現代人、土を盛る | 「ニッポン城めぐり」運営ブログ

現代人、土を盛る

9月17日から始まったNHK大河ドラマ特別展「真田丸」来場者限定キャンペーン、まだ開始から10日ほどではありますが、すでに非常ぉーに多くのユーザーのみなさんに来場頂いてまして、目頭を熱くしております。ありがとうございます(´▽`;)!!

 

今さらながら、この特別展の会場である大阪歴史博物館、最寄り駅は環状線の大阪城公園駅ではなく地下鉄谷町線の谷町四丁目駅ですのでお間違えなく。なんと谷町四丁目駅には城めぐりのポスターが鎮座してますので、軽く横目(;¬_¬)で見つつ来館頂ければと思います。

 

 

ま、最寄り駅が大阪城公園じゃないとはいえ、博物館は大坂城すぐそば。すぐそばどころか、400年前ならモロに大坂城惣構内の中心付近に立地してることになります。

 

余談ですが、大坂城自体は上町台地という台地の突端に立地してます。今では考えられませんが、縄文時代、この上町台地は海に突き出す半島だったのです。つまり大阪平野自体が海の中で、その後長い年月をかけて淀川や大和川に流れる土砂が堆積して陸地となっていったというのです。

 

とはいえ、その名残で中世になってもまだ平野には多くの河川が入り乱れていて、たびたび川が氾濫する低湿地帯でした。これに挑んだのが土木マニア豊臣秀吉です。なんでも淀川に全長27km(!)の土を盛って「文禄堤」を築き大阪を水害から守ったと言うから、改めて秀吉という男のスケールに驚かされます。

 

「真田丸」に話を戻しましょう。大河ドラマの方では昌幸が病死しいよいよ大坂の陣が迫ってきました。つい最近、関ヶ原の合戦シーンが無かったことがホットな話題になりましたが、冬の陣のために巨大なオープンセットが造られていることは意外と知られていないかもしれません。

 

NHK大河ドラマ「真田丸」公式サイトより引用

 

なんと秀吉顔負けの掘った盛ったの巨大土木工事がこの現代でも行われていたのです。工事の様子はこちらの記事で詳細に見られます。これだけ大掛かりなセットが組まれるということは…、これは壮大な合戦シーンを期待せずにはおれませんな(。´・∀・)ノ゙

 

一方で、近頃ニュースやワイドショーでもやたらと土を盛っただの盛らなかっただのという話題を耳にします。そう、例の豊洲新市場の話です。都民からすれば前知事の辞任以降のあれやこれやでいい加減辟易してるというのに、豊洲の件は日増しに問題が大きくなってきてる気がします。

 

史実では残念ながら冬の陣を前に亡くなった真田昌幸。息子信繁の活躍の舞台となる真田丸が現代の土木工事で蘇ったことにさぞ喜んでいることでしょう。ついでに豊洲の一件についてもコメントをもらっておきましょう。

 

「えらいことになった!」

 


 

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