった学びを徒然に書き綴ります。
また、ワークショップとして開催しているバランスボール武術フィットネスについても紹介していきます。

こんにちは。
RESET WORKSのhideです。

前回、気分の取り扱いの大切さについて書きましたが、今回は、より具体的に踏み込んでいきます。

まず、気分を作るということは、どういうことなのでしょうか?

それは、気分に合わせて行動するのではなく、自分が快適な気分で行動出来るような状況を作ることです。

気分に対して、受け身ではなく、主体的にコントロールしていくわけです。

これは言葉にすると小難しく感じるかもしれませんが、誰もが経験していることでもあります。

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例えば、私達は、何かに行き詰まった時に気分を変える行動を取ります。

まとめ買いをしたり、
美味しいものを食べたり、
旅行に行ったり、
気の合う友達と話をしたり
などなど。

これらは、ここで言うところの気分を作る行動と言えます。

気分を作る行動には、大きく分けて、以下のような種類のものがあります。

①気分を高め、高揚させる行動
②嫌な気分をスッキリさせる行動
③ゆったりとした落ち着いた気分を作る行動

先に挙げた気分を作る行動は、恐らく、大半の人にとっては、②のものが多いかと思います。

この②は、多くの場合、ストレス解消や気分転換などに代表される一過性の行動だと思います。

別段、これが良いとか悪いという話ではありません。

ただ、ここが重要なのですが、気分の取り扱い方を考えるならば、一過性ではなく、意識的かつ習慣的な行動を身に付けることが欠かせないものになります。

この中では、①と③です。

①は、わかりやすいでしょう。
よくアスリートなどにある、やる気を高めたり集中力を上げるスイッチになるものを想像すればいいと思います。
これは、いわゆるメンタルトレーニングで身につきます。

③は、トレーニングではなく、習慣化されることで初めて身につきます。

この習慣化された行動をポジティブな意味で培った人というのは、次第に落ち着いた自信を醸し出していくようになります。

あなたの気分を作る行動は、①~③で言った場合、どれが多いでしょうか?

もし、②が多いのであれば、①や③のタイプの行動パターンを一つ身に付けることを考えてみるといいと思います。

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気分というのは、私達にとって、時に御しがたい跳ね馬のようなものです。

これを制するのは、意識的なトレーニングか習慣化によって培われた行動にかかっているのです。