危険生物@山城 続編 | 「ニッポン城めぐり」運営ブログ

危険生物@山城 続編

以前、このブログでシリーズ物としてやっていた「危険生物シリーズ」。「ヘビ」の回で完結したはずなのですが、近頃、ある危険生物についてニュースなどでもよく耳にするようになってきたので、山城溺愛家の方にはぜひご注意頂きたく、今回のブログで取り上げました。

その危険生物とは、「マダニ」です。マダニはダニの一種ですが、家庭内のダニとは違って、主に山林などに生息するダニです(公園とかにもいるそうですが)。

吸血前は3~4mmですが、吸血後はなんと10円玉くらいの大きさに膨れあがります(・・;) 以前関西の某人気番組で、「外で見つけて可愛いから飼ってるけど、何という虫か調べて欲しい」という依頼があったのですが、それがまさに吸血後の彼でした。吐きそうになりました(´ж`;)ウッ

実際マダニに噛まれるだけなら、痛みや痒みはほとんどないそうですが、噛まれたら無理に引き抜いてはいけません。引き抜こうとすると、口の部分が残って化膿するなど、余計面倒なことになります(´Д`;) 皮膚科に行って切開してもらうのがベストらしいですが、ダニを体に付けたまま病院に行くという風景を想像するだけで身の毛もよだちます......。

しかし、マダニを危険生物として扱ったのはそれが理由ではありません。最近なぜ騒がれているかというと、このダニを媒介として「重症熱性血小板減少症候群」(厚生労働省HPへ)という感染症に感染するケースが見つかったのです。これにかかると、下痢や嘔吐、発熱などの症状が現れ、最悪の場合死に至ることもあるとか...。

現状では、これに対する有効なワクチンもないとのことなので、予防法としては「噛まれないようにする」しかありません。ヘビやハチの予防と同じく、やはり長袖・長ズボンを着用して、直接肌をさらさないようにするのが、すぐに実行できる対策と言えるでしょう。

ヘビやハチなどは、被害にあったら明らかに気付くのですぐに対処しようがありますが、ダニの場合、なかなか気付きにくく、そういう点でも非常にやっかいです。これからの季節、山城攻めは暑さとの戦いになりますが、暑さのあまり半袖・短パンで草むらを行軍することがないよう十分気を付けて下さいませm(_ _ )m