最近 こういう記事を目にしました。
長野県内に約13万頭いる飼い犬。 大切にされる多くのがいる一方、飼い主の身勝手な理由で殺処分されるケースも数多いという。
飼い犬処分後絶たず
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実はウチのごんたも、「引っ越しのために飼えなくなった」と保健所に持っていかれ、処分当日にボランティアさんに救われた一匹。
もひとつの命。
簡単に「飼えない」と言ってもらっては困るんですが・・・
さて、前回はのタイヤについて書きましたが、今回はバッテリーのお話。
バッテリー(充電池)はなぜあるのか?
まず第一番には、エンジンを始動するセルモーターを回すためにあります。 その他、停止時にライトなどを点灯するためです。
一旦エンジンがかかり、普通に走行していれば、エアコンやオーディオなどの電装品の電力消費もオルタネーター(交流発電機)が発電している量でまかなわれます。
前のボロ軽はいくら走ってもあまり充電できてないようで、1~2か月も放置すると、バッテリーあがりしました。 バッテリーは新品に換えたのに・・・ オルタネーターも痛んでたんでしょうね。
現在のはたいてい「オルタネーター」を搭載しており、交流電気を発電し、ダイオードで整流して直流電気に変換してバッテリーを充電しています。
尚、一般家庭の電気製品は交流ですが、の電装品はたいてい直流です。
昔は直流発電機(ダイナモ)を装備していたのですが、交流発電機のほうが効率がいいし安価なので、最近はほとんどが交流発電機(オルタネーター)です。
しかし、バイクなどはいまだにダイナモ搭載(直流発電機)のものもあります。
バッテリーは走っているときには通常フルパワーで充電されます。 そして、のバッテリーは繰り返し充電・、放電ができるようになっています。
ただ、夜の渋滞路でエアコンを使いながら などというような状況だと、持ち出しが多くて距離を走ってもさほど充電されない ということもあります。
エンジンがかかってさえいれば発電機はベルトで駆動されるため、アイドリングでもオルタネーターは発電します。
しかし、このときの発電量は使用される電力と比べて、少し上回る程度のものだと思っておいたほうが良いでしょう。 アイドリングだけではフル充電はできません。
さて、バッテリー関係のトラブルの一番はバッテリーあがり。 バッテリーの電気容量が少なく、セルモーターが回らない というトラブルですね。
スモールライトを点けっぱなしにしておいた とか、数ヶ月もエンジンをかけなかった とかの場合はバッテリーあがりすることがよくあります。
また、バッテリーは消耗品です。 使っているうちに劣化により、だんだん充電効率が下がり、数年後には充電しなくなります。
バッテリーの交換時期に関しては、よく 3・4年くらいと言われますが、「不具合を感じてから」というのが一般的です。 というのも、使用環境によって寿命に大きく差が出るものだからです。
月に1・2度とか、あまりを動かさないユーザーと、毎日そこそこその距離を走るユーザーとは、自ずからその寿命は違います。 むろん 前者のほうがバッテリーの寿命は短いです。
初めてのバッテリー交換が新車から乗り出して5年目とか、7年目というようなをよく目にします。 私も以前に5年以上もったことがあります。
尚、不具合というのはユーザー自身が感じなくても(具体的な症状が出ない)、テスターで計って規定以上の数値が出ないというものも含みます。
ところで、バッテリーについている記号ですが、
例えば、「55B24L」というバッテリーなら、
「55」というのは容量です。 通常 A(アンペア)数を示します。
「B」はバッテリーの幅と高さ、端子の規格です。
「24」というのはバッテリーの長さ(cm表記)です。
「L」はバッテリーの端子の位置を表します。
端子を手前にしてバッテリーを見たときに、マイナス端子が右ならR、左ならLとなります。
軽自動車の一部にA規格のバッテリーや、また D規格のバッテリーが大型車やディーゼル車に使われていることもあります。
容量が多きいと、それだけ多くの電気を貯めることができます。 従って、のサイズ(実際にはエンジンのサイズ)が大きくなれば容量の大きいバッテリーを搭載しています。
エンジンが大きいと、それを回すセルモーターの力も大きくないといけません。 それには大きな容量のバッテリーが必要というわけです。
容量が大きいということは、外形が同じでも、より多くの電気を貯められるということです。 バッテリー交換時にバッテリーの容量を大きくするということは、この貯めておく入れ物を大きくするということになります。
ただ、一般的に容量が大きくなれば、外形も大きくなりますので、の搭載スペースの関係からむやみに大きなバッテリーを積むことはできません。 また 容量が大きくなれば、価格もあがります。
自動車メーカーの出す寒冷地仕様車では、バッテリーは大型のものが積まれていたりします。
以前のライトエース寒冷地用(写真の車)では、ディーゼル車ということもあり、100Aのものが標準仕様でした。(2tonトラックなみ) それを、交換時に120Aのものと換装しましたが・・・
月に1・2度しか乗らないユーザーなら、交換時に今より大きな容量のバッテリーを搭載するのもバッテリ-あがり防止には効果的です。
また、を使用しないときにバッテリーのマイナス端子を外しておくなどはあまりお勧めできません。 というのは、時計やラジオ、カーナビなどの設定がリセットされてしまいます。
ただ、あまりにも長期間(数ヶ月)使用しないという場合はこの限りではありませんが、通常の場合ではこういうケースはないでしょう。
これから寒くなってくると、エンジンオイルも固くなってセルモータの負荷が増します。 また、バッテリーの放電効率も悪くなり、バッテリーあがりも起こり易いもの。
バッテリー交換からかなりの年数が経っている場合、1度、ディーラー、オートショップ、ガソリンスタンドなどのテスターを持っているところでチェックしてもらってもいいでしょう。