現在、「巨人の星」の続編ともいえる「その後のひょうま」→連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」を当ブログにて連載中。

巨人の星ファンの方はぜひ、そうでない方もご興味もたれましたら、読んでみて下さいね(~o~)

主な登場人物 (いずれもマッキーS湖ナチュラルズメンバー 関係者です)

星ひょうま(投手コーチ 元巨○軍投手 現在独身)

三門豊作(打撃コーチ 元ベイ選手 現在元女番長おきゅうと結婚)

城戸涼介(チームドクター)

美波理 (一軍投手。城戸と同じ施設出身だが、美波家に養子に入った)

有坂咲 (美波の婚約者だが・・・)

おきゅう(元女番長で現在三門の妻 カウンセラー) 

 

鼻形みつる(監督。元タイガース、スワローズ選手)

半ちゅうた(広報、ひょうまの元妻けーこと結婚するも離婚 別の女性と再婚している)

けーこ(女優。現在ひょうまと復縁にむけて進行中・・・??)

牧  (チームオーナー、漫画家。もともとひょうま、半の高校の同窓生)




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2012-02-12 10:11:23

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」その242(サプライズ復縁へその2)

テーマ:マッキー連続小説

 今日は天気がいいですね。ドキドキ

 次回更新は週半ばの予定です。

 

 扉の向こうが人生を決めてしまう場所になろうとは、ひょうまは夢にも思っていない。
 とにかく変だなということだけはわかっているも、パレードのあとのサプライズパーティ、チームがらみのイベント以外考えられないでいる。
(なぜ俺だけが一人でここにいるんだろうか)
 首脳陣がタキシードを着ているのなら、首脳陣全員がここで待機して、開けたら選手スタッフにお祝いしてもらうというパターンが自然なのではないか。
 合図があったらしい、従業員が扉をさっと開けた。
 まずライトのまぶしさにひょうまは目を細める。
 赤いカーペットが敷かれ、その両脇に丸テーブルが並べられてあって、スタッフ選手らはその場に立ち上がってひょうまに向かって一礼。
 つられてひょうまも頭をさげる。
「私が誘導しますのでご心配なく」
 従業員にささやかれ、ひょうまはちょっと不安になった。
(何が起ころうとしているのか・・・)
「では、これから、サプライズパーティを開始したいと思います」
 司会はチームの宴会部長と呼ばれる投手北島。
「では最初に鼻形監督から簡単にご挨拶を。監督、あとでもう一度挨拶があるので超短めにお願いしまーす」
 おどけた口調で周囲から笑いが漏れる。
「はい。そうですね。今日は二重におめでたい日になるわけで、ここではわがマッキーS湖ナチュラルズが発足わずかで日本一にのしあがったことに改めて選手諸君、すたっふーのみなさんに、はい、ここ笑いどころね、感謝しつつ、また来季も日本一を取れるよう頑張りましょう。はい、北島くん。これでいいかな?」
 ここでも笑いをとり、鼻形は満足そうにマイクから退いた。
(・・・・鼻形さん、タキシードじゃない!)
 普通のスーツ姿だった・・・石川の言うことはうそだった・・・。
(二重のおめでたい日・・・って、あとは何がおめでたいんだ!?)
 ライトのまぶしさに慣れたひょうまはすばやくみんなの格好をチェック、果たして、ひょうま以外は全員普通のスーツ姿であった。
(俺だけがタキシード・・・おめでたい日・・・って俺に関係あること?)
 一瞬、誕生パーティでもやってくれるのかと、だが、ひょうまの誕生日は今日でも今月でもない。
 
「はい、では日本一のコメントはここまででーす。パレードはまだあるし、日本一のお祝いはまだ続きますが、今日はこれから、わが投手陣の面倒を見てくれました、星コーチと・・・」
 ひょうまの目が思い切り見開かれた。
 北島の言葉に合わせ、ウエディングドレスに身を包んだけーこが立ち上がり、レッドカーペット延長上に歩を進めるではないか!
(・・・これは・・・!)
 何が起ころうとしているのか、はっきりわかったと同時に、けーこがくるりとひょうまの方を向いた。
 おそらく、今、2人は対極的な表情をしているだろう。
 とびきりの笑顔を見せるけーこと、とびきり困惑の色を強めるひょうま。


 けーこは、ひょうまの顔を見てとびきりの笑顔が凍りつきそうになった。
(・・・でも、だからこそ、サプライズ復縁が必要だったのよ・・・)
 つい、最近までは、ひょうまの気持ちを全く疑ってもいなかった。
 今年の初め、ひょうまの気持ちを確認し、以後、半がデブ専と再婚してからは非公式ながらも、自由にひょうまと会ってきたが、ひょうまは結婚していたときよりもさらに、けーこを愛してくれてるように感じていた。
 メールも毎日何回となく交換し、ひょうまが東京遠征のときは、ずっとけーこのマンションに滞在、試合に勝っても負けても、滞在中のひょうまは優しかった・・・いつのころからか・・・けーこに牧が言い寄ってきたときからなのか・・・美波復活パーティの前あたりから様子がおかしかったと思う。
 つづく

