ちなみに、RP-DJ1200と言うのは下記のリンクにある製品。
- パナソニック 密閉型ヘッドホン Technics ブラック RP-DJ1200-K/パナソニック
- ¥17,280
- Amazon.co.jp
上記リンクの価格は「17280円」になっていますが、実際にAmazonで検索すると黒のモデルが中古品で「8000円」から、シルバーが「7500円」からマケプレに出品されているようです。・片方NGで864円w
例によって「片方NG」と言うことで864円でゲットした訳ですが、実はRP-DJ700を540円で救出した時は「片方のドライバが死亡」していたという泣くに泣けないジャンク品だったので完全に「賭け」な訳ですね、こういうのを買うのは。・見た目はまぁまぁ
イヤーパッドは流石にやれていますが、ほかはまずまずのコンディションの個体です。思ったほど傷も多くなく、使い込まれると消えてしまうことが多いTechnicsロゴもキレイな状態。・コードが右出し
片出しコードのヘッドホンは左にコードが付くことが多いんですが、コレはなぜか右側からコードが出ています。その為、左右ハウジングを入れ替えてリケーブルし、左出しに改造した人もいるようです。まぁ、繋ぎ間違えさえしなければ良い訳で、それだとハウジングを開けるだけで済むから難易度は低いです。
コレを救出した理由の一つは、写真にも有るように「標準プラグ変換アダプタ(ねじ込み式)」が付いていたこと。このアダプタはRP-DH1200でも使えるんですよ。ちなみに、オーテクのATH-PRO5MK2に付属のものはDH1200に使えません(ネジ口径が異る)・断線箇所のチェック
片方NGと言うことで、断線ならば直せる訳ですからどこで断線しているかを探らないといけません。テスターを使って通電テストをした結果、プラグから右ハウジングは断線なしということが判明。
左側がNGだったのですが、この手のヘッドホンで断線が多いのはプラグ付近で有ることが多いのでまずはそこから探った次第。ところが、実際はメインのコードは断線していなかった訳です。となると、怪しいのはドライバの故障になる。ドライバの故障だと自分で直すのはほぼ無理ですからね、この機種。例えば、下記リンクにあるソニーの「MDR-CD900ST」だと「ほぼ全部のパーツ」が個別発注出来るらしく、ドライバだけ部品で取り寄せできるんだとか。普通は、せいぜいイヤパッド位なんですよね、交換パーツとして買えるのは...。- SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST/ソニー(SONY)
- ¥19,440
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まぁ、直しながら使いたいなら「素直にMDR-CD900STを買え」で済んじゃうのかもしれないですけど、個人的に好きなんですよね、Technicsのヘッドホン。
とまぁ、それはそれとして、左ドライバに直付けでイヤホンコード繋いで出力すると「音がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」ってことでドライバは無事と判明。となると、右ドライバ経由でヘンドバンド内を通してあるコードの断線ということに...。コレはコレで厄介は場所で断線してます。
・ココで断線
DJ1200はモニターヘッドホンなので左右のハウジングの可動範囲が大きいのが特徴です。DH1200よりも可動範囲が大きいので断線の危険性はより高いといえます。
因みに「RP-DH1200」と言うのはコレ。- パナソニック Technics RP-DH1200 DJヘッドホン シルバー 【並行輸入版】/パナソニック
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
このDH1200も今回のDJ1200と同じ様に「片方NG」とあったのを格安で救出したら壊れてなかったと言うオチの付いてきた物を持ってます。流石にイヤパッドやヘッドバンド部分の表皮はボロでしたけど。
・断線箇所
断線している部分はコードの被覆が破れてリッツ線が一部見えている状態でした。そこで、ここからカットしてドライバを繋いでみると...、無事に音が出るように。
ですが、このコードを短くしちゃうとハウジングにドライバを付けられなくなっちゃうんですね。解決方法は、このコードを総取り替えするしかありません。
という訳で分解(`・ω・´)・ココを通す
左右を繋ぐ左ドライバ用のコードはヘッドバンドのクッションパッドの中を通します。以前にEAH-210のヘッドバンド修理した時の感覚で「古いコードに結んで引っ張りゃいいだろ」と思ったら...、「ウレタンパッドの間に挟んで接着」されてましたorz
仕方ないので、元のコードをカットして交換用コードはパッドの隙間を通すことに...。・コレのコードを流用
厳密に言えば同じ音質にならんのかもしれませんが、使えそうなコードがコレ島見つかりませんでした。実は、昨夜のうちに「プラグを切り取った100均イヤホン」のコードで直そうと試みたのですが微妙に長さが足りず。
片耳の耳掛け式イヤホンの場合はコードの全長を活かせるので1mをフルに使えるので作業がラクです。
これのコードをカットして、DJ1200の元のコードと入れ替え。ヘッドバンドのクッション内部を通す時は針金に結んで引っ張りました。
リッツ線なのでハンダ付けにコツが入りますが、コレは根気よく丁寧にやれば大丈夫。問題は、寧ろ組立で、ハウジングとヘンドバンドを繋ぐ作業が一番大変でした。
作業重視で写真を撮らずじまいだったので途中経過は文章だけになってしまうのですが、組み付ける際もハウジングを繋ぐアームを先に取付けてからアームにハウジングを取付け。その他とでドライバにコードをハンダ付けした方が失敗が少ないと思う。
ともかく、普通に買うとそれなりのお値段のするヘッドホンですし、Technics好きとしては無事に復活させられたのは嬉しいですね。
音質の方は、レビューを読むと「低音重視」「クラシックに不向き」と言うのが多いですが、ワーグナーを聴いてみた限りでは悪く無いですね。ただ、個人的にはDH1200の方が好みのチューニングではあります。
しかし、そんなに金使ってないのにヘッドホンとイヤホンの増殖具合がすざましい物になってますねぇw もはやいくつ持っているのか把握できてませんです。 - SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST/ソニー(SONY)