今年は、皆既日食イヤー! 日本で皆既日食が見られるということで、各地で話題になっています。
皆既日食とは、月の地球周回軌道および地球の公転軌道は楕円であるため、地上から見た太陽と月の視直径は常に変化します。 皆既日食は月の視直径が太陽より大きく、太陽の全体が隠される現象をいいます。
太陽がすべて隠れる直前と直後(より正確には直後のみ)には、太陽の光が一ヵ所だけ漏れ出て輝く瞬間があり、これをダイヤモンドリングといいます。
今年 2009年7月22日に日食が起こります。 日本では、全国で部分日食を観察することができます。
また奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、種子島南部など、皆既日食帯と呼ばれる細長くのびた地域、海域内では、皆既日食を観察することができます。
日本の陸地に限ると、皆既日食が観察できるのは、1963年7月21日の北海道東部で見られた皆既日食以来、実に46年ぶりです。
次に国内で観測されるのは今回の皆既日食から 26年後の2035年、北陸から関東にかけてです。
旅行会社の各ツアーには希望者が殺到、すでに満杯。 また 各島では日食にあわせたイベントも企画されており、早くもお祭り状態。
この皆既日食イヤーに、な、なんと!!「皆既日食スペシャルウエディングプラン」というのがあるのだそう。 しかもお値段は、2200万円!!・・・誰が行くんだそんなもの?
主催のファーストアドバンテージいわく、富裕層向けの旅行サロン「ラグゼ銀座マロニエ」と提携してできたウエディングプランで、限定一組だけ なんだそうです。
気になるこのお値段を聞いてみると、
「専用の観測機を借り切って行うツアーで、他の日食ツアーはお天気によって観測できないことがあります。 私どものウエディングツアーでは、飛行機で雲の上から観測できるようになっているので、見れないということがありません。
地上からだと約6分半(今世紀最大)の皆既日食を見ることができますが、日食の動きを追いかけるように飛びますから、約25分はじっくり日食を楽しめますね」という自信のお言葉。
「このお値段にディスカウントを要求した人はいないですね、富裕層向けなのでお値段には問題はないようです」とのこと。 やっぱりいるところにはお金持ちはいるんですね。
「そうですね、おかげさまでたくさんのお問い合わせをいただいています。 特に沢尻エリカさんが日食を見ながらプロポーズされたという報道があってからお問い合わせも増えていますね」と 同 ファーストアドバンテージ。
うーん、世紀の天体ショーを見ながら愛を誓う、なんてロマンチックなんでしょう。
今回7月22日、日本で見れるのは、奄美大島、トカラ列島などの一部の地域ですが、この次に日本で見られるのは2035年9月2日。 26年後になるのです。
すでに募集終了なので、誰が成約したのか?
世紀の天体ショー「トカラ皆既日食」に合わせ、用意されたスペシャルウエディング。
日食観測に適した特別なチャーター機に乗って、雲の上から永遠の愛を誓い合う、一組様限定のスペシャルなウエディング。
やってみたい?
尚、鹿児島県は県全体が食分0.94以上の部分日食を観測できる地域であることから、県内各地で観測イベントが予定されています。
また、東海大学では所有する海洋調査研修船「望星丸」を使用して、同地域で今世紀最大級の6分25秒にわたる皆既日食の洋上観測を行います。 学園の大学生・短大生・中高生・卒業生等が乗船します。
皆既日食については、古代から多くの文明で日食や月食を説明する神話が語り継がれています。
ヒンドゥー教の神話では、食が起こる月の昇交点がラーフ、降交点がケートゥという二人の魔神として擬人化され、この二神の働きによって食が起こると考えられました。
日本神話に登場する天照大神の天の岩戸神話も皆既日食を描写したものであるとする解釈があります。
特定されていませんが、計算上は邪馬台国の時期に日食が2回起きた可能性があります。 特定された日食は『日本書紀』推古天皇36年3月2日(628年4月10日)が最古であり、それより以前は途中の文献がありません。
今年最大の天体ショー「皆既日食」 どれだけの人が見にいくのか? あなたも鹿児島へ行ってみる?
あ 残念ながら、急に行っても宿がありません。 どころか、舟や飛行機にも乗れないかも。
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