ここ数年ほど再燃している「自作オーディオ熱」ですが、やはり一番作りやすいのはフルレンジユニットを使ったスピーカーです。
入門的にオススメなのは何と言ってもFOSTEXのかんすぴキットな訳ですが、ある程度慣れてくるとオリジナルモノを作りたくなってくる訳です。
因みに、かんすぴキットと言うのは以下のモノ。
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FOSTEX かんすぴセット 10cm KANSPI-10 14,472円 Amazon |
このキットはデジタルアンプも込みになっているので若干お高めですが、ユニットとエンクロージャーを個別に買っても8cmのユニットで6,000~7,000円で作れますから結構オススメ。
ヘッドホンでしか音楽を聴いていないと言う方は、是非ともスピーカーでも音楽を聞いて欲しいところです。
という訳で、今回はタイトルにあるように無印良品の「タモ材ゴミ箱」を使ってオリジナルスピーカーを作ろうと言うわけです。
タモ材と言っても、実際にはシナ材に突板を張ったものです。曲げ木加工で作られているので、一見同じに見えますが個々に微妙な違いが有ります。なので、左右を個別にと言うことになると同じ寸法のモノを2個見つけないといけない訳で、なかなかに大変です。まぁ、そこまでこだわればの話ではあるんですが...。
ゴミ箱として使う場合、底に向かってすぼまっている構造です。なので、両サイドのバスレフダクトを作るのにちょっとコツが要ります。
いきなりMDF材を加工するのは無謀なので、まずはダンボールで型を取ります。スピーカーユニットの取り付け位置もここで決めてしまいます。
ユニットをダンボールのバッフルに仮止めしてテスト。アンプを入れていないので迫力が無いものの、悪くない感じです。バスレフダクトが出来ていないのも原因の一つでしょう。
バッフルにはダイソーのMDFを使います。6mm厚なので薄いといえば薄いのですが、2.5"ユニットだと悪くない選択肢です。何しろ安いですし...。
バスレフダクトは単純にスリット式です。長さも勘で決めたもので、計算とかしてませんw まぁ、うまくいったら御の字と言う感じですね。
2.5"ユニット用に穴あけはダイソーの52mm口径ホールソーです。エッジの接着面にピッタリ合うサイズで穴あけ出来るので便利。
表になる面は面取り加工しています。MDFは柔らかいので荒目の紙やすりで磨けばカンタンに面取りできるのが良いところ。
例によって、塗装はオリーブオイルです。下手に塗装するよりも風合いが良いですし、吸湿対策でも有利。しかも食用油なので室内で塗布できるというメリットもあります。
写真のようにバッフルを取付けます。風呂スピもそうでしたけど、ちょっと顔っぽい配置ですね。
ユニットを組み付けて仮組みしてみました。コレにスイッチやボリューム付けるとますます顔っぽくなりそう。
この状態でNFJのアンプを取付け、テストしてみました。思ったよりも低音が出ていて良い感じです。バスレフの効果も出ています。2.5"ユニット2個にこの容積は大きすぎるかと思ったのですが、アンプを繋いでやると破綻せずに鳴ってくれました。
あとはボリュームとスイッチ、電源関係、入力方法の決定となります。近日中に決定して、完成させたいと思っています。
以下のリンクに動画をアップしているのでよろしければ御覧ください。
フルレンジに飽きた方は以下のキットも良いかもしれないですね。
ステレオ誌付録のユニットとほぼ同じ(スペックアップ版)ユニットなのでいじりがいがありそうです。
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