2012-02-10 19:10:18

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」その241(サプライズ復縁へその1)

テーマ:マッキー連続小説

小説更新しました。よろしくお願いします


 控え室にひょうまを閉じ込め、サプライズ披露パーティの最終準備が整えられていく。
けーこもすでに到着しており、ウエディングドレスを着せられていた。
「星くんはともかく、けーこさんに関しては、マスコミに知らせなくてもよかったのだろうか・・・?」
 牧が半に確認する。
「わしもそれは思ったんじゃが・・・」
 準備に加わっている三門をチラ見する半。
「確かに復縁パーティだが、日本一をとったマッキーチームの投手コーチ星の復縁ということで、星を驚かして喜ばせようという主旨だからして、今回はけーこさんよりも星を優先して、ま、マスコミは知った順に報道してもらえばええかと・・・三門えらく張り切ってるんだよなあ・・・」
 三門の名前が出ると、牧の表情が一瞬緊張した。
「牧、どうかしたか?」
「い、いや、まあいいか。今の世の中、ネットもあるし・・・まあ、マスコミ対策は広報である君に任せるよ・・・」
 
 控え室でひょうまは一人待たされている。
(なんなんだ・・・)
 外に出ようとしたら、選手会長の今季四番で活躍した石川が見張りのごとく立っていた。
「星コーチ、今しばらくお待ちください」
「今しばらくったって、なんなんだ?どういうパーティなんだ?」
「さあ・・・サプライズですから僕も知りません」
 しれっと言う石川。
「ならなぜ俺の見張りをするんだ?」
「まあまあ、もう少しで星コーチも幸せになれますか・・ら・・」
 石川は慌てて口をつぐんだように見える。
「俺の幸せ?」
「・・・いえ、俺たちの幸せですよ・・・」
 石川が無理やり取り繕った感が伝わり、ひょうまはトイレに行きたいと言う。
「そうですか、じゃ、僕も一緒に・・・」
「石川、連れションは俺の趣味じゃないよ」
 振り切ろうとするも、石川は張り付くようにしてついて来るので、ひょうまは会場の偵察もできず、結局本当にトイレに行き、いきんでいきんでやっと少量の用足しをする始末。
 控え室に再び押し込まれたひょうまは、石川の格好を思い出す。
(普通のスーツだった・・・)
 まさか、ひょうまだけがタキシード?
 ひょうまはドアを開けて石川に確認する。
「あ・・え・・その、ああ、首脳陣の方々はタキシードですよ・・・」
 本当か?(大ウソ)
「あと10分で開始ですから待ちましょうよ」
 石川に懇願され、ひょうまは控え室に戻り、一応鏡で襟などのチェックをする。

 控え室に入ったひょうまを確認すると、石川は監督鼻形に
「一刻も早く始めてください。もうだましきれません、」
 泣きのメールを入れていることなぞ、ひょうまは全く知らない。 
 
 いよいよ、サプライズひょうまとけーこ復縁パーティの準備が整った。
 ひょうまは白鳳の間の前まで石川に連れて行かれると、
「この前でお待ちください」
 先ほどとは違い、おごそかな声で言われる。
 石川が中に入るのと入れ違いに、ホテルの従業員がやってきた。
 つづく

2012-02-09 14:44:16

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」その240(パレードその2)

テーマ:マッキー連続小説

連日更新できるときとできないときがありますが、よろしくお願いします!!


 ひょうまがおきゅうと視線を絡めた中間地点からしばらく進み、パレード車は、右折すれば最近はパワースポットとして何気に有名な神社に向かう交差点を過ぎた、そのときだった。
 城戸医師は、わが目を疑う、人波の中に目立たぬようにひっそりとたたずんでいる有坂咲を見つけたからだ。
 多分、咲はパレード車すべてを凝視していたのだろう、目立たぬようにしていながらも、ひょうまとおきゅう同様、視線が絡まりあった。
 驚く城戸。スローモーションのように風景が動いていく中、深く一礼する咲が遠ざかっていく。
 まさか、こんなところに来るとは・・・と、城戸はハッとして前方に目をやった。
 城戸が乗っている車の3台ほど前には、美波ら投手陣が乗る車が。
 もし、美波が同じ方向を向いていれば、絶対咲に気づくはず、それに・・・。
(咲も美波にも会うことは当然承知のうえで来ているはずなのだ・・・)
 グレイのスーツ姿の咲は、場の雰囲気とは到底かけ離れている。
 むしろ、咲は、美波に謝罪のつもりで来たのではないだろうか。
 童心に戻っていた時間が一気に現在に引き戻され、咲のもとへ駆け寄りたくなってしまう衝動にかられてしまい、城戸は深呼吸した。
 今咲と会ったところで、事態はなんにも変わらない。
 むしろ、打開策もなく辛いだけかもしれない。
(・・・生死不明の親のために・・・)
 未だ超理不尽さを感じているのも事実、だが、咲の父親を思うと、強引に結婚話を進めることもはばかられる。
 一旦2人は同じ理由で別れているわけだし。
(・・・美波君が咲ちゃんに気づいてればいいが・・・)
 相変わらず人が好い城戸であった。



