こんばんは

不定期ながらまた更新しました。

よろしくお願いします。

巨人を自由契約になった村田がどうなるか。

また巨人とってくれないかなー(汗)

 


 ひょうまは城戸涼介がおきゅうの子供であるということを知らないはず。
 おきゅうが話していなければ・・・。
 三門もひょうまにそこまで言うつもりはなかった、おきゅうに子供がいるといえば十分だと思ってたから。
 おきゅうだって絶対話しているわけがない。
 
(わからせるしかないのか)
 ひょうまも、おきゅうの子供が「どこかにいる」のではなく、「同じチームのチームドクター」であることを知るべきなのか。
(どうやって?)
 ただひょうまを呼び出して、おきゅうの子供は城戸涼介だ、びっくりしただろう、と言ってとどめを刺せるのか。
(驚くだろうが・・・)
 もっと、ひょうまがもうぐうの音を出ないような方法はないものか。
 
 三門は、グラウンドで野球の作戦でなく、ひょうまとおきゅうを永久に引き離す作戦ばかり考えている。
(とにかく2人が離れればいいのだ・・・)
 三門とおきゅうが夫婦でい続ける材料を見つければいい、ともいえる。    
 今後夫婦関係を維持していくためには、あまりにもひょうまをずたずた傷つけるのは得策ではない・・・。
 三門も生身の人間、気持ちもある、完全な仮面夫婦で一生を終えるのは寂しすぎる。
 
 城戸涼介・・・。
 おきゅうの息子。
 確かに切れ長の目や、薄い唇は似ているかもしれない。
「結婚できそうなんですよ」
 正月三門が城戸のところにいったとき城戸が相好を崩していたっけ。
 よほどうれしかったのだろう。
 無防備に話していた城戸。
 城戸の結婚か。
 おきゅうはどう思っているのだろうか。
 息子の結婚を喜んでいるだろう。
(だが、親ですと名乗り出ることは不可能)
 おきゅうはまきから真実を聴かされても、沈黙を保っている。
(名乗り出るつもりはないのか)
 城戸の幸せを第一に考えているのだろう。
(だが、本当は城戸の結婚を祝ってやりたいに決まっている)
 城戸に、親としておめでとうっていってやりたいに決まっているのだ。
 
(そうか・・・わかったとです!)  
 二人には子供ができなかった。
 おきゅうも積極的にほしそうではなくて、三門は不満を持っていたものだった。
「あなたの幼い兄弟たちがいるからいいじゃないの」
 なんて理屈にならないことを言っていたが・・・。
 当時のおきゅうは、子供を失ったと思っていた状態。
 失った子供に悪いと思っていたのかもしれない、子供を産んでその子供だけ幸せになる、ひいてはおきゅうも幸せになることになってしまうのは、由としなかったのかもしれない。
 
 おきゅうとひょうまを無理やり引きはがす、北風と太陽の北風のようなことをせず、太陽になりたい。
(太陽になるためには・・・どうすればいいのか)
 なんとなくぼんやり何か見えるような気がするが・・・まだ方策が浮かばない。
 つづく


 

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また久々に連載小説更新しました。

よろしくお願いします。

すっかり寒くなってきました。

野球はオフになり、今の楽しみは日テレG+で「徳光和夫の週刊ジャイアンツ」を見ることです(笑)

 

 

三門は思い出す。
 おきゅうとの穏やかな日々を。
 そう、穏やかな日々・・・。
 激しい感情を、三門は持ち合わせても、おきゅうから感じることはなかった。
 が、三門は構わなかった。
 三門のそばにいてくれればよかった。
 
