「とある魔術の禁書目録Ⅱ」♯19「木原数多(けんきゅうしゃ)」の感想など。


 おお、最初はロシア成教からなのね。

 サーシャが天使に関する文献を読んでいたな。ああ、自分の中に天使を取り込める許容があるんだったね。

 と、そこへサーシャの拘束服を職権乱用(?)で着させている上司のワシリーサ登場。つーか若干変態な性格してないかこの人?

 ほ~ら、そういったことほのめかすから、部下に金槌で殴られてる。普通なら事件だけど、ほっぺた押さえるだけで大丈夫なんかいこの人(爆)

 そして会話が成り立たない一方通行のサーシャ問答キター!

 ワシリーサ、殴られるのに慣れてるのか、冗談もエスカレートだし。相変わらずほっぺたを押さえるだけで耐えられるその耐久力恐ろしや~


 職権乱用こんなことではとどまらず。というか、この人の日本知識の偏りは外国人特有のものと似ているのかな。

 今度、サーシャ用に新たなコスチュームを用意していたけど、完全にゲームの禁書目録の服装Bやないか(笑)

 身の危険を感じたサーシャ、壁をぶっ壊して逃走するのである。

 ってか、この部分の伏線はつながるんだよな?


 さて、黄泉川のマンションへ帰る途中のアクセラレータラストオーダー

 ラストオーダーは雨にはしゃいでいるんだけど、星が綺麗だったとしても反応は同じだろうな。

 つーかマジ殴りはしないだろうけど、アクセラレータも大変だね、ラストオーダーのお守り(汗)


 黄泉川の言葉を思い出す。

 ラストオーダーからの好意は受け入れているが、自分からはそれを拒んでいるってことを。


 その時、足を滑らせて転んだラストオーダーの声に、ハッとしたアクセラレータ。

 一瞬、手当てを考えたかと思ったが、すぐに表情を厳しくし、唾でもつけとけと突き放す。さすがにラストオーダーもしょんぼりして、俯きながら後をついて来るのであった。

 が、ちょっと言い過ぎたとでも思ったのか、途中で足を止めたアクセラレータはラストオーダーのところへ戻り、ゴーグルをチョンと突っつく。

 その勢いで後ろへ飛ばされたラストオーダーだが、地面ではなくバスの停留所にあるようなベンチにしりもち。


 で、ラストオーダーをそこへと待たせ、コンビニへ絆創膏を購入しに行ったのだ。何だかんだ言って、ラストオーダーのことを大切に思っている証拠さ。口では素直に言えないけど。


 そして、ラストオーダーの元へ戻る途中、自分に向かって突撃してくる車に気づいたが、デバイスを起動させて瞬時にベクトルの向きを変え対処。

 車は何かの壁に衝突したかのようにグッチャグチャ。

 襲ってきた者が、自分に恨みがある者か、自分を利用しようとしている者かは分からないが、どっちにしろうさ晴らしとしてはちょうどいい相手が現れたと、意気揚々とした表情で破壊を行うアクセラレータ。

