元来、「純文学」というのに感動したことがほとんどない僕にとって、西村さんの芥川賞受賞後の1作目であるこれも???、ただのDV男の日記じゃないか。とただそれだけの感想しか持たなかった。なんで絶賛されるのか文学的素養の無い僕には理解が遠い。文章がうまいのは認めるけど。★☆☆☆☆

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「ぼく、おまえをずっと大切にするから、今後ともひとつよろしく頼むよ」待望の恋人との同棲生活の始まり。仲睦まじく二人で迎える初めての正月に貫多の期待は高まるが、些細な事柄に癇の虫を刺激され、ついには暴言を吐いてしまう。二人の新生活にあやうく垂れ込める暗雲の行方は―。


生誕半世紀からの存在証明-寒灯