 おきゅうの心にひょうまがあっても、三門のそばにいてくれればそれで。

 今だって形は変わっていない。
 おきゅうは三門と婚姻関係を続けている。
(一緒に住む提案を拒否された)
 夫婦関係がうまくいっていると思ったら一緒に住もうとまでは思わなかった。
 ひょうまはおきゅうと会っている。
 ひょうまはおきゅうの連絡先を知っている。
 だが、おきゅうに子供がいることをひょうまは承知している。
 だから絶対ひょうまはそんなおきゅうとともに生きようなどとは思えないはず。
(わしはすべてを受け入れる)
 何度も何度もそのことは頭の中で繰り返されている。
 ひょうまは受け入れられない、三門は受け入れられる、三門はおきゅうがどんなに汚れまみれても、おきゅうがひょうまを好きでも、三門と一緒にいてくれればそれでいい、形だけでも構わない。
(形だけと言えば・・・)
 おきゅうに同居を求め、断られた見返りとして、三門は、毎晩おきゅうに「愛のメール」を要求した。
 必ず愛してると書いてほしいと。
(毎晩メールは来る)
 判で押したように、夜10時きっかりに。
 文章はよく見ると、何種類かのローテーション。
 天気がいいバージョン、悪いバージョン、イベントがあったときバージョン。 
 最後には
「あなたを愛しています」
 お約束通り義理の文字が並べられている。
 わかっている、おきゅうは義理で書いていることを。
 でも、義理でもメールを打つのはおきゅうの意志。
 ひょうまを好きでも、メールを送信するときは三門の妻であることを思い出すだろう。
 ひょうまを好きでも子供がいる以上報われない。
 
(じゃあ、なぜ、一次キャンプ最終休日に2人は逢ったのか・・・)

 証拠はない。
 でも、2人のアリバイはあいまいだ。
 同じ時刻に2人はいなかった。
 今更、2人は何を求めて会うのだろうか。
(まさか、星君ば、きゅう子の子供を受け入れるとでも・・・?)
 おきゅうの子供は城戸涼介。
 ひょうまは、子供が城戸涼介であることは知らないのではないか。
(知らないだろう・・・)
 知ったら、ひょうまは城戸とまともに顔を合せられないだろうから、チームにいることもつらくなるはず。
 城戸がおきゅうの子供だとひょうまが知れば、とどめを刺せるのだろうか。
 苦悩する三門。        つづく


 

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連載小説更新しました。

よろしくお願いします。

ほんとに不定期ですみませんが、またよろしくお願いします。

巨人はシーズンが終わりました。

いまいる選手たちを大事に使って来季は優勝してほしいものです。


 一方、おきゅうの夫である三門ほうさくは、もやもやが増幅している。
 選手たちよりもひょうまばかりを観察していた。
 確かにひょうまはなんか浮かない顔を見せたり、眼に涙すらためたりしているようだが、なぜかその後は吹っ切れたかのような晴れやかな表情になり、積極的に選手たちに関わっている。
 コーチとしては当たり前な行動なのだが。
 
(昨日、2人は絶対会っているのではないか)
 ひょうまとおきゅう。
 2人が同時に外出しているのだ、確証はないが、三門の脳がささやくのだ。
(このまま放っておいたらやばいぞ)
 おきゅうにはどこぞの男にはらませられた子供が存在しているのだ、「きれいな」女としか付き合ったことのない、野球以外に世間からもまれてないひょうまには耐えられない事実だろう。
 現に事実を告げたときひょうまは驚愕していた。
 おきゅうに確認しているだろうことは想定内。
 おきゅうだって、ひょうまにうそはつけないだろう。
 だから、けーこと暮らしていくのかと思ったらまさこの離婚。
 今度は三門がびっくりした。
 理由は亡きみーなを忘れられないとのこと。
 ひょうまの口から発せられている・・・だが、どうしても、三門は納得できないでいる。
(昨日2人は会っているのではないか)
 おきゅうにも、ひょうまにもはっきりしたアリバイはない。
(2人が会ったってどうにもならんじゃなかとか)
 子供という存在が2人の前に立ちはだかっている限り。
 ひょうまはそれを許すことは絶対にできない。
(わしはすべてを受け入れる)
 そこまでの自信があるのに、なんか、心もとないのだ。

(このまま放置しておいていいのか)
 またも脳がささやく。
 那覇の気温は真夏並みだというのに、三門の身体はぶるぶる震えてきた。
 曲がりなりにもひょうまは独身。
 亡きみーなを忘れられないといったって、そんなものはいくらでも翻すことはできる。
(だってみーなさんは亡くなっているんだから)
 そりゃあひょうまの性格からして、離婚理由に関してさほどの追及もなかったし、ネットでそのことを検索しても
「もともと野球バカだったから思考もあんなもんか、しょうがないね」
「人間には興味ないんじゃね?」
 そんなもので、書き込みなども少なかった。
  
