今日、とあるブログ のコメントの中で、

母方のばーちゃんのことを思い出していたらなんと

 

本当に電話が来た。

 

び、びっくり!

ブログ読んで

 

 

 

 

 

  

・・・るわけないし。

 

 

おそろしや。かっちゃ。

さすが、座敷わらし地方に住んでますね。

妖力が違う。

 

ところで、

ワタクシ彼女と祖父のことを、「おばあさん」、「おじいさん」とは呼びませぬ。

小さい頃からの慣れで、「かっちゃ」「とっちゃ」と呼んでます。

ワタシが小さい頃、周りがそう(お母さん、お父さんの意)呼んでいたから。

どちらかと言うとワタシにとってはニックネームみたいな感覚です。(笑)

 

 

 

タイトルからわかるとおり、電話をしてきた彼女は今、

末期の「とっちゃ」を看病中です。

2ヶ月ほど前に末期癌だと知らされました。

具合が良くないというので、二人の子供であるばんび母とその弟が始めて付き添って、かかりつけの病院へ行きました。

そしたらなんと、もう7年も前から癌だったとのことです。

祖父は耳がかなり遠い上に、かなり思い込みが激しい性格です。

それゆえ、癌という説明もきちんと聞いておらず、もちろんその時一緒に住んでいなかったので、

叔父さんも母も知る由がありませんでした。

 

 

にしても、医者の言葉。

「どんな家庭状況だったかは知りませんけどねえ・・・

(こっちはきちんと説明してるんだから、今さら騒がないでくれよ、

末期になった責任はそっちにあるでしょ。)」

母は準看護師なので、説明に食い下がるとなにかとこの答えが返ってきたそうです。

その日の夜はぷーさんにしがみついて泣きました。

わんわんと。声をだして。子供みたいに。

 

 

 

 

それでも、何か知るすべはなかったのかと未だに後悔します。

はっきり言って、孫にあたる私は、青森在住の時も、八戸在住の時も、東京在住の時も、

いつだって叔父さんや母よりも多く訪ねていたはずなのに。

電話だって一番来るのはワタシのはずなのに。

私にとって父や母に負けないくらい愛する存在なのに。

くやしいです。心底。

くやしいです。神様。

かけおち同然で結婚した父母を、しばらくは許さなかった祖父ですが、

初孫のワタシをとても可愛がってくれました。

無償の愛をくれた大切な人。

私も負けないくらい与えてあげたい。

それができなくても、せめて喜ばすことができたら。

少しでも痛みをやわらげることができたら。

もっと会いにいくから、

お願いだから、あんまり彼を痛めつけないでください。

少しでも長生きさせてください。

どうか。神様でも仏様でも、この際誰でもいいから力をください。

 

 

 

 

 

 

お願いする人間違ってました。 

 

 

心からそう思っているにも関わらず、

相変わらず「かっちゃ」はいつも通り。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

「あんまりじじいが言うこと聞かないから、

《あたしの言う通りにしないと殺すよ!》

って言ってやったよ~。」

 

 

 

え???

 

 

マジですか??

 

 

 

 

 

ありえねえ・・・。 

それだけはカンベンしてあげて。(泣)

 

 

 

 

 

 

でも、そうやって「死ぬ」ということを感じないでいられる生活を与えられるのは彼女だけ。

 

 

 

耳ふさいでおきます。