城と古墳 | 「ニッポン城めぐり」運営ブログ

城と古墳

全国の城の情報収集のために各行政や教育委員会などのHPパソコンを見ていると、史跡としては城よりも縄文・弥生時代の遺跡や古墳の情報をより多く見かけます。


個人的には古墳にも興奮するタイプなので、ついつい脱線して見入ってしまうのですが、実はこの古墳、城と無関係ではないのですキラキラ


全国の城の中には、古墳を利用した城郭、というものが結構な数あるのです。特に古墳そのものの数が多い河内や和泉(大阪府)、大和(奈良県)などにはしばしば見られます。


例を挙げればきりがないですが、河内一津屋城は一津屋古墳を利用して築かれたと言われてますし、『軍事分析 戦国の城 』(学研パブリッシング)という書籍では、岡ミサンザイ古墳城郭の再現イラストが載せられています。前方後円墳まんまやん!というこのイラストはかなり萌えますドキドキ


また、武蔵忍城を攻めた石田三成が陣を置いたのは丸墓山古墳だったりしますね。


確かに、人工的に土が盛られていて、おまけに周囲に堀まであったらこれを使わない手もないでしょう。

現代人の感覚からすると、人様のお墓の上で何をドンパチやってんだ、と思ったりもしますが、逆に古代人の古墳を神聖な場所として、攻めることがはばかられるであろう古墳をあえて城郭に利用した、という話をどこかで聞いた記憶もあります。


ちなみに、その昔ブログで、日本の城の数がMAXで4~5万くらいという話を載せたことがありますが、日本の古墳の数はWikipediaによるとなんと、161,560基!だそうです。


参りましたヽ(;´Д`)ノ