 あきこの結婚生活を破たんさせた贖罪としてあきこの望み通り一緒に生活を余儀なくされているひょうま。
 あきこのひょうまへの執着ぶりにはちょっと驚いたが、それはそれで好都合、ひょうまを縛り付けてくれるかと思った。   
(だが、しょせんきょうだいなんだから、いくらあきこさんが星君ば好きったって、法律的にしばりつけることば無理たい)
 ひょうまとあきこはあくまできょうだい、家族。
 行動を制限させようとしても、限界はあるだろうし、あきことて、家族愛の域は超えられまい。
 
(だから、なんとかしないと、とんでもないことになるぞ!) 
 脳が悲鳴を上げ、思わず三門は耳をふさいだ。 
 つづく


 

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こんばんは

テーマ:

連載小説を大体月に1回くらい更新していましたが、少し忙しく不定期とはいいながらもしばらく更新できないかもしれません。

すみません。

また落ち着いたら更新します。

 

野球は巨人がまさかのCS黄色信号!

もう全勝するしかとりあえずは道がない。

頑張れ!ジャイアンツ!

連載小説更新しました。

今回は1か月以上あいてしまってすみませんでした。

わが巨人・・・今4位です。

今夜のヤクルト戦勝てるはずだったのになー。

もったいない負けでした。

明日からの中日戦では3タテしてヤクルト中日に対しては5勝1敗でいってほしい、で3位を狙ってほしいです。

 

不定期ですが連載は続けますので宜しくお願い致します。

みなさんも熱中症気を付けてくださいね。


 二次キャンプが始まった。
 ひょうまの中では、なんか風景が違って見える。
(もしかして、俺の野球人生は開幕前で終わってしまうかもしれん・・・)
 そうなのだ。
 城戸涼介に真実を話したあとは、もうひょうま自身の意思で物事は進まなくなるかもしれない。
 真実を黙っていてほしいという頼むのも違う気がする。
 きめるのは城戸自身なのだ。
 同時に、ひょうま自身も、このことによって、おきゅうと一緒になれる、なろうと思えば。
(もちろん一緒になりたい)
 となれば、当然、城戸が言わなくたって世間に明るみにならざるをえない。
(また恰好のワイドショーネタになるのだろうか)
 世間に明るみになる前にも、三門と対峙するという難関が待っている。
 順番から言えば、城戸に話して、おきゅうとともに三門に話す流れか。
(形の上では俺は二度の離婚、そして他人の妻を盗る男、ましてや大昔に子供をもうけていたという、スキャンダルまみれなわけだ)
 牧も許さないだろうし、半も当然あきれかえる図が想像できる。
(マッキーS湖ナチュラルズ追放は必至だな)
 
 そう考えが至ったところで選手たちを見るとみんながいとおしく見え、目の前が涙でぼやけてしまう。
 指導者も含めると長い長い野球人生だったから。
 野球にすべてをささげた時期もあった。
 左腕さえもささげたほどだし。
(いや、もう間違いはしない)
 左腕崩壊時、野球を捨てきれずにおきゅうへの気持ちに気付かず、結果現在間違いだらけの人生になってしまった。
 おきゅうを三門と結婚させようと仕向けた間違い
 おきゅうに関係を求めたいことをほのめかされたときに断った間違い
 城戸涼介を妊娠したおきゅうが、ひょうまが当時こもっていた山奥にやってきたときに、彼女に気づけなかった間違い。
 やがてけーこと結婚した間違い。
 けーこと離婚したあと、復縁した間違い。

 ここでまた野球とおさらばすることをためらって躊躇したら、もうひょうま自身の本当の正しい人生に戻れないかもしれない。
(野球は俺の命だと思っていたのに)
 矛盾も感じるが、考えてみたら、もともと野球は故・父いっかつに仕込まれたものであり、仕込まれていく中で、ライバル鼻形との出会いなどで自らも野球を好きになっていったのだ。
 もともとは、野球をむしろ憎んですらいたくらいだし。
 となると、野球人生を送るようになったのは極端に言えばいっかつに操作されたともいえる。
(きゅう子さんへの思いは違う、誰からも影響も操作もされていない!)
 ひょうまの涙はいつの間にかとまっていた。
 正しい人生に戻る、というよりも、星ひょうま自身の人生のスタートになるのかもしれない。
 
