GO! GO! 豪! GO カタ・ジュタツアー編 | 激あちラジオ

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日々の出来事を事実に基づいて書いています。
くだらないですがコメントいただけると嬉しいです。アダルトはご遠慮ください。ブフー

茶色いバッタみたいな虫に怯えつつ、ツアーに出発。

バスに揺られて、目指すはウルル・カタ・ジュタ国立公園。


ガイドの指示に従って、公園入り口でバスの窓に国立公園の入園券を貼り付けて、おそらくチケットは見えないであろう距離にいる係員に手を振ってバスごと入園。

この入園料金を75パーセント25パーセントに分けて、どっちかがアナング族へのお金で、どっちかがこの公園の運営費だったんだけど、


どっちだか忘れた。

どっちだっけカオリ?大事なとこですよね。



気持ち的にUruluのほうがテンションもあがるのだが、今日はUruluに予定なしの為、

カタ・ジュタに向かいます。途中、どこからか輸入してきて、今はこの公園内で自然に放し飼い?なラクダを見て、ちょっとテンションのあがるカオリとトモコ。



ともはね、ラクダなんて見てもテンションあがりません。

なぜなら、東武動物公園で見たから。

そう、近所の東武動物公園で。




カタ・ジュタとは 大きな頭 という意味らしい。アナング族の言葉でね。


頭じゃねぇよ、岩だよ。と冷ややかな気持ちでカタ・ジュタを目指す。



カタ・ジュタの中にマウント・オルガと呼ばれる岩があって、

ドイツだかなんだかの冒険家がこの岩を発見して、当時の女王の名前をとって、そうつけたんだそうだ。

ウルルがエアーズロックと呼ばれるのもイギリスの兵士だか冒険家だかがその岩を発見したときに上司のエアーさんに敬意を表してエアーズさんの岩。エアーズロックと名前をつけたらしい。


アナング族は、白人に侵害され、Uruluを奪われ、カタ・ジュタも追われ、

それどころか勝手に名前も付けられ、自分たちにもアボリジニと名前を付けられた。

日本も韓国だっけ満州とか作っちゃったりして、ハワイを取ろうとしたりして、

人は何か魅力的なものがあると、それを大事に思う気持ちよりも先に、自分の物にしようという気持ちが働くものなのかと、なんともいえない気持ちになりました。何がマウント・オルガだ。何がエアーズロックだ。それらは女王のものでも、エアーズさんのものでもない。



さて カタ・ジュタを一望できる展望台。


「杭を打ったり石を置いて道を作っています。決してその向こうには行かないでください。毒蛇が出たりしますから。」



・・・。毒蛇。


ふーん・・・。


って、あのね、杭を打っても普通にね、柵とかじゃないんでね、こんなの普通にね、毒蛇やってくると思いますよ。こんな石もね、大して意味ないと思いますけど。


そしてやってくるハエ。ブッシュフライ。

物凄い嫌そうなカオリ。笑


話すときもブンブン飛んでくるので、手で追い払いながらの会話。

展望台でカタ・ジュタを写真に取り、15分もせずに出発。



カタ・ジュタの4つの岩の麓を目指してバスに揺られること・・・何分?


もうなんか、ここから先はほとんど移動中はねむって体力温存な私たち。


その4つの岩には名前がついてて、毒蛇のリル、マウント・オルガ、マウント・ウォルパ、ギ。


ガイドさんの「あとで 試験しますからね。」の一言で、カオリとトモコと繰り返しぶつぶつこれらの名前をつぶやきながらバスを降りる。


麓にやってきて、この岩の凄さを体感。何よりデカイ!何だこれは!

そして、何、ここを歩けとな!?


「行って戻ってくるまでに渡した水600mlを飲みきってください。」とガイド。



( ゚д゚)・∵. 無理です!

そんなに水は飲めません!


「ちょっとずつでもちゃんと飲んだほうがいいよ。」 

と、誰よりも水をゴクゴクのむカオリ。


言われたとおり水を飲みたいが、足場がゴツゴツしていて水を飲みながら歩くのはちょっとムリ。

岩たちを見ながら、ハエを払いながら


出る言葉は



「暑い・・・。」



「凄い・・・。」


のみ。



これらの景色をどう言っていいかわからないが、岩だし日本にはないし、山とは違うし、色も赤いし、

凄いとしか言いようがなく、

風化されて落石したまんまのものもゴロゴロ


くりぬかれた穴もボコボコ。


その中に


まるでハロウィン1ハロウィンのジャック・オー・ランタンそのものの顔に空いた穴を発見



「見て!カボチャの顔みたい!」


「本当だ・・・!」


と笑いながら言うカオリとトモコ。



「どくろだ・・・。」 一人、怖い発言してすいませんでした。



「ともはね、あれをジャックと呼ぶことにする!」


「( ;゚д゚)なんでジャック?」


「かぼちゃのジャック・オー・ランタンに似てるから。」


と言った後で



「ハッ・・・。またしてもこれらの岩は後からやってきた外人に勝手に名前を付けられている・・・。

ともは、彼ら(マウント・オルガ。エアーズロック命名者)と同じ事をしようとしている・・・!」


自らの愚かさ、アホさに気づいた瞬間。


「あの岩山に触りたいけど遠いね」


「あそこまでいければ触れるかもしれないけど」



この暑さ、斜面で数十メートルも歩くのはつらい。


散策の時間もさほど取ってもらえなく、時計を見ながらの登り道。


岩山がでかすぎて、登っても歩いても、全然近づく感じもせず、景色も変わらない・・・。

時間も迫ってる



「あそこまで行ったら、景色変わるかな?」


「いや~~~どうだろうね・・・・。」


とだんだん体力とやる気のなくなる私たち。


ちょっと登りきったところで




「もう、いっか!?」



「もう、いいな!」



「うん、もう、いい!」



「景色かわらんもん!」



「変わらないね!」



「もどろっか」



「戻ろう!」


「戻ろう!」




そして戻った。


冷たい麦茶をもらって、おしぼりももらって6時くらい?