 さらに追っ手が現れてそれに気づいたが、つまんねーと呟くと車を殴りつけ、周辺一体が火の海に。


 と、その現場へ1人の男が姿を見せた。

 アクセラレータにはそんなぬるい方法では効かないと呟くことで、対処法があるのだろう。

 そして、アクセラレータもその男、木原数多のことを知っている様子。

 本来であれば会いたくなかったみたいだけど、上からの命令で、手段は選ばず仕方ないみたい。

 元々アクセラレータの能力を発現させるきっかけを作ったのは、木原だったらしい。


 ってなわけで、真正面からアクセラレータに突撃する木原。普通であれば無謀な行動で、ベクトルの向きを変えられてしまうと思ったが…

 余裕の表情で、どう料理してやろうかと思っていたアクセラレータの顔面に、普通に拳がヒットするのである。そう、起動していたデバイスの効果が効いていないのだ。

 力を与えた本人であるからこそ、その能力の特性を熟知している。そのため、対処法は完璧で、アクセラレータのベクトル変換にも対応可能なのだ。

 黒い風のような攻撃もあっさり相殺し、高笑いの木原。アクセラレータは呆然とするしかない。

 ここまで一方的にアクセラレータがやられるのも珍しい。でもそれは相手が悪かったためだ。

 別に木原は、自分の体に超能力を宿したわけではない。

 はめていたマイクロマニピュレータが影響かと思ってそれを狙うも、力の秘密はそれでもない。


 アクセラレータの反射のカラクリは、向かってくるベクトルをただ反対に変えているだけ。

 となれば、直撃の寸前に拳を引き戻せばいい。そうすることで、アクセラレータはわざわざ自分から殴られに行っているのと同じであるわけだ。

 もちろん理論で分かっていても、そう簡単にやれるものでもない。木原の体術もそれなりに優れているから、ってこともあるはずだ。

 そして、風を相殺したカラクリを説明した後、一方的にアクセラレータを足蹴にする木原は、レディオノイズ計画に何故美琴が選ばれたのか、その本質を知らないんだろうよと告げた。

 それが何かってのを木原自身も知らないが、きっとアクセラレータが理解していない何かがあるはずだろう。


 と、その時だ。

 木原の部隊、ハウンドドッグに確保されたラストオーダーが連れて来られた。

 グッタリしているが、死んではいない。もしそうであれば、シスターズの代理演算にも少なからず影響が出るはずだから。

 だが、このまま放っておけば取り返しのつかないことになりかねない。傷ついた体をおして、アクセラレータはラストオーダーをハウンドドッグから引き離すべく、どこかへ吹っ飛ばしたのだ。

 面倒くせぇなと頭をかきつつ、木原はハウンドドッグに指示を出す。この時、部下のクソ真面目な反応に対し、木原は部下など捨て駒で替えはいくらでもきくんだということを、威圧感たっぷりに告げるのである。


 そしてラストオーダー捜索場所として、水辺を捜せと命じた。

 アクセラレータは用なしってことでここで殺すことにしていたがな。

 今の状態では、アクセラレータが無事に生き延びることは難しいだろう。自分の命がここで尽きてもそれは仕方ない。

 だが、誰でもいいからラストオーダーのことを守ってほしい、という切実な願いを希望すると…


 そこで何しているの?


 何でインデックスがここにおんねん、って思ったけど、インデックスがいたんだよね。さっきまで当麻と一緒にいなかったか?

 その当麻は、地下街をインデックスを捜して走り回っていた。何でこうなっているかというと…


 あらら~、何か知らんがインデックスに説教されてましたよ当麻(笑)

 その後、アクセラレータにポケットティッシュを借りたことを思い出し、これがなくて困ってるんじゃないかってことで返しに行くためにどっか行っちゃったってことなのである。


 つーわけで地上に出て、雨が降っていたり、いつもよりアンチスキルの数が多いということを気にしながら、さっさとインデックスを捜そうと思っていた時である。

 1人のアンチスキルが突然倒れたのを皮切りに、周囲のアンチスキルが次々と倒れだした。命に別状はなさそうだが…

 その時、トランシーバーの通信が入り、侵入者が市街地に現れたということを知って駆け出そうとした当麻は、アクセラレータに吹っ飛ばされて逃げることができたラストオーダーにしがみつかれる。

 そして、アクセラレータを助けてほしいと涙全開で頼み込むのだ。


 さて、アンチスキルが突然倒れたことに関係している人物、神の右席所属の前方のヴェントが、学園都市内を歩いていた。

 落ちていたトランシーバーを拾い上げると、学園都市総括理事長であるアレイスターに、どうせ聞いているんでしょと呼びかけたのだ。

 アレイスターは通信に割り込んでそれに応答し、ヴェントの行動にも補充ならいくらでも利くと全く動じる様子はない。

 どこまでも余裕を貫くヴェントに対し、この街を甘く見ている、アンチスキルやジャッジメント程度で学園都市の防衛網を砕けたと思っているのであれば、この街の本当の形を理解していないとバッサリのアレイスター。

 隠し玉は互いに持っているということなのだ。


 まあ何であれ、一晩でアレイスターも学園都市も、イマジンブレイカー禁書目録もぶっ潰してやると、ヴェントは宣言したよ。

 その宣戦布告に対し、アレイスターはようやくあれを使う機会が来たということで決断する。

 まずは木原を呼び出し、逃走中のラストオーダーを確保して、ヒューズ・カザキリを発動させる旨を伝えたのだ。

 ニヤリと不敵に笑うその姿、これから始まる楽しいショータイムを期待しているのであろう。趣味はあまりよろしくなさそうだけどさ。



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