日本は島国である。 では、日本に島はいくつあるのだろうか?
正解は 6,852島 (1986年 海上保安庁調査による)
ところで、海の無い山梨県にも島があるのは、ご存知?
正解は ウノ島 河口湖の中央に浮かぶ無人島です。
島数の多い都道府県の第1位は長崎県で、その数971島。
ちなみに 九十九島の数は208島。(今までは約170とされていた)
島:正確な定義はありませんが、便宜的な定義で、
「自然に形成された陸地であって、水に囲まれ高潮時においても水面上にあるものをいう。」(国連海洋法条約第121条」)
つまり 満潮のときでも水没しない土地のこと。
大きくいえば、日本本土もひとつの島になります。
さて、南国 奄美大島で初の、島民ラジオが開局したらしい。
大学がない奄美大島では、高校卒業とともに島を離れてそのまま東京や大阪で就職する人が後を経たない。
その奄美で、この5月1日からNPO法人「ディ!ウェイヴ(あまみエフエム)」という、島内初のコミュニティ・ラジオ放送がはじまった。
「今、奄美ではシマ唄を歌う元ちとせさんや中孝介君などの活躍によって、シマの外にシマの良さをアピールしようという動きが優先的になっているんですが、大事なのはシマンチュ(シマの人)がシマの良さを知り、感化すること。
そのために、ラジオを始めようと思ったんです」と、その仕掛け人 麓憲吾さんは語る。
何かを伝えるメディアにはネットや新聞もあるが、なぜラジオなのか?
「ネットや新聞は受け手が能動的にならないと情報を得られません。 でも僕がいちばん感化したかったのは、意識のない人たち。
そこで、ラジオなら、受け手の時間を拘束せず、受け身でいても情報を得られるメディアだと思ったんです。」とのこと。
地域の情報を伝えるメディアとして、これまでにも地域密着型の短波放送、コミュニティFMは全国各地で始まっていたが、離島では宮古島につき「ディ!ウェイヴ」が2島目、そして奄美大島では初の試みとなる。
奄美大島には大学がなく、8~9割の若者は高校卒業とともに都会に出ていってしまうが(なかには高校も島外に行くことも)ある、何らかの事情でシマに帰ってくる人も多い。 麓さん自身も東京で暮らした経験をもつ。
「多くの若い人は、シマにこれまでなかったものは、これから先もないと思ってしまっています。 そして、『誰かやればいいのに』と責任転嫁してしまう。
だから、やろうと思ったらできるんだ、という精神的な自立をあおって、やる気を感化したい。 と、語った。
シマの言葉は、鹿児島弁とも違う、独特の訛りが特徴だ。 奄美の言葉が流れてくることもこのラジオの魅力だ。 小さい島だからこそ、できること。
今 自分ができること。 これが大切なんじゃないか と思う。
NPO法人 奄美FM → ディ!ウェイヴHP