517.2 四阿山へ ★四阿山vs吾妻山★
関連:381.菅平縦走(浦倉山・四阿山・根子岳)★前編★ 、★後編★ 、★山の花・epilogue★ 、
517.四阿山へ のつづき
信州人は四阿山(あづまやさん)、上州人は吾妻山(あがつまやま)と呼びます。
国土地理院ではこの山に限らず群馬・長野県境の山は長野県側の名称が採用されることが多いようです。
四阿山の名の由来はもともと一つだった火山の火口が落ち込んでできた四連峰(奇妙山、浦倉山、根子岳、四阿山)と阿蘇、浅間と同じ『阿山=火山』を合わせたもの。
吾妻山は日本書紀にも出てくるヤマトタケルノミコトが鳥居峠で「吾妻はや」と自分のために荒れ狂う海に入水した妻である”オトタチバナヒメ”を偲んだという由来から、山麓は嬬恋村と名付けられています。
愛妻家(ホントは恐妻家)であるかたくりは吾妻山の名称のほうが好きです。
山頂には長野県側と群馬県側のいずれにも祠がまつられています。
5939 11:33 稜線から北アルプス遠望
稜線は風が強く寒かった。前の記事で奇声をあげながら写真を撮っていた人は寒さに耐えるために気合を入れていたためらしい。
5942 11:35 右に浅間・黒斑山、左の裾野にちょこっと出ているのは浅間隠山
鳥居峠の林道入り口のゲートは土日解放されて登山口まで車で入ることができるようになりました。
車で登山口まで行く途中、林道には小学生と父親が歩いていました。
情けないことに、信じられないことにこの親子に追いつかれ、信州側の祠に到着する寸前に追い越されました。o(__)ノ彡
大雑把に左矢印は米子不動から根子岳北肩を経て根子岳・四阿山、右矢印は奇妙山・浦倉山へと続く、時計回りに奇妙山・浦倉山、四阿山、根子岳が旧四阿山の火口で内側は火口になり急こう配
6483 13:01 群馬県側の祠(上州社:本社は中之条町吾妻神社)
頂上は寒かった。北側の陰には降雪と見まがうほど立派な霜柱が溶けず残っていました。
この栂林はすごかった、思わず松茸のハンティングモードになりました。
なかなか面白い岩でした。危険なので登るなという注意の看板がありましたが登る人がいるのでしょうね。
こういうところでは逆に鎖をつけて登れるようにしてある山のほうが普通です。