いつものごとく、リサイクル店で出物のヘッドホンかカメラレンズが無いかと物色していたらバッテリーの生きている「IXY DIGITAL 400」を発見。ただし、付属品は一切なしで充電器も付いていません。その為か、異常にお値段が低いw
そのリサイクル店では、箱なしで充電器付きのIXY DIGITALは200万画素でも「864円」するので、充電器なしとは言え動作品の400万画素としてはかなり安い。
レジ近くのジャンクカゴに入っていたので、購入した日に買取り(と言うか引取りか)されたと思われる物。
最初はバッテリーは入っていても充電が無いだろうと思っていたので、動作した時はちょっとびっくり。試し撮りも問題なかったし、何と言っても「512MBのCFが刺さったまま」と言うのもポイント高かった。まぁ、CFには撮影画像が2枚ほど残っていて、ちょっと引きましたが...w
・フィルム5本と共にお買い上げ
という訳で、レジ前ワゴンにあったフジのカラーネガフィルム5本と共にお買い上げとなりました。
ちなみに、このフィルムは「期限内」ばかりで、そこそこお買い得だったかな。まぁ、フジのフィルムとしてはですけれど...。
肝心のIXYですが、写真にあるように「324円」ですw 完全に動作品で、外装の傷も販売時期を考えると少ない方。画素数は400万画素なので現在の基準では低画素になってしまうのでしょうけど、おそらくA4プリントくらいまでだとプリンター性能である程度カバー出来てしまう範囲とも言えます。旅行のスナップ写真程度なら十分な画質だと思います。
・512MBのCF付き
最終的に救出を決めた理由はコレですね、512MBのCFカード。私は未だに「Kodak DC210A Zoom」を所有しているんですが、DC210Aって512MBまでしか認識しないんですよね。あまり使わないですから、512MBあればそれこそ「DC210Aが壊れるまで」使えるくらいの容量な訳ですw
・バッテリー付属
バッテリー付きで、充電もされていたというのも救出決めた理由の一つです。充電器も探したんですが、この時点では見つからず。後継モデル用の薄型のバッテリー用は500円位で見つかるんですが、意外とコレで使えるものが無い。
カメラ本体にUSB端子があるので、それで充電できないかと期待したんですがどうやら出来ない様子。まぁ、バッテリー電圧は3.7Vなのでモバイルバッテリーのジャンクから内部基板取り出せばUSBで充電できる充電器は作れると言うことで、いずれ作ればいいやくらいに思ったというのもあります。手持ちのバッテリー寿命で充電できなくなったモバブはいくつか持っていますし...。
と思っていたら、別なリサイクル店にて充電器も発見Σ(゚Д゚)
・充電器も揃ったヽ(´▽`)ノ
その別なリサイクル店は、割りと地域ローカルな店なのですが、「税込み表示」なのと「意外な掘り出し物」があるので結構頻繁に見に行っているところです。
ちなみに、ニコン用とペンタ用のオマケ付きアダプトール2を格安ゲットしたものそこ。まだ、M42用のアダプトール(オマケ付き)は残ってたなぁ。
あ、ジャンクのニコンFG(黒)もそこでゲト。
この充電器、値札は100円となってますが、何故かレジでは「80円」になりました。つまり、400万画素のIXY DIGITALが総額404円で手に入ったということに...。
説明書はキヤノンのサイトでPDFがダウンロード出来るので付いてなくても何ら問題ないし、むしろ紙の説明書みたいに「サイズ違って保管しづらい」ということも無いので好都合。
それにしても、この充電器デカイ。カメラ本体とほぼ同サイズですw
・充電も無問題
試しに充電してみましたが特に問題は無さそうです。まぁ、この手の充電器が壊れるとしたら「渦電流」か「水没」位なのですけどね。
・大きさ比較
この頃のIXY DIGITALってAPSフィルムのIXYと比較してほぼ同サイズです。と言うか、寧ろ大きい。
正面からは全く同じサイズです。レンズ位置が若干左手側に寄っている程度ですね。
・上から
上から見ると、銀塩IXYのボタンレイアウトを踏襲しているのが解ります。異るのは、銀塩の方はセルフタイマーボタンになっているところがDIGITALでは電源になっていること位。あと、CFスロットの関係でしょうけど、ストラップ取り付け部のデザインが違う位ですね。
厚みは、この写真を見ると銀塩の方が厚く見えますけど、実は...。
・厚み比較
こうやって並べるとDIGITALの方が2mm位厚みがあります。重量感もDIGITALの方が重く感じます。
銀塩時代から写真を撮っている身としては、このくらいの厚みが有ったほうがホールドしやすくて良いんですが、現在のコンデジは液晶ディスプレイがファイダーを兼用しているので厚みがあってもなくてもさほど関係なくなってます。
・背面から
背面から見ると分かるように、IXY DIGITAL 400には光学ファイダーが付いています。ズームに連動して視野が変化するので意外とコストかけてますね。と言うか、コレが普通だったんですけどね、銀塩のコンパクトカメラとか。
古い機種ですし、こういうのもアレですが、動作は「もっさり」してます。電源も若干長押ししないと入らないし、ズームも「じぃ~」って感じでノンビリした感じ。AFはちょっと暗いと迷いに迷って結局合わない。コントラスト低いと合わない。動体を撮るにはAF遅すぎて追いつかない。と言う感じ。
この辺りは銀絵のIXY 320と同じ感じです。まぁ、銀塩IXY 320を使ったことがある人なら「こんなもんか」で済ませられる感じですかね。
発売時期が2年ほど違うし、センサーサイズも異るけれど、「Kodak EasyShare C330」と比較しても動作が緩慢。画素数はどちらも400万画素なのですが、センサーサイズはIXYが1/1.8型で、C330は1/2.5型となるのでIXYの方が大きい。
操作の軽快さと言う点ではC330の方が良いのではと思うが、見た目が安っぽく見えてしまう(実際に安価なモデルだった訳だけれど)し、単三乾電池2本なのでIXYと比べると撮影出来る枚数が少ない(ただし不意のバッテリー切れには対処しやすい)
ボディの仕上げは、IXYは良いですね。この辺りは金属ボディのIXYならではと言う感じ。銀塩IXYもプラボディと比較すると金属ボディのモデルの方が全体の外装の仕上げは良かった。
ただ、外装に金をかけた分「カメラとしての基本機能」の部分で妥協せざるを得なかったのかなと思う所もある。最も、プラ外装の200番代IXYを使ったことがないので何ともいえない所ではある。
あと、IXY DIGITALでは解消されