ポータブルHDDの壁面設置 | Photograph to Life ~生活に写真を~

Photograph to Life ~生活に写真を~

●日常の一部を写真で表現、出来たらいいなと言う意味で...
●デジタルなデバイスの(独断と偏見による)話題と感想もあります
●100円ショップ製品の紹介と活用(工作)方法の話題なんかしたりもします

先日Mac miniに液晶ディスプレイの裏側にポータブルHDDを吊り下げてみたのですが、ウェスタンデジタルの「My Passport Ultra」だけは流用したスマホホルダーに収まらずで設置場所に困った状態になっていました。

 

参考リンク:モニター裏にHDDホルダーを取り付けてみた

 

 

私が使っているのは上記リンクの製品の一つ前のモデルなのですが、短辺方向でも約80mmあるのために100均で売っているスマホホルダーでは挟み込むことが出来ません。その為、どうやって壁面等に接地するかで悩んでいたのですが使わなくなった「自転車用スマホホルダー」を流用すれば良いのではと思いつきました。

具体的にはいかの製品のようなもの。

 

 

このタイプのスマホホルダーをMuddyFox(MF26-EXP-F)に付けていたのですが、防水のiPhoneケースをFELT F85と共用で使うためにTOPEAK ライドケースマウント互換のマウントに付け替えました。

 

参考リンク:MuddyFox(MF26-EXP-F)用のスマホマウントを新調

 

 

上記画像の用にハンドルバーの上すぐのところに取り付け出来て、なおかつしっかりとロックが掛かる仕組みなので防水ケースとの組み合わせにも使い勝手が非常に良いものです。

マウントを上記のように交換したために左右から挟むタイプのスマホホルダーが余ることになった訳ですが、これを流用加工すればポータブルHDDの壁付けにも使えると思いついたわけです。

 

問題点はどうやって壁付けにするかなのですが、これはなかなかおもしろい物をベースボードに流用できそうということで、以下のものをホームセンターで購入。

 

 

本来の用途は建物基礎の傾きを微調整するためのレベルプレートです。樹脂製なのでドリルで簡単に穴を開けられますし、大きさや厚みも様々あるので色が黒のみというのを別にすれば壁付けベースプレートに使うにも最適です。

 

・流用するスマホホルダー

 

使ったスマホホルダーは上記のもの。カニの爪式にハンドルバーに固定するもので、あまりスマートでない取り付け方法なのとスマホの位置が高くなるのでライドケースマウント互換品に交換したものです。

 

・爪で噛み合う

 

スマホホルダーは、上記画像のベースマウントに4箇所の爪で噛み合う様になっています。かなりガッチリとタイトな噛み合いなので路面の振動やちょっとした衝撃程度では外れたりしません。これを加工してレベルプレートに取り付けます。

 

・プレートと合体

 

ベースマウントは、実は保管したままにしていた別のスマホホルダーの物を流用しました。ベース部分の取り付け方法がボールジョイント式で破損が怖くて使わずにいたものですが、爪のピッチがほぼ同じで互換があったのでホルダーをトレードした感じです。

レベルプレートには小さめのタッピングで固定しました。回転させたりはしないので2箇所固定です。

 

・スマホホルダーを取り付け

 

スマホホルダーを取り付けると上記画像のようになります。スマホホルダーも黒だったのでマッチングが非常に良い。両側から挟むパーツも大きく広がるので縦だけでなく横にして固定も可能です。

 

・壁面に設置

 

自己所有の家なので出来ることではありますが、壁面にはネジ止めです。賃貸の場合は何らかの工夫が必要ではありますね。

スマホホルダーを使ってポータブルHDDを壁面設置にするメリットは「HDDの設置と取り外しがやりやすい」ということにあります。単純に挟んでいるだけなのである程度のサイズの自由度も確保できます。2.5"HDDと同じサイズを採用しているSSDを使っているポータブルSSDドライブにも対応できます。

また、その構造上「HDDと壁の間に空間ができる」ため放熱面でも有利。デスクトップでポータブルHDDを使っていて、置き場所で悩んでいる場合はこういった方法で設置してみるのも良いかもしれません。