攻城兵器 | 「ニッポン城めぐり」運営ブログ

攻城兵器

昨日たまたま我が社の三国志のサイトを見ていたらイイのがありましたので、こっちのブログで紹介させてもらうことにしました。“番宣”ということで(。・ω・)ノ゙

その名も「中国の攻城兵器」。日本の攻城戦では意外とお目に掛かりません。ぱっと思いつくところでは、神吉城攻めで使われた井楼とか、晋州城の戦い(文禄の役)で使われたという亀甲車とかですかね。国崩しも攻城兵器といえば攻城兵器か…。

いずれにしても、山が多い日本ではあまり普及しませんでしたが、中国はスケールが違いました。「This is the 重機」です。では、見てみましょう。
(情報提供・画像提供「三国志のすべて」)

【投石機(とうせきき)】石弾を空高く飛ばす攻城兵器。一般には「砲」という。頑丈で反発性の高い木製のアーム(梢)の先端に皮袋を下げ、そこに載せた石弾を城へ向けて発射する。

【テン壕車(てんごうしゃ)】前方の衝立で守城兵の攻撃を避けつつ、城の壕に接近し、後ろに積んだ土などで壕を埋めた。

【衝車(しょうしゃ)】城門を打ち砕く破城鎚。台車の上に屋根型の覆いをかけ、城内からの投石をしのいで城門に接近し、内部に吊るされた大型の槍状鎚で門を砕く。

【井闌(せいらん)】城壁上の敵を攻撃する兵器。城壁と同じ高さだったとすると地上から10メートル以上の高さと推測できる。

【壕橋(ごうきょう)】城外に巡らされた壕を突破するための兵器。数人の兵士が押していき、車輪は壕の中にはまりこむような形となる。

【雲梯(うんてい)】高い城壁に登攀するための梯子車。斜めに単体の梯子を架けただけの「行天橋」、梯子が折りたたみ式の「搭天車」、搭天車の大型版の「雲梯」があった。

【摺畳橋(しょうじょうきょう)】壕を渡るための架設橋。城外の橋は戦時には取り外せるので、このような兵器が必要となる。

【フンオン車(ふんおんしゃ)】城内に突入する兵士を運搬する車両。船でいえば元代の揚陸艇に相当する。機動性を重視し、床を簀の子状にすることにより、内部からも押して前進できるようになっていた。

【巣車(そうしゃ)】城内の偵察に用いられた兵器。兵士を乗せた小屋を、滑車を利用して引っ張り上げ、高所から城内の様子を窺った。

うーん、圧巻です。もはや↑これとか、エレベーターだし…( ̄□ ̄;) こんなもんで攻め立てられたらたまったもんじゃありません。

それでは長くなってしまいましたが、これから籠城しようとお考え方は対策の参考にしてみて下さい。

以上、「三国志のすべて」の提供でお送りしました(・ω・)/