「新たな人生の星を目指せ」
 左腕崩壊したときいっかつに言われた言葉。
 今、やっと、ひょうま自身が純粋に誰の影響も受けずに、新たな人生、つまりは、おきゅうとともに生きる人生を、       
星はもう目指さなくてもよい。
 頂点を求めるのではなく、おきゅうとの人生を一日でも長く続けて人生を全うする。
 それでよし。
 ひょうまは、ひとり力強くうなずいた。               つづく


 

またまた不定期な更新ですみませんがよろしくお願いします。

野球・・・わが巨人軍、交流戦散々でしたが、最後は盛り返しました。

中日戦も大丈夫かと思いましたが3戦目、そしてヤクルト初戦と、逆転勝ちしましたね。

交流戦の最終試合での亀井選手と高橋由伸が抱き合っている姿見て私も泣きそうになりました。

由伸かんとくの笑顔がステキです。

彼の笑顔が見ていたい。

 


 城戸涼介はおきゅうの子供、そして、おきゅうが結婚前に関係を持ったのはただひとり、星ひょうま。
 腹が減ったから沖縄そばを勢いよくすすり始めたがすぐ不安が勝ってしまい、箸をとめた。
 昔の話だから、結婚前に関係を持つということはハードルは高い。
 だが、おきゅうの場合、女番長、かつ人徳が非常にあったから、寄ってくる男だって数多いたはず。
 関係だって迫られただろう、そんな男たちを見向きもせずに・・・。
(俺とだけ関係した、しかも、俺とは合意ではなく、それでも彼女は満足だった・・・?)
 しかも、神様がいるのなら、なんていたずらを、いや、プレゼントなのか、城戸涼介を妊娠したおきゅう。
 本当にひょうまの子供なのだろうか、なんて疑いは微塵も思っていない。
 城戸の性格はひょうまによく似ている気がするからだ。
 シンパシーを感じたからこそ、チームドクターとは言え、まだ若い城戸涼介にさんざん自身の悩みを聞かせてしまった。
 親だと告げたあと、ひょうまは城戸の親ができるのか。
 故・父いっかつを思い出す。
「親らしいことは何ひとつしてやらなかった、ゆるせ」
 左腕時代、いっかつ相手に完全試合を達成し、いっかつはつぶやき、敵味方だった関係が親子に戻った。
(そんなことはない・・・)
 ひょうまは久々にいっかつとの日々を思い出す。
 確かにトレーニング漬けの日々で、楽しい毎日とは言えなかったが、学校でお金が無くなった事件の犯人にひょうまがされそうになったとき、いっかつは、日雇いの仕事を休んで学校にきてくれて、ひょうまの潔白を主張してくれた。(もちろん潔白で、誰もお金を盗んでおらずお金が出てきた)
 高校時代、監督と選手という立場になる前も、けじめの意味で遊園地につれていってくれた、このときはなんだかわけわからず楽しめなかったけど、いっかつが監督をやめて、ひょうまが再び
「父ちゃん」
 と呼べるようになったときには、眼が悪くなるからと禁じていた映画に連れて行ってくれた。
 ひょうまはひそかに見たいと思っていた作品だったが、あきらめていたし、野球も大事だったのでいっかつの言うとおりにしていた、姉あきこにもその願望は言ってなかったのに、なぜいっかつはわかったのだろうかと今でも不思議に思う。
 以心伝心?
 いずれにしても、ひょうまにとっていっかつは今でも大事な父親として心の中にいる。
 
 いっかつみたいに、父親らしいことができるのだろうか。
 即座にぶるぶると首を横に振った。
 だいたい、常に一緒にいたいっかつと比べること自体無謀だしハードルが高すぎるのだが。
 しかも、城戸がまずそんなことを望むのか、以前に、ひょうまを父親と認めてくれるのだろうか。
(はあ・・・)
 深いため息をつき、もはや食欲はどこかへ消え去ってしまった。
 おきゅうとは一緒になりたい。
 このことによって、おそらく城戸だって黙っていないだろうから公になるだろう、さすがに三門も観念するしかないはず。
(無論、三門さんのきゅう子さんへの愛情を思うと辛いが・・・)
 三門とは、いずれ対峙するときは来るだろう。
 三門には右腕投手として復帰するときに、ライバルチームの投手の癖を書き溜めた三門メモを拝借してさんざん世話になった恩義があるし、おきゅうに三門との結婚を仕掛けたのはひょうまだし。
 