 S湖インターチェンジを過ぎたところにある広場にてパレード終了。
 箱根駅伝同様、パレード車が通過すると、警備が解かれ、潮が引くように通常の静けさに戻っていく。
 広場で牧、鼻形が挨拶をして、行事は終了となった。
 その後、サプライズパーティのために、皆、球団のマイクロバスにてみずうみのほとりホテルに移動。
 ひょうまは、サプライズパーティといっても、パレードの延長で、日本一のパーティを行うんだろうと一人で想像している。
(ほほえましいな・・・)
 初日本一にとことん酔うのも悪くあるまい。
「星さん、あちらで着替えていただきます」
 ホテルにつくやいなや、係りの女性に誘導されるひょうま。
「え・・・ほかの皆は?」
「ご心配なく」
 営業用微笑返しに、ひょうまは小首をかしげる。
 美波復活パーティを行ったときと同じ控え室に連れて行かれたひょうまは、係りの女性からスーツを手渡された。
「これに着替えていただきます」
 広げると、薄いグレイのタキシードではないか。
「あ・・・これ、俺が着るんですか?」
 当惑するひょうま。
「はい。私がお手伝いいたしますので大丈夫ですよ」
 そういうことを言ってるんじゃなくて・・・。
「あの、今日は何のパーティですか・・・?」
 聞きかけて、所属チームのパーティのことをホテル従業員に尋ねるなんて間抜けだと思い、ひょうまは言われるがままに着替え始めた。
 サプライズということは、もしかして、全国ネットで中継予定があり、芸能人らも日本一のお祝いに駆けつけてくれるのかもしれない、ならば、華やかな格好が妥当なのだろうし・・・。
 牧の人脈からすればありうることだし、違っていても、パーティには違いないのだから、深く考えることはないだろう、ひょうまの気持ちは、再びパレード時同様高潮していく。    つづく

2012-02-08 14:37:21

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」その239(パレードその1)

テーマ:マッキー連続小説

また、今日から寒くなりそうですね。

みなさん、体調には気をつけてください。 


首脳陣チームの車に乗っているひょうま。
 こんなに人口がいたのかと思うほど、沿道にはファンがひしめいている。
 「応援ありがとうございます!」
 叫びながら手を振りまくる首脳陣たち。
 日本一になって本当によかった、勝てば官軍。
 ひょうまは、巨○軍にいたときよりも、気持ちが高ぶるのを感じていた。
 巨○軍で現役のときは、k上監督のもと、V9時代の最中だった、したがって勝つのは当然であり、ペナントレースで優勝しても、日本一になっても、選手たちはファンとのこんな交流は持たなかったし、当時は野球だけやっていて勝ちさえすればファンはついてくるという傲慢な考え方だったが、昨今ではファンを主役にすえなければ野球界は成り立っていかない。
 今度の日本一は、ファンと共につかんだ日本一・・そういう意味では新鮮な思いになるひょうま。
 晴天が多いS湖地方だが、季節的にはユニフォームだけでは肌寒く、手袋をする選手たちもいたが、ひょうまは素手のまま。
 パレード行程中間あたり、国道に向かう道路との交差点付近に差し掛かったとき、手を振り続けるひょうまの手が止まった。
(・・・・え・・・!?)
 レストランの窓からちらりとだけだが、おきゅうと目が合ったのだ・・・。
(来てたのか・・・)
 パレード車なので通常の車よりははるかにゆっくりで、スローモーションのごとく、ひょうまとおきゅうの視線が接近し、離れていく。
 超サプライズ。ひょうまは心臓がぶっ飛びそうなくらいどきどきして、しばらくの間、おきゅうがいたレストランに釘付け。
「星くん、どうかしたとですか?」
 一瞬にして別のどきどき感に包まれてしまうひょうま。
 三門に見られたか!? 注意深く表情を見るも、問題はなさそうだ。
 どうやら、三門は、おきゅうがいたレストランと反対側に向かって手を振っていたようで、ひょうまはこっそりと安堵のため息をつく。
「パレードのあとも行事があるたい、気を緩めんでくんしゃいよ」
 ああ、サプライズ行事のことか。
「大丈夫ですよ」
 あえて軽めに返事をすると、ひょうまは再び笑顔に戻る。
(おきゅうさんは俺に会いに来たのだろうか・・・もしや、三門さんが呼んだから来たのか・・・)
 ふと不安になるひょうまだが、いや、と思い直す。
 家族なら、沿道にまぎれる必要なぞないから。
(やはり俺に・・・?)
 ますます気持ちが高揚してきて、ひょうまは、さらに声を張り上げ、手の振りもことさらオーバーになる・・・。


