こんにちは

やっと連載小説を更新しました。

不定期な連載ですみません<m(__)m>

野球ネタは、わが巨人なんと6連勝!!

すごい!

交流戦優勝できるかも。

いや、してほしい。

そして岡本選手にMVPを取ってほしい!

もう負け試合と思う試合もひっくり返してくれる昨今の巨人軍!!

やっと期待感がでてきました。

これから快進撃を続けてほしいです!!

 

トップにもご案内していますが、連載小説についてご案内しておきます。

 

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」

長くなってしまっているので以下ご紹介しています<m(__)m>

簡単なあらすじ・登場人物紹介

もう少し内容紹介・読んでいただく順序

話順内容案内(1話~143話)

話順内容案内(144話~309話)

話順内容案内(310話~現在)

マッキー連載小説のカテゴリーからもお読みいただけます。

 

マッキー632・使えるもの

「そんなはずは・・・」

 美波は慌てながらも、ごくりとつばを飲み込む。

「星コーチ、何言ってるんですか、三門コーチは東京にいるって昨日言ったじゃないですか」

 あ、そうか、と、ひょうまは頭をかいた。

「星コーチ、大丈夫ですか?」

 頭は大丈夫かもしれないけど気持ちは全然大丈夫じゃない・・・。

 頭は大丈夫な証拠に、昨日の美波の電話の光景を思い出す。

「そういえば、美波、なんで三門コーチの妹、ちえさんと電話してたの?」

 と言ってから、さらに今日今までの美波のテンションのよさと昨日の光景がひょうまの中でビーンとつながってしまった。

 でも、美波とちえ、年齢が離れてるし、知り合う機会もなさそうなはず。

「美波、なんかおかしいなー。さっきはにやにやテンションアゲアゲかと思ったら、三門コーチの東京行いきの理由で冷や汗ダラダラ、妹さんの具合が悪いのとお前と関係あるのか?ん?」

 追求することが、ひょうまのためになるかはまだぼやっとしているが、悪い方向にはいかないだろう。

(薬にも毒にもならんかもしれないが)

「だ・・・だって・・・あの、その・・・妹さんって・・・」

「妹さんって?」

 以前城戸が話していた傾聴の繰り返し技法を駆使するひょうま。

「あの、どの妹さんですか?」

 きょうだいが多いことを知ってそうきたか。

「さあな・・・でも、ちえさんのとこにいたなら ちえさんが具合悪いんだろう」

 すると、更に美波が落ち着かなくなった。

「まさか・・・」

 たしかに、まさかそんなことあるはずないのだが、ひょうまは美波を攻めていく、決して責めではない。

「ゆうべ美波はちえさんと話してたよなあ、でも、電話じゃ、本当の調子はわからないかもな。たとえば、相手に心配かけたくないなら、具合悪くても言わないだろうなあ、俺ならそうだ」

 ますます美波はもじもじして、眼をうろうろさせる。

「どうした?」

「あの・・・トイレいってきていいすか?」

 ひょうまは美波のこれからの行動の予測がついた。

 ちえの具合を確認するに違いない。

 

今はスマホがあってうらやましい。

 昔からあれば、初恋の相手みーなとだってもっともっと語り合えたかもしれないし、左腕崩壊後、三門と結婚させるべくおきゅうを捜すのだって、おきゅうの連絡先をなんかで知っていれば、捜し歩かずに金も時間も使わずに済んだかもしれなかった。

 直接会わずにビデオ電話で三門とのことを頼めたなら・・・

(きゅう子さんとは関係を持つこともなく、城戸先生も、この世にいなかったのか・・・)

 だったら、今頃ひょうまはとっくにおきゅうと一緒になっていて、世間から総スカンくらってる最中だろう。

(いや、待てよ・・・)

 おきゅうへの愛に気づいたきっかけは、2回結婚離婚を繰り返したけーこと、その2回目の結婚前に、かすかな疑問も払拭すべく 誰にも言わずにいわゆるおきゅうと禁断の密会をしたことからだ・・・。

  

 ●番外編 禁断の再会  参照願います
 

となると、スマホがある便利な時代だったら、いまだにおきゅうへの愛に気づかず、もしかしたら一生気づかずけーこと復縁したままだったかもしれない。

 気づかないのならそれはそれで幸せ・・・なわけないな、真実とは違うんだから。

 真実というものは、必ずどこかで頭をもたげてくるものだから。

 つづく