 二次キャンプのことなんか考えられない精神状態・・・なんていうのは、昔のひょうまだったらの話で、今は確かにそうかもしれないが、キャンプはキャンプで全うしなければという気持ちは残っている。
(そのあたりは成長したな、俺)
 自分で自分をほめてやると、また食欲が戻ってきて、ひょうまは再びのびはじめたそばをすするのであった。
 つづく


 

またご無沙汰してしまいましたが連載小説更新しました。

よろしくお願いします。

わが巨人軍・・・交流戦を前に借金生活になってしまいました。

村田を使ってほしいなあ。

交流戦ではなんとか巻き返してほしいものです。


 城戸に真実を告げるとしたら、その場所は、2人の思い出の場所しかない。
「BAR霧笛!」
 2人の声が寸分たがわず一致した。
 すべては横浜、潮の香りが漂う霧笛から始まっている。
「あのとき、俺がちゃんと野球へのけじめをつけて“今”を見ていれば、きゅう子さんへの気持ちに気付けたかもしれん、気づけていればこんなことには・・・」
「いいえ、私が勝手にしたんですもの・・・あなたの気持ちは亡きみーなさんと野球にとりつかれていたのに、なのに勝手に・・・」
 2人の眼から涙が流れ落ちる。
「本来あるべき状態にするにはあまりに年月がかかりすぎたが・・・」
「本当にいいのね?ひょうまさん。もしかしたらあなた、野球を失うかもしれないわよ」
「フッ・・・そうなるだろう。万が一にも城戸先生がこの事実を胸にしまってくれると言わん限りは。だが、野球を失う覚悟は考えてみたら、1回している。君に真実を告げられたあのとき・・・この真実を告げられなかったら、俺は君を三門さんから奪うつもりだったのだから」
 また2人はきつく抱き合った。
「きゅう子さんだって・・・今の地位を失いかねないぜ。君の信頼度はがたおちになるんじゃないのか?」
「もういいの、あなたが野球を捨てる覚悟があるのなら私だって・・・。それに、私のことをわかってくれる人だってゼロでなければ、細々とでもカウンセリングは続けていけると思う・・・」
「そうか。じゃ、しばらくは君に面倒見てもらえるかな。俺、野球バカだからな、ほかのことは何もできん、ああ、また日雇い労働やってもいいか。あれだけは経験があるからな、ははは」
「そうよ、ひょうまさん。三十余年前のあのときだって、私に頼ってくれれば、こんなことには・・・」
「だよな。頼るのも遅すぎッてわけだ。でも、一生やり直さないよりはましだろう」
 
 BAR霧笛は横浜にあり、城戸涼介は信州在住なのだから、どうやって誘うかも考えなければならなかった。
「呼び出すまでは心苦しいがうそをつくしかないな」
「いついうの?」
 今はキャンプ中だしさすがに身動きとれない。
 オープン戦になれば東京での試合も行われるのでそのときか。
「幸い、城戸先生は有坂咲さんと会うために休みの日は上京して会っているらしいから、そのタイミングがあえば」
「そうね・・・そうか、有坂咲さんのお父さんのカウンセリングもうまくいったので、そのお話しでもしたいといえば、さほど不自然でもなく涼介を呼び出せるわね」      
 やはり、城戸に真実を話すときは、もう「城戸先生」と呼ぶことはまずいのだろうなという思いがひょうまの頭をかすめた。 
 
