先日取り上げた「Kitahara world car seliction」ですが、ハマーのあまりの出来の良さに引かれてその後もいくつか買って見ました。で、ミニのトラベラーバンが出たのですが、タンポ印刷されているワイパーがフロントグラスの真ん中に…。(´・ω・`)ショボーン これはあまりにひどいと思い、その翌日に発売元のザッカ ピー・エイ・ピーに電話しました。すると応対に出た女性が「代わりの品をお送りします」とのこと。以前、1/6ガンコレクションの時もそうでしたが、この会社はクレーム対応は一流だなぁ、と思いつつ、「不良品はどうやって返品しますか?」と尋ねると「そのまま処分していただいて構いません」と言われてびっくり。確かに返送してもらえばそれだけ送料がかかりますが、これでは不良品じゃないのにクレーム付ける人が出てくるんじゃないかと心配になりました。(本当はこんなとこに書くのもまずいかと思いましたが、当ブログの読者はそんなことしませんよね? ね?) 翌日にはさっそく代替品が届き、感謝の気持ちを抱きつつパッケージを開けてみたら、くだんのワイパーは最初のものより幾分マシではあるものの、やはりモロ運転者の視界を遮るようなところにバッチリ印刷されていました。Σ(゚д゚|||)ガーン 

ミニ バン

 写真右が初めに引いたやつで、左は代替品です。これにはさすがにがっかり。さらに、同じ日にもう一度買ったところ、またまた同じのがダブってしまったのですが、これまた代替品とほとんど同じ場所に印刷されていました。ヽ(`Д´)ノ ウワァァン!! ここに至って、筆者としてはこう判断せざるを得ません。

 「少なくともミニ トラベラーバンにまともな製品はない」

 ハマーの出来に多少舞い上がった感じだったのですが、これですっかり醒めてしまいました。ついでですが、ポルシェ911クーペもヘッドライト部分のクリアパーツにタンポ印刷されているウインカー部分のオレンジ色が上にずれていました。

ポルシェ911

 実物はクリアパーツ部分の下ぎりぎり、ボンネットのラインより下になっているはずですし、サイドのウインカーの位置はもっと上です。これはやはり看過できないと思い、再度電話してみると、今度は男性が応対に出ました。初めに代替品もタンポ印刷がずれていたことを話し、続いてポルシェの件と、なぜクリアパーツの上に印刷するのにクリア塗料を使わないのか聞いてみました。すると、ポルシェは「ご指摘の通りだとは思いますが、下の方にには印刷されていると思うんですが」。これには一瞬、絶句してしまいました。下の方? じゃあだいたい合ってればOKってことですか? 何か、この会社の製品に不良品が多い理由が分かったような気がしました。この程度の認識で品質管理されたら、消費者はたまったもんじゃありません。塗料に関しては「この方が見栄えがするから」という答えでした。「それではクリアパーツの意味がないんじゃないですか?」と言うと「確かにそうですねぇ」みたいなことは言ってましたが…。

 この担当者が言うには、今後第2弾、第3弾も考えているとのこと。でも品質管理がこのままではとても売れるとは思えません。ミニのバンといいポルシェといい、どうも製造を手掛ける中国工場はタンポ印刷の技術が未熟なようです。であればワイパーは印刷じゃなくてモールドにして手塗りするとか、もう少し工夫が必要でしょう。筆者もこれが250円以下で売られているのなら、こんなに文句は付けません。1/64スケール並みの値段を付けている以上、それなりのクオリティーに仕上げるのは当然だと思うからです。

 代替品に同封されてきた書面には「平素より検品には十分注意を払っておりましたが、まだまだ弊社の管理体制に不行き届きがあるものと深く反省しております」「今後このようなことが起こらないように製品の管理、検品にはより一層の注意を致す所存でございます」と書いてありましたが、送ってきた代替品そのものが不良品では、いくらこのような殊勝なことを書いても説得力ゼロです。この会社にはクレーム処理に力を入れる前に、クレームを出さない努力をすることの方がずっと大切だと思います。もし担当の方がこの記事を見ることがあれば、品質に関する認識を一から考え直していただきたいものです。