おなかも空いてきた。。。

だが、これから



サンセットなのです。


Uruluの近くに行ってサンセットなのです。


再びバスに揺られて別の展望スポットを目指すのです。


本日の日の入りは6時59分。


長い。。。


太陽の位置、時間によってさまざまな色に移り変わるUrulu。

その神秘的なことよりも


空腹すぎてもうダメになりそうな3人。


バスを降りて、夕方といえども日差しはキツイ。サングラスが手放せないのだが、

サングラスがない。

必死に鞄の中をゴソゴソ探すが全然ない。


先をあるくカオリとトモコに


「とものサングラスがなーい!!!」


と叫ぶと



「あるよ?」



( ゚д゚)?へ?


「してるじゃん、サングラス。」


「ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、何言ってんの?」



「・・・本当だ、してた。笑」


「(サングラス)違和感ないんだね?」


「ない。」笑



アイマスクどこ状態再び。

これでもかってほど自然にベタなことをやらかす私。



展望台近くのベンチに腰をおろし、


「まだ6時半だよ~~~」


「あと30分も何しろと~~~~」


「おなか空いたよ~~~~~~」


「日の入りって何時だっけ?7時10分?」  ←どっからこの時刻が?


「うぅん、6時59分・・・」

「いや、6時59分・・・」


「あっちまで登ると綺麗に見えるらしいけど・・・・。」


「まだいいっしょ・・・・。」


「あー、あっちでバーベキューの準備してるね・・」


「いいなー」


「肉くれ!肉!」


「おなかすいたねー」


「(バーベキューに)混ざれないかなー」


「ああああ。」


とベンチに座って動かなず空腹に耐える3人。



韓国人の夫婦がやってきて 日本人か聞かれて、日本人だと答えると、自分らは韓国人だと言って

だからといって会話も進まず


なぜならわれらはもう腹ペコだから。



45分になって


「そろそろ行くか。」


「そうだね。」


と重い腰を持ち上げよろよろしながら展望台を目指す。 




赤い土からだんだんと雲った色になり、黒っぽくなったのを見届けて、


帰りのバスでショッピングセンターでおろして貰って、

スーパーで水、明日の


サンライズツアーのための食事をゲットして、

レストランでサラダとスパゲティとスプライトをオーダーして


帰りのバスを待つことに。






大自然の中なので真っ暗で、たくさんの星が見える。

29年生きてきて、初めて、肉眼で天の川を見た。


ほんとに星の川だった。星と星雲で道が出来てる。

オリオン座の3つ星の近くにも星雲が見える。


目の悪い私でも見えた。


カオリは南十字星を探すのに必死。


ともと、トモコは南十字星がよくわからない。


「南十字星はこっち(オーストラリア)の方じゃないと見れないんだよ!の本じゃ見れないんだよ!


カオリの叫び。



カオリに教えてもらい、ともこは数分後確認。


「あー!あれかぁ!うんうん!十字になってる!」


ともは・・・・


ともは・・・・


ともは・・・・。



ともの指す星とカオリの指す星が合ってるのか合ってないのかわからず、


「あれでしょ?」

「え、あれだよ?」



「え、これじゃないの?」

「ともはどれを指してんの?」

「や、だからあれでしょ?」

「ん??どれ?」

「ともは、この木の上を指してる、この4つの四角の・・・・」


そんなやりとりを何回も繰り返しているうちに


カオリ、嫌になって


「もう、いいや!ともにも見えてるハズだから!」




ともに教えるのを投げ出した!(((((((( ;゚Д゚)))))))



「ちょっと!ちょっとまってよ!カオリ!教えて!教えてください!」


と何とか懇願し


「あれか!」

「あれだ!」


南十字星発見。笑



ここでも外人に話しかけられるカオリは


ほんの3~5日まで雨で星なんか見えなかった事

ここから土星が見えること、(土星を指差して教えてもらった)


を、ともとトモコに通訳してくれた



Σ(゜▽゜;lll) 

どっ


土星!?


「とも、土星だって!」



「うん・・・。土星に見られてるよ・・・。」




あの 土星土星 に見られているとは・・・。



「いや~~~!とも、やっぱすごいね!」

「うん、凄いよ!」



・・・。カオリとトモコはともの晴れ女パワーを称えてくれました。

オーストラリアは雲ひとつない快晴。来るべくして来たウルル。当たるべくして当たったのではないか、オーストラリア。そして、いろいろ天気にも恵まれ、楽しいのは、一緒に来てくれた二人の日頃の行いのよさなのではないかと私は思っているけれど。



カオリはたくさんの星と天の川を見て、


「きっと、いいことあるよ!」

「そうだね!皆にいいことありますように!」

「お金持ちになれますように!笑」



みんなとても感動したし、みんながみんなの幸せを祈った夜。ともがともの幸せを祈った夜。



バスに揺られてホテルについて、また虫たちに怯え叫びながら自分たちの小屋へと急ぐのでした。


「きゃあああああああああ」



「もうやだあああああああ!」



「うわぁあああああああ!とも、虫が手に当たった!」



「ぎゃあああああああああ!」




奇跡は明日も続く。