 帰りも当然2人は別々に行動。
 城戸に真実を告げるまでは、絶対2人のことはばれてはまずい。
 おきゅうが先にでて、ひょうまはホテルよりはるか手前でおろしてもらうと、「ほんとに」一人でぶらぶらし始めめた。
 気持ちはまだ高ぶっている。
 こんなままあきこと会ってへんなぼろがでたらひとたまりもない。
 おきゅうは大丈夫だろうか。
 案外、女のほうが肝が据わっているから心配無用か。
 ひょうまは深呼吸を繰り返しながら、平静を取り戻そうと、あてもなく歩き回り、空腹を覚えると、まともな感覚が戻ってきたかなと安心し、眼についた沖縄そば屋に入る。
 そういえば、おきゅうと朝会ってから今まで何も食べていないことに気付いた。
 あっという間だった、おきゅうといると、ほんとに時間が早くたつ。
(だが、次に会うときは、城戸先生に真実を告げるとき・・・)
 そのあと、ひょうま、おきゅう、城戸はどうなってしまうのだろうか。
 つづく


 

久々に連載小説更新しました。

よろしくお願いします。

巨人もなんとかやっています。

FA選手はどうしたんかい、そして村田をぜひもっと使ってほしいです。

みなさんもよいGWをお過ごしください。

 


 ひょうまとおきゅうが城戸の話をしなきゃいけないのに欲望を抑えきれず解消しているころ・・・。

 三門はホテルの展望ラウンジでひょうまの姉あきこと向かい合っていた。
 本来なら向かい合う相手が違うお互いに。
 おきゅうと向かい合っていたなら、ホテルから見える那覇の景色も光り輝いていただろうが、今は景色も目に入らない。
「星君はどげんしたとですか?」
「・・・今日は一緒にいられる最後の休日だから、どこかへ出かけようかと楽しみにしていたのに、さっさと出かけてしまいましたわ・・・」
 肩を落とすあきこ。
「どこへ!誰かと出かけるとかいいましたっでしょうか!?」
 知らずのうちに詰問している三門。
「・・いいえ、何にも言わず、私にもいい大人なんだからひとりで過ごせよって・・・昔はもっと優しい子だったのに・・・」
 涙ぐみさえするあきこにさすがに三門は引きかけたが、そんなことよりも、今の関心は、ひょうまがどこへいったのかということ。
(まさか・・・)
 ひょうまとおきゅうが脳内で重なろうとしているのを必死で引きはがそうとしている。
「誰かと一緒に行ったとかいいませんでしたっでしょうか?」
 再度質問、いや、警察の取り調べかというような口調。
「・・・ひとりだと思いますわ・・・。確か、誰とも会いたくない、ひとりでぶらぶらしたいんだって・・・そんなに私と一緒にいるのが嫌なのかしら・・・これが最後なのに・・・」
 今生の別れじゃあるまいし。
 ひょうまもこれじゃ大変だ・・・と、人のいい三門はちらっとひょうまに同情する。
 なら、本当にひとりでぶらぶらしているのだろうか?
 おきゅうは世話になった人と会っている。
 誰か名前を聴けばよかった。
(なんかそこまでするのはわしがみじめに思えてできんかった・・・)
そんなちっぽけなプライドなんかかなぐり捨てればよかったがもう遅い。
もし、ひょうまとおきゅうが今日会っているのなら・・・。
(いや・・・最悪会ったって、星君にはなにもできんはずたい・・・)
おきゅうにしたってそうだ。
城戸涼介が横たわっている限り、2人はどうにもなれないはずなのだ。
(わしはすべてを許す覚悟はできているし、もう許しているたい・・・)
とはいえ、このままじゃ何か心もとない気がしてきた。

ひょうまは、おきゅうと思い切り抱き合った。
会ったとたんから、時間を忘れて。
何回求めただろうか・・・。
さすがにもう疲労困憊し、時刻を見るともう昼をとっくに回っていた。
「・・・こんな場面でいうのもなんだが、はあはあ・・・本題はこっちのほうだから・・・はあ・・」
息を整えながらひょうまが切り出す。
「もう、城戸・・・今までの呼び方で言わせてくれ、城戸先生にはちゃんと話すべきだろうと思うのだ」
「そうね・・・もし、いつかどこかからこのことが涼介にわかったとき、間違いなく私は後悔すると思うし」
「俺も・・・。タイミングとしては、2人の結婚前がやはりいいと思うのだ。」
 おきゅうも深くうなずいてくれた。
「場所はやはり・・・」
 おきゅうははっとして目を見開いた。
 つづく 


 

久々に連載小説更新できました(汗)