 一方、城戸医師はひょうまたちの車から数台後ろの車に、裏方スタッフたちと乗っていた。
 今回、球団はスタッフにも選手と同じユニフォームをあつらえている。
 初めてユニフォームを袖に通した城戸は、昔の夢を回想していた。
 美波が施設にやってくる以前は、施設イチ運動神経がよかった城戸、プロ野球選手になりたいという淡い憧れを持っていた。
 もし、一般家庭に生まれてたら、夢をなんとなく中途半端に追い求めていたかもしれない。
 しかし、自分で生きる道を見つけなければならない城戸に適当は許されなかったし、何かをやり遂げたいという気持ちがあった城戸は、スポーツをすっぱり捨てて、勉学の道を選んだのである。
(こんな形でまた野球に関われるとは、そして、ユニフォームを着れるとは・・・)
 最近は有坂咲のことで悩んでばかりの城戸だったが、今日ばかりは、子供のようにわくわくしてパレード車に乗っていた。  
 城戸にもサプライズが訪れようとしている・・・。   つづく   

2012-02-05 15:32:37

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」その238(同類項)

テーマ:マッキー連続小説

 日曜日、巨人宮崎キャンプはワンクール終わりました。

 宮國投手に注目してます。


 三門は、けーこを同類項だと思っている。
 今度のサプライズ復縁パーティにしても、けーこの協力なくては成立もしなかったかもしれない。
 しかも、正しい協力だ。
 ひょうまにはとにかく内緒にしまくり、かつ、迅速に復縁にいたる、三門はけーこにはっきり伝えてないが、けーこは、三門の提案を三門の思惑通りに理解してくれてきた。
 婚姻届記入及び提出。
 これの成立なくして、三門が描くサプライズ復縁パーティは完了しない。
 もっと言えば、おわかりだろうが、法的に復縁できれば、ぶっちゃけ、パーティなんかどうでもよくて、婚姻届が役所に受理されればそれでいいのだ。
(しかし、周知させることも必要。簡単に離婚に至らないためには・・・)
 うっすら、前回もテレビ局とタイアップしてまで盛大な披露宴を挙げたにも関わらず、一度目の離婚に至ってしまったことが頭をよぎるも
(二度も同じ失敗は世間的に許されんたい・・・)
 三門は、けーこに話し続ける。
「物事ば、タイミングが大事たい。常識的には、後日のプライベートな披露宴なり、二人で書くなりだと思いまっす。じゃが、本来は常識じゃなく、当事者の気持ちを優先すべきじゃなかかと思うとです。どげん思いますか?」
 当事者にはひょうまも含まれるはず、ひょうまの気持ちはどうなのか?なぞ、当然考える必要なし。
「・・・三門さん・・・私としてはできるだけ一日も早く、正式に復縁したいんです・・・でも、どうして三門さんはそんなに私を気遣ってくださるんですか?」
「そ、そりゃあ、星くんの友人として、彼には幸せになってほしか・・・」
 本当は三門が幸せになりたいだけ・・・いや、ある意味、ひょうまにはけーこと復縁するのが身の丈にあっているという、三門の親切心・・・ちょっと違うか。
(何の苦労ばしてない坊ちゃんはちやほやされてる嬢ちゃんがお似合いばい・・・)
 おきゅうの重大な秘密を丸ごと受け入れられるのは・・・
(わしだけたい)
 それを思うといつも胸がつぶれる思いになってしまう三門。
「三門さん・・・私・・・できたら、最初のサプライズパーティで、婚姻届を書いて、すっきりさせたいんです。対外的にもはっきりしてわかりやすいんじゃないかと思うんです」
 最後はとってつけたような物言いだが、けーこもひょうまと復縁したくて焦っている様子がびんびん伝わってきた。
「わかったとです。なんとかしますたい」
 
 けーこを「利用」して、三門は半を論破。
「そうさな、けーこにもいち早くわしみたいに幸せになってもらわにゃいけないかもなー・・・」
 まだ若干屈託を残しつつも、半はプログラムに婚姻届記入コーナーを設けることに承諾してくれた。
 かつて愛したけーこを、親友ひょうまにまた取り戻されてしまう半。
 けーこの意志もあることだから仕方ないが、同情を禁じえない三門。
(しかし、星くんとけーこさんはずっと一緒にいてもらわなければ困るたい)
 けーこにはこだわらない、半のためを思えば、けーこ以外のほかの女性でもよかったのかもしれない。
(おきゅう以外の女子なら誰でもよか)
 
 球団事務所からパレードが始まった。
 事務所から、S湖畔を少し回り、S湖インターチェンジまでのいわば、S湖市のメインストリートをゆっくり走行する。昔のS湖市は、駅前の国道がメインだったが、今は国道よりも、新しく出来たインターチェンジからS湖畔を一直線に結ぶ道路に店も集中し、賑わっている。
 道路沿いは、まるで箱根駅伝を応援する住民を髣髴とさせ、警備員がしっかりガードしてなければ今にも道路に飛びだしていかんばかりに、かぶりついてるファンたち。
 球団側でも箱根駅伝を参考にしていて、ファンが振る紙製の球団旗には、くじ番号を記載、後日はずれなしの景品交換を行う旨周知してあり、市内美化推進にも協力している。
 選手、スタッフはみな、笑顔でパレード車から手を降り始めた。    つづく 

2012-02-04 11:10:56

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」その237(サプライズイベント)

