340.松代奇妙山
岩沢登山口には、3台ほどの駐車スペースがあり、石仏とトレッキングコースのパンフレットが入ったポストがあります。
長野市観光課管理のトレッキングコースとしてHPからパンフレットが下記のアドレスからダウンロードが可能。
尼厳山・奇妙山→ http://www.city.nagano.nagano.jp/upload/1/kankou_amakazariyama_01.pdf
コース・周辺状況→ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-38092.html
標高は1,100mですが、この山は松代温泉周辺からみると尼厳山の背後に位置し、かなり迫力のある山です。
岩沢登山口から左へといくと天の岩屋・立見岩を経て尼厳山へと続きます。
尼厳山・奇妙山の鞍部へ直登する笹登りコースは20分ほどの登り。
尾根筋に大きな岩がテラスのように伸びていてその先は崖、不用意にコースを外れないようにロープが貼られています。
このコース随一のビューポイント高見岩です。
ロープを超えてこわごわテラスに立ち、眼前に広がるパノラマに息を呑みました。
この写真はコンパクトデジカメの撮影、一眼デジカメを持ってこなかったことを心から後悔しました。
コンパクトではいくらズームを利かせても無駄です。
パノラマ写真は心を入れ替えてまたの機会とします。(涙)
高見岩から松代の山なみ
頂上からは戸隠連峰~飯縄山~妙高がよく見えました。
山頂に着くと先客がいました。 彼はかたくりが鞍部を目指して登っているときに、尼厳山方面から縦走してきてラジオの音量を最大にしてものすごい勢いで奇妙山を目指していました。
彼は信州の山は殆ど登り、この山をもう数十回この山をのぼっているとのこと。
高見岩と頂上からのパノラマに魅せられるとうなずけます。
実は尼厳山の記事はこのトレッキングの後のものです。北側のパノラマも尼厳山と同様すばらしいものでした。
カメラが・・・・ここで二度目の涙
実はこのトレッキングは、きのこ狩りが目的できました。
頂上から東側や南側の尾根筋を散策してみました。
菅平に続く山系らしく東の尾根筋には熊の足跡や糞がありました。
山頂の南の尾根筋を歩くと猿の群れに逢いました。
こちらの登山ルートはトレッキングコースには記載されていません。
信州の登山ガイドの本には滝本コースとして紹介されています。
北側とは一転した岩場の続くコースでロープが垂れています。
←右の聖徳太子のような高さ1mほどの神官の石像
ここからの眺望もGood!
急な傾斜の岩場ですが、コースが不明瞭だったので途中で引き返しました。
まき道も鎖もロープもない岩場で、コースを示すものが見当たらなかった。
山頂であった先客もこちらのコースは未経験とのこと。
次回のトレッキングのために滝本コース登山口の確認をする途中に立ち寄った清滝。水が滴る程度で、滝になるのは雨の季節が中心の枯れ滝のように見えました。
クリックすると拡大します。
柱状節理のはっきりした滝で無名峰(849m)へと続きます。
東屋があり付近の紅葉が綺麗でした。
滝本付近からみた無名峰と奇妙山(写真左右2枚)
パノラマ画像2枚、横にスクロールしてみてください。
菅平へと続く林道東豊線を登ってみましたが、滝本の登山口が分かりませんでした。
ガイドブックに登山口付近の説明があるので見当はつきましたが、登山口のサインボードを立てるたび地主が壊してしまい、なかなかコースが整備されないようです。
尼厳山・奇妙山は岩の塊のような山なので、山歩きに飽き足りない人はザイル持ってバリエーションルートをどうぞ。
かもしか岩のクライミング→ http://www.naganoken.jp/mount/hokushin/suzaka-chikuma/kimyosan-wib.htm
きのこハンターからトレッキング、クライマーといろいろな人種が登る山ですが高見岩に一度立つと魅せられてしまう松代を代表する里山でした。
Dec.17 2009