昨年放送されたので、2回目の登場。1回目は確か県代表にはなれずに終わったんだけど、果たしてまた児童が入れ替わって、どう指導が続くのか。「その後」が見たい人物であることは確か。楽しみだ。子供達に囲まれたメガネの先生が画面に。

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長野県上田市、山郷の西内小学校。全校児童68人。遊び場は川であり山である。そして金管バンド!

5・6年生全員をメンバーにするユニークなスタイル。初めは音を出すこともままならなかった児童がソロをとるほどになる。桜井先生は9年目。過去2回全国大会で優秀賞を獲得した。

①子ども扱いしない。

②必ずできる。・・・くじけそうになる子には魔法の言葉だ。

6年生12人が離れて、新たに4年生10人が加わった。楽器は引き継がれ、世代交代される。

2009年1月、卒業を控えた6年生の大事な仕事は4年生にその気にさせること。

③その気にさせる。・・・先輩が後輩に引継ぎするのはその気にさせなければならない。

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練習は7時半から。遅刻した拓磨君、練習の和に加われなかった。全然音が出ないと泣いて訴えるが、音が出せた。叱られて落ち込むかと思いきや、平気な拓磨君「止めたいとは思わない。」、両親も桜井先生の厳しさは兄弟で経験済み。

拓磨君に引き継ぐのが佐々木和宏君。チューバ担当。和宏君は自分に厳しかったので、拓磨君には優しく接する。検定に合格できない拓磨に「諦めずにやる。」と和宏君。

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⑥ハードルは高いほど良い。

両親が教師の上田市の家庭に生まれ、音楽教師になった桜井さん。娘も音楽教師を目指している。

コンクール用の譜面作りに挑む。難曲はこの楽譜作りも難しい。

一方で父兄からも、指導が厳しい、時間が拘束されるという意見が出た。打合せでは「子供達の様子を見ながら」ということで終わった。父兄の思い、子供達の思い、先生の思いが交錯する。

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拓磨君の検定。和宏君の卒業ギリギリに行なわれて、ようやく合格。拓磨君もホッとした。3月18日に6年生12人が卒業していった。

そして課題曲の楽譜が配られた。「頑張って、張り切って練習してください。」と先生。自主練習が始まったが、音符の読めない4年生にとっては、どうしていいかわからない。

4月26日、発表会を目指して練習する子供達。その中に失敗を恐れて音が出せない子供がいた。アルトホルンの綾乃ちゃん。恥ずかしがりやだ。「他の人より時間がかかると思って、やりなさい。」と先生。「あんなに綾乃のこと思ってくれる先生いないなと思って」と綾乃ちゃん。

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朝と夕を費やした練習の成果が徐々に現れてきた。

文殊堂春祭りで、お披露目、課題曲「踊るルッツの」 新5年生の初舞台。といっても文殊堂は野外。その境内で行なわれた。

なんとおひねりが飛んできた。聴衆も「いいとこまでいくんじゃにですか。」と好評だった。

教室で指導する声「エネルギーを持って!いいの違って。まず自分達で考えていかないといけないの。」