今回も東京大学。駒場キャンパスから。赤ちゃん軍団と爆笑問題が超接近遭遇。猿から人への道筋を探るのかな。「おしえて赤ちゃん」

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東京大学教養学部。赤ちゃん学の開教授。当然赤ちゃんがたくさんいる。田中が抱っこすると泣かれてしまう。

先生「うまれてちょっとしかたっていなくても’数の概念’というのはある」といわれて、モノが無くなる不思議がわかるという。猿も食べ物が無くなるのは死活問題なので、わかるんだという。

開先生は客観的に赤ちゃんの脳の具合を調べて、データ化する研究を行って注目されている。

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田中がパソコンの画面を見る。すると視線の動きが見える化される。

先生「見えるという行動でどういう風に赤ちゃんが考えているかを見る。」

次に赤ちゃんのユウタ君が爆笑問題の二人の顔写真を見る。すると田中のほう(ほっぺたあたり)を良くみていた。丸いものを見る傾向があるんだという。

赤ちゃんが話ができるようになると、目を見るようになるという。

それでは鏡を見て自分だとわかるのはいつから?

実験開始。赤ちゃんの頭にハートのシールを貼って、鏡を見てはずすかどうかで分けてみる。

その前にシールを貼る為にあやすんだけど、これはまず田中の役目。田中が鏡に連れていったら号泣されて実験オシマイ。

次は太田が1歳1ヶ月の女の子に貼る。まだ鏡の中の子が自分なのかわかっていないという。

これを1歳6ヶ月の男の子でやってみると「自己指向反応」として自分の頭のシールを剥がした。

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動作が2秒遅れるVTR.過去の自分がいることになる。だからジャンケンすると後出しになっていつも勝てる。はずだが太田は負けた。

さてこの遅延装置を使って、先ほどの実験をすると、シールが取れない。

3歳児にならないと、ちょっと遅れているやつは自分じゃないのではと思うのだそうだ。

この遅延装置(鏡VTR)を猿に対して実験。猿はなかなか頭が良くて背中を映してから、前を向いて様子を確かめた。

この装置を使った三歳児は「お友達かな」と不思議に思う。それは今の自分を認識できているからだという。

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太田「何故、産まれたときにオギャーと泣くの」

先生「空気を取り込むということがあるから大切だけど、鳴き声は自分だなという認識はあると思う。」

先生「自分の手で自分を確かめる’ルーティング’を研究した人もいて、自分を触って確かめる。」

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赤ちゃんは3歳にならないと記憶が無いというけど、無いわけじゃないと思うし、何故思い出せないのかと疑問に思ったのがきっかけ。

三歳の子が思い出せないわけじゃない。うちの子が3歳のときは雪が降ったことを覚えていたけど、今はそれを覚えていない。

海馬が劇的に変わる時期があるという説もあるし、記憶は言葉ができてから残るものだという説もあるがハッキリわかっていない。

ここで太田が「忘れたくて忘れたんじゃないか」という新説を発表。「不安で、ライオンはいない!ということにした記憶がある。」「思い出しちゃまずいから封印しておこうというのもあるんじゃないか。」

先生「楽しいこともあるわけですよね。」

太田「過去の楽しいことも思い出さないほうがいいというブレーキがあるかも」

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先生「被験者の赤ちゃんは今日のことを覚えているかも。」