382.妙高登山
富士登山に挑戦する前に北信でもうひとつ気になる山がありました。
妙高山(2,454m)、富士山とおなじ成層火山で新潟を代表する山ですが、北信五岳に含まれ信州の名山を挙げる際にはかならず含まれます。
それほど信州人になじみのある山です。
広大な裾野をもち山菜の宝庫なので毎年何度も足を伸ばしていますが、山頂に登ったことはありませんでした。
富士山を登る前にどうしても挨拶をしておきたい山でした。
小布施雁田山からみた三山、左から飯縄山(1,917m)、黒姫山(2,053m)、妙高山(2,454m)
<=妙高山 クリック拡大
別名越後富士(古名:越の中山)
南北に約8km間隔で並ぶ三山の中では最も遅くまで火山活動をしており、最後の火山活動は3,000年前の水蒸気爆発
今回のルートは燕温泉から北地獄谷経路で山頂をめざし燕新道を復路として燕温泉に戻るコース(標準時間:8時間)
地図で見た感じからおなじ火山の、376.黒姫山
もしくは377 浅間山走破 ☆外輪山縦走☆
ぐらいと予想し、381.菅平縦走(浦倉山・四阿山・根子岳)
より苦しいことはあるまいと思ってましたが・・・・・・、
7月21日当日 登山案内図(クリック拡大)、薬師堂 (登山口 9:54)
登山口周辺はヤマアジサイが花の盛りでした。 斑入りのヤマアジサイはちょっと珍しい。
北地獄谷コースはスキー場の管理車道をしばらく歩きその後燕温泉源泉小屋まで引湯管敷の歩きやすい舗道だった。
10:19 崩落でむき出しになった斜面は随所に見られました。右の写真は舗道の下を見下ろしたところ。
源泉小屋にたどり着き、水場のコップに手をのばしかけると大きな青大将がいてびっくり!!!
小屋の人と雑談していると少し先の滝つぼに露天風呂を造ったとのこと。
誰でも利用可ですが観光案内には紹介されていない秘湯です。
10:42 上称明の滝、下光明の滝
10:46 光明の滝 滝を見下ろすように登山道が続いています。
称明の滝が見えると登山道から右へ外れて川を渡ると
10:48 滝の近くに源泉小屋の管理人さんが言っていた 真新しい露天風呂を発見!
温泉好きのかたくりとしてはここでど~っぷりと浸かりたいところですが、先の行程を考えるとここで時間を費やすわけにはいきません。涙;
先へと目指します。 (ここまで 2010-09-03 17:20:24)
11:15に妙高縦走路との合流地点を通過して北地獄谷の沢に到着。11:41
高嶺の妖精〇〇マ〇〇〇チョウと会えるかと期待していたのですがこのガスでは・・・・・
11:57 胸突き八丁(天狗平まであと30分) 天狗平が目標でないのでここで胸突き八丁という地名はかたくり的には心が折れます。この地名は無い方がいい。
晴天なら右正面に妙高が見えるのですがこのガスでは無理。きつめの登りで胸元までひろがった崩壊がすざましい。
12:15 天狗平 ここに着く直前に三重県の海星高校の集団登山とすれ違いました。ここで梅酒を飲みながら昼食
12:39 光善寺池 たいして見どころもないですが、今回の単調な山登りにはちょっとしたアクセントになります。
写真左:イワナシの実 甘酸っぱく美味でした!! 写真右:風穴12:58 顔を近づけて涼みました
13:30 少し長めの鎖場 ここまでくると山頂が近いと実感。 胸突き八丁とはこういう岩盤を言うんでない?
<=上から見るとこんな感じ
(クリック拡大)
Sep.04, 2010
蛇足:胸突き八丁
語源は『登山で富士山の頂上付近の八丁(872m)のこと。』
転じて登山の大詰めの一番苦しいところを指すようになった。