よろしくお願いします。

わが巨人調子いいですねー♪

1敗しかしてません。

昨日もマイコラスで勝ったし、その前は内海も勝てたし。

今日は阪神戦途中雨で中止になりました。

残念ですがしょうがないですね。

このまままた連勝していってほしいです。

 


知り合いの宿の場所は聞いていたし、直接行くのではなくその近くで宿の人間と待ち合わせをすることに。
「そうすればもしマスコミに見られてもひょうまさんは男性と会ったということになるでしょう?」
なるほど。
おきゅうも念には念を入れてくれているわけだ。

おきゅうの手筈通り、ひょうまは宿の主人の男と会うふりをして男の運転する車に乗って宿へ。
「うちは見てのとおり、見た目は普通の一軒家なんですよ。でも、中はちゃんと宿として機能してますからね」
これならほんとに男の家に入っていくようにしか見えない。
「きゅう子さんはもう到着してますよ」
「そうですか」
途端心臓がどきどき波打ってきて、男にはばれてないとわかっていても、ひょうまは咳ばらいをしてごまかす。
真剣な話をするにしても、おきゅうと一日2人きりでいられる。
「こちらのお部屋です、私はここまでで失礼します」
ひょうまは礼を言うと、部屋へ入った。
「ひょうまさん!」
かけよってくるおきゅうをひょうまはためらいなく抱きしめていた。
「会いたかった・・・」
「俺も・・・」
だが、今日は城戸涼介の話をしなければならない。
ならないのだけど、ひょうまはおきゅうとキスをし、胸に手がいく・・・。

そのころ、ホテルでは、一人ぼっちにされた三門が展望ラウンジで呆然と座っていた。
一次キャンプ最後の休み。
休みが終わり二次キャンプになったらおきゅうは帰ってしまう。
だから、一緒にいたかった。
なのに、沖縄時代の世話になった人と会うのだと出かけられてしまったのだ。
「私はもうすぐ東京に帰らなきゃいけないし、なかなか沖縄にも来れないから昔お世話になった人に挨拶しておきたいのよ」
「そげんこつ、今日じゃなくても今までもできたじゃなかか」
「だって、まだ私も一緒にいなきゃいけないと思ってたから、いる間でいいかなって・・・」
一緒にいなきゃいけない・・・三門と一緒にいることは義務なのか?
「約束は忘れんでくんしゃい、離れたら毎日メールしてくんしゃい」
「もちろんわかってるわよ。愛してるって書けばいいんでしょ?」
義務で書いてくれるのかと、暗い溜息をつく三門。
でも、義務でも毎日書けば、少しは歯止めにつながるのかもしれない。
歯止め・・・なんの?
ひょうまの顔がちらついている。
(大丈夫たい・・・)
いくらひょうまがけーこと離婚したって、おきゅうとどうにかなることはできないはず。
おきゅうには誰の子かわからないが城戸涼介という子供がいるのだから。
その一点だけで気持ちを保っている三門。

そんな三門の視界にあきこが入ってきた。
「あ・・・あきこさん」
「三門さん・・・おひとり?」
「あきこさんも・・・?星君は?」
あきこは泣きそうな顔になり、首を横に振った。
途端、ぼんやりしていた三門の眼がしっかりとあきこを見る。
つづく

 

巨人3連勝!!

テーマ:

みなさん

ご無沙汰しています。

連載小説がなかなか更新できずにすみません。

前回更新したときはまだキャンプ中でしたが気が付けばもう開幕3試合終了(汗)

そしてわが巨人軍は中日相手に3連勝!

オープン戦はぶっちぎりの最下位だったのでどうなることかと・・・は思ってませんでした。

オープン戦はあくまで調整練習の場。そう言い聞かせていました(笑)

それに運のいいことに今年はWBCで世の中もそして私自身も盛り上がっており、オープン戦はほとんど注視していませんでした。

 

開幕してふたをあけたら巨人打ちます打ちます。

特に2、3試合目は逆転勝ちですからね。

昨日の阿部のサヨナラ逆転ホームランはしびれました!

サイコーデス!(笑)

 

次は横浜。

いよいよ菅野登場です。

WBCメンバー筒香との勝負も楽しみです。