テーマ:マッキー連続小説

今日はこちらは天気はいいですが風が強いです。

連載更新しました。よろしくお願いします。


 パレード用のユニフォームが特別に用意されているから、手ぶらで球団事務所へ行けばいいと三門が言う。
「そこまで・・・すごいな・・・」
 しかも、球団事務所に行くと、裏方スタッフ、トレーナー、チームドクター、つまり城戸医師も集まっていた。
「今回は、球団関係者全員がパレード車に乗ります。なので、かなりの台数になります・・・」
 市内の主な道路を網羅するということで、数日間にわけてパレードを行うということだが、初日の今日は、市内のメイン、国道をパレードし、初日だけ、球団あげてのパレードにするという算段らしい。
「尚、終了後は、サプライズがありますので、全員そのまま、みずうみのほとりホテル、白鳳の間に集まっていただきます」
 サプライズと聞いてもなぜかざわつきが見られず、ひょうまだけがひとりきょろきょろして焦りだす。
「俺、白鳳の間で着るようなスーツ持ってきてないけど・・・一旦帰る時間あるのかな・・・」
 三門に聞こうとしたが、姿が見えない。
 かわりに視界に入ってきたのは美波理。
 破談の報道が流れたばかりもあってか、選手の輪から少し離れた場所に一人立っている。
 当然ながら、城戸医師には近づくことはなく、城戸医師も、選手のほうには行くことなく、スタッフと会話をしていた。

 三門はパレードのことなど全くどうでもよかった。
 三門にとっては、パレード後のサプライズが重要なイベントなのだ。
 イベントに関しては、さりげなく、半に意見を通した。
 さりげなく、というのは骨が折れるもので、まず、三門が意見を言うという不自然さを感じさせないようにするところから神経を使った。
 半の単純明快さも手伝って、それほど三門の介入も胡散臭くは思われなかったような気がするが、はっきり意見が対立した場面がある。

 今回は、球団の仕事に携わる人々のみでイベントを行う。婚姻届にサインをして提出する。 

 三門は、理由を考えるのに苦慮した。
 イベント、つまり、ひょうまとけーこの復縁披露パーティにおいては、おきゅうを呼ぶことは避けたかった。
 テレビ放送されてしまえば、おきゅうも知るところになるだろうが、終わってしまえばどうでもよい。
 おきゅう以外は、本当はひょうまの姉、あきこは呼ばなければならない存在なのだが、普段、球団は家族ぐるみでイベント参加を推奨しているのに、あきこは呼んでおきゅうは呼ばないでは、不自然だろう。
「いいじゃないか。おめでたいパーティなんだから、おきゅうさんも来たい奴はみんな呼べばいいじゃないか」
 何をまどろっこしいことを言うのかといわんばかりの半。
「・・・その、おめでたいこつじゃけん、1回で終わらせることはなか。何度でもやればよかたい。まずは球団として復縁披露を行う、落ち着いたら、今度はプライベートな披露宴、家族友人を呼べばよか・・・」
 ふうんとうなずいた半だが、
「んじゃあ、婚姻届は、急がんでも、プライベートな披露宴で書くのが妥当じゃないかえ?」
 半の言うことはもっともだ。
 もっともを覆すにはどうすればよいのか。
(かつて星君の大リーグ魔球打倒ば考えたとき、通常の考え方ではひらめかせることは不可能だった・・・)
 しかし、三門は打倒チャンスを鼻形に奪われていたのだが。
(今度はわしの手で、星くんの止めを・・・いや、永久におきゅうと決別させるたい・・・)
 三門は、半に論破すべく、もう一人の主役、けーこに連絡をする。
 今回のサプライズにけーこは即座にのってきた。
 きっと、ひょうまから適当にあしらわれていて不安な気持ちになっているのではないか?
 おきゅうとひょうまが連絡をとりあった事実がある、なんてことは、勿論けーこは知らないだろう。
「婚姻届についてけーこさんの意見ば聞きたかですが」
「・・・婚姻届は・・・また後日というのが普通なんでしょうね・・・」
 正論を仕方なく言っている、本意ではないような感じが汲み取れた三門。            つづく

2012-02-03 17:57:20

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」その236(君の朝?)

テーマ:マッキー連続小説

今日は那覇以外はなんと全域氷点下だったそうですね!

ほんと寒いので体調気をつけましょう。

豪雪地域の皆様、雪が落ち着くことを願っています。 


もし、城戸が意志に反して咲をあきらめてしまったとしたら、もう、本当に城戸は一生女を愛さないと決めてしまうだろう、ひょうまは亡きみーなの葬儀を思い出した。
 ひょうまも同じことをみーなに誓った、が、ひょうまは当時17歳、まだ若すぎた。
 だから、結局現在禁をすっかり破っている。
 もう30歳過ぎの城戸が、またも女を封印してしまったら、本当に一生・・・。
「いいですか?先生から断ることのないようにしたほうがいいですよ」
「・・・それでいいんでしょうかね・・・」
「思い通りにならない人生をわざわざ作り出す必要はないでしょう」
 今度はゆっくり首を縦に振ってくれた城戸。
 
 城戸を励ますために勢いつけてワインをがぶ飲みしたのが、城戸宅を辞してから一気に回ってきたようで、ひょうまの足取りが危うくなっている。
「いかんのだ・・・俺のようになっちゃあいかんのだ・・・」
 そればかりぶつぶつ言いながら、ひょうまはマンションには戻らず、S湖畔のベンチにたどり着くと、そのままごろっと寝転んでしまった。
 
 どこかで音が聞こえている・・・・。
 規則正しいチャイムの音・・・ひょうまは薄目を開ける。
(ここは・・・?)
 がばっと飛び起きる、S湖を取り囲む山から朝日が昇ろうとしていた。
 相変わらずチャイム音は続いており、ひょうまはズボンのポケットをまさぐる。
(携帯か・・・)
 まだ酔いが完全に抜け切れておらず、緩慢な動作でひょうまは携帯を取り出した。
「もしもし・・・?」
「ああ、ひょうまくん?鼻形だがね、今日はパレードだからね、わかってるだろうね?」
「はあ・・・おはようございます・・・珍しいですね、鼻形さんが予定の確認してくるなんて・・・」
 だんだん脳内覚醒してきたひょうま。
「い、いやあ、日本一の監督としてだね、気合を入れてもらわなきゃと、監督自ら電話してるわけだ、じゃ、球団事務所で」
 鼻形は自分で電話をかけてきておいて、最後はなんだかそそくさと面倒な感じで電話を切るんだなと、若干不思議に思うも、ひょうまは、朝日を背に、今度こそマンションに戻るのであった。
(不思議と言えば・・・)
 ここしばらく、朝晩いやというほどけーこから着信やメールが来ていたのがぴたっと影を潜めていること。
 来ればうざいと思うくせに、来なければ来ないで、なんだか心もとない気持ちになってしまう、わがままな生き物、人間。
 マンションに戻ると、なんと、三門がにこにこと出迎えてくるではないか。
「星くん、戻ってきたとですな、よかよか。今日はパレードですからな、一緒にいきまっしょう」
 昨日のそっけなさはどこへやら、嬉しそうにひょうまにまつわりついている。
 鼻形といい、三門といい、そんなにパレードは嬉しいか。
(そうか・・・!)
 ひょうまは気づいた。
 鼻形も三門も、現役当時、チーム優勝した経験がなかったのだ!
 ひょうまは伝統の巨○軍に所属しており、投手コーチ時代も含め、優勝経験はかなりあった。
 
 お人好し、優しすぎるひょうまは、大きな勘違いをしている。

 だから、ひょうまは、三門のはしゃぎぶりを鷹揚に受け止め、一緒に出かける準備をするのであった。
 つづく

2012-02-02 20:30:02

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」その235暗から紅

テーマ:マッキー連続小説

 

必ず毎日というわけではありませんが、更新していきますのでよろしくお願いします。


やはり来て正解だった、ひょうまは挨拶もそこそこに勝手に城戸宅に上がりこむも、嫌そうなそぶりすら見せられないような城戸。
 なすがままという感じ。
 勝手にリビングで定位置と決めている場所に座るひょうま。
「ああ、酒もって来ましたよ、気は遣わないでね」
 ひょうまは来る途中にコンビニでワインやつまみを調達していた。
「・・・今日は何か?」
 グラスを持ってきた城戸は、ひょうまの正面に座った。
「城戸先生、美波の報道見たでしょ?」
 やはりという感じで城戸は顔を背ける。
 城戸のリアクションもやはりとひょうまは思った。
「あのさあ先生、美波がすべて責任ひっかぶったことを大いに気にしてるんでしょ?」
 わざと雑な言い方をするひょうま。
 城戸は答えない。
「好きな女離すとろくなことないよ、俺みたいにさあ」
 言ってしまってからやばいかもと口を押さえたひょうま。
「・・・星さんはいいじゃないですか、またちゃんと手に入れたどころか、さらに手放してもまたけーこさんと復活、今がよければいいじゃないですか」
 ひょうまは違う意味で口走ってしまったのだが、当然城戸はひょうまの気持ちの変化など知る由もなく、素直にけーことの関係だと思っている。
「ま、まあ、俺のことはともかく(咳払い)。美波のコメント、あまり気にしないほうがいいですよ。あれは、純粋に有坂さんを守るためでもないから」
 城戸の目に若干力が戻る。
「どういうことです?」
「美波自身が彼女とやっていかれないと認識したからね」
「そんな・・・」
 意外な言葉だったのだろう、暗さにまみれた城戸の顔が驚きに変わっている。
 今は状況的に無理でも、城戸にはいずれはちゃんと好きな人と一緒になってほしい。
 ひょうまも若い城戸にけーこの相談に乗ってもらってきたりしたこともある。
 本当は、また、別の相談もしたいくらいだが、これまた、三門に不審がられている今の状況では、他には秘密にしておきたい。
 城戸医師がもしも、何も問題を抱えていなければ・・・いや、ダメだ、三門もおきゅうとの関係について城戸に相談しているらしいから。
(いかん・・・今は俺のことはどうでもよい・・・)
 目の前の城戸は、流れの変化に備えようとすべく、ひょうまから注がれたワインを勢いよく飲み干している。
「あの、星さん、美波君と話したんですか?」
「ええ、報道に出る前に報告に来ましたよ。彼女との“話し合い”で、美波自身も納得したようですよ」
 詳細を言うのはどちらにもよくないと思ってひょうまは控えた。
「・・・そうなんですか・・・」
 城戸は納得できてないようだ。
「・・・でも、きっかけを作ったのは美波君じゃない・・・」
「そりゃそうだけど、でも、咲さんが城戸先生のことに区切りをつけていればこんなことになっていかなかったのであって、城戸先生が破談にしたわけじゃないんだから」
 それに・・・と、ひょうまは続ける。
「城戸先生だって、正直嬉しかっただろう」
 ワインだけでなく、城戸の顔が紅潮した。
「あきらめられるのか?」
 紅潮した城戸は首を縦にふれない。
 つづく

2012-02-01 15:06:30

連載小説「マッキーS湖ナチュラルズの男たち」その234(報道の余波)

テーマ:マッキー連続小説

2月に入り少し落ち着きました。

更新頻度は増えると思いますので、よろしくお願いします。 ドキドキ


美波と咲の破局という見出しが一部メディアに報道され、ネットでも多少の話題になっている。
 それは致し方なかろう。
 逆によく、広報半も、テレビでは取り上げられないようにできたものだとひょうまは、ネット報道を見つつ感心している。
 美波のコメント 「先走りしすぎてお相手に迷惑をかけてしまいました、反省です」
 
 週刊誌に掲載された美波と咲の記事を、城戸は胸がつぶれる思いで読んだ。
 咲にはまったく責任はなく、すべては美波が咲に迷惑をかけてしまったと、終始謝罪、反省しているのだ。
(本当に美波君は咲ちゃんを好きだったんだ・・・)
 城戸のきの字も記事には登場していない。
 どういう思いで美波はコメントを出したのか・・・。
(僕はどうすればいいのか・・・)
 もっと美波が違うコメントを出していれば、城戸は、咲に連絡をとろうと思っていた。
(僕も咲ちゃんを好きだから・・・)
 しかし、自身を汚してまで咲を最後まで守り通した美波を思うと、現状では咲とどうのこうのと、考えてはいけないのではないかとも思う。
 封印していた咲との過去を明らかにして以来、正直、城戸の中にあのときと同じように咲が入り込んでしまった。
 頭がよく、色白、切れ長の目、薄い唇、ややウエイブがかった髪の毛、180センチ長身、低めの声とくれば、本来ならば合コンだのなんだのでモテまくりのはず・・・だが、咲と会わなくなってからの城戸は、真剣に女性と付き合うことはなかった。
 合コンなどにも基本見向きもせずにいた、医者になり、付き合いや接待でクラブなどに行き、女性と話すことはあってもその場限り。
 金に余裕もでき、30歳過ぎても結婚という文字は城戸には浮かんでこなかった。
 本来、昔から、施設で育った城戸は、早く家庭を持ちたいと切望していたのに。
 咲を失ってから、そんな思いも消えてしまった。
 が、今は、朝起きると真っ先に咲を思う、現在の咲を・・・。
 週刊誌を丸めると城戸はがっくり肩を落とす。
(でも、あのときとまったく状況は変わっていない・・・)
 生きてるか死んでるか不確かな両親の存在。
 咲からも連絡は来ない。
 想いは同じなのかもしれない。
 だが、一旦再燃した咲への気持ちをまたも封印しろということは城戸にとっては酷なこと・・・。
 夕方になったが食欲もわかず、電気もつけずに暗闇の中で一人固まるだけの城戸涼介。
 
 相変わらずマンションで一人きりのひょうま。
 暇も手伝い、美波の破談が目下の関心事。
(城戸先生はどうしてるだろうか・・・)
 破談のことは城戸も知ったはず。
 美波の責任で別れるという報道を、城戸はどう受け止めてるのだろうか。
(優しすぎる城戸先生・・・)
 まさか、逆に咲とは関わらないという選択肢をとろうとしているわけではないだろうな・・・。   
(だめだぞ、俺みたいなことしちゃあ・・・)
 かつて大昔、一目ぼれしたけーこを、親友半も好きだと知り、けーこと両想いだったにも関わらず、半のために一旦はけーこをあきらめようとしたひょうま自身を思い出した。
 今夜は一人でありもので夕食を済ませるしかないかと考えていたが、立ち上がるとジャケットを羽織る。
 ひょうまもお人よし、やがて三門によって自身に降りかかってこようとしている火の粉を知らず、城戸のところへ。
 
「星さん・・・」
 玄関を開けた城戸、案の定、暗さオーラにまみれていた。        つづく 

2012-01-30 13:07:50

今クールで見ている番組

テーマ:ブログネタ

今クール注目のドラマは? ブログネタ:今クール注目のドラマは? 参加中

今クールドラマについて、連載中のマッキーS湖ナチュラルズの男たち出演メンバーに語ってもらった。


登場人物

星ひょうま(マッキーS湖ナチュラルズ投手コーチ)

鼻形みつる(同監督) 三門豊作(同打撃コーチ)

城戸涼介(同チームドクター)


星ひょうま 「野球卒業したらテレビも見るようになった・・・」


鼻形みつる「今頃何言ってるんだ、とっくの昔に卒業してるくせに」


三門豊作 「前置きはよか。今わしが見てる番組は、ラッキー7たい」


鼻形みつる「なぜ?」


三門豊作 「それは・・(顔を赤らめながら)松嶋菜々子ちゃんの飛び切りの笑顔が見たかったからたい・・・」


星ひょうま 「なにっ君にはおきゅうさん(三門の嫁)という妻がありながらっよそに気をとられるなら俺によこせ!」


城戸涼介 「星さん・・・やばいですよー。あなたにも、けーこさん(星の元嫁。現在星と復縁に向かっているのだが・・・)という相手がいることをお忘れなく」


星ひょうま 「そうだっけ」


鼻形みつる「ナンなんだ・・・今の会話は・・・とにかく、話を戻さないと評価が下がる。三門くんは、家政婦のミタでの松嶋さんのイメージが強すぎて、もしかしたら彼女は永久に笑わないのかと心配になってるんだろう?星君じゃあるまいし、現実的な君らしくないなー」


三門豊作 「そんなことより星くん!どさくさにまぎれて今おきゅうをよこせと言ったとですな。聞き捨てならん!」


城戸涼介 「まあまあ、もう困りますよ。僕は毎日仕事で遅いから、あまりヘビーなのよりも気楽な1話完結がいいんです。その点では、木曜夜中の 刑事黒川鈴木。これはいい。時間も通常の1時間ドラマより微妙に短く、しかも、今回は板尾さんが優秀な刑事役でかっこいい。 以前、木下部長とボクというドラマでは、全然ダメな役だったけど、板尾さんはシブイのだからこういうシリアスっぽい役のほうがボクはあっていると思いますね」


星ひょうま 「ああ、その番組俺も見たことあるぜ。なんだっけ、共演の田辺誠一さんは、最近だめっぽい役はまってるなーって思ってた」


鼻形みつる「星君も夜中まで起きてドラマ見るようになったか・・・。人間らしくていいことだ。ちなみに僕はしっとりと、木曜の最後から二度目の恋。やっと僕たちに近い年齢層のドラマがきたという感じだね。鎌倉も好きだし、今は極寒の信州にいるけど、監督引退したら、鎌倉に住むのもいいかなと・・・」


三門豊作 「鳩サブレもうまかですたい」


鼻形みつる「そういうことじゃなくて・・・三門くんもダイエットしたほうがいいよ」


三門豊作 「フン・・・ま、わしも見てますたい・・・。中井貴一くんの家族ば、みんな問題抱えてそうなのが、不安でもありきょんきょんが関わることによってどう表面化して、どう氷解していくのか、そして、メインは中井貴一くんときょんきょんの恋・・・どうなるとですかな・・・」


星ひょうま「三門さんって女のことばかりじゃないか。俺はね、13才のハローワークだね。これ見てると、なぜか泣きたくなってくる・・・」


城戸涼介 「なぜです?」


星ひょうま「人生やり直したい主人公に共感できるからだ!そういえば、この管理人CMさんもかつて出版した本で同じような小説を書いてたぜ。「CMは終わった」という短編集の確か、「再生の、朝」。俺は・・・大リーグ3号投げすぎて左腕崩壊した日にもどって、当時の俺に、「お前は右利きなんだから行方不明にならずにすぐ右投手として転向準備しろ、引退なんかするな」っていってやりたい・・・ウウウ・・・(涙がこみあげてくる)」


城戸涼介 「星さん、でも、行方不明になって打撃練習したから打撃センスも磨かれてよかったじゃないですか、もし、左がだめだが実は右、って右投手に転向しちゃったら、サンダーコーチにも会わなかっただろうし、スクリュースピン走法も編み出せなかったですよ」


鼻形みつる「13才のハローワークの主題歌いいね。TOKIOの歌。主題歌いいと番組も見たくなるかもな。でも、このメンバーは、ほぼ思い描いた人生を送ってるんじゃないのか?」


星ひょうま 「・・・ノーコメント・・・」


三門豊作 「まさか星くん、君こそ女のことで思い通りの人生じゃないとでも・・・」


城戸涼介 「もう・・・いけませんいけません。星さん、三門さん、その話は連載小説の場でとっぷりとしてくださいよ。そろそろ締めにしたいんですから。ああ、いいところに管理人CMさんが。じゃ、CMさんが選ぶ今クールドラマを言ってもらって終わりましょう(ほっとする)」


CM    「なんか、まとまらなかったみたいですね(笑)。じゃ、私がコメントを。今回私が注目しているのは、星さん同様、13才のハローワークかな。私、昔出版した短編で似たようなの書いていて、そういうのもあるのですっが、私も特に高校生のころ、将来を真剣に考えていれば今は違った人生だったなとよく思うんです。

今、私は遅ればせながら昔描いていた将来というものにちょっとでも近づこうと勉強してますが・・・どうなることかわかりませんしね。でも、このドラマを見ると、頑張ってみるかと思えるのです。

でも、みんながあげていたドラマも見てますよ。前クールに比べては見る本数は減ったけど、でも、これからもドラマ楽しみにしてます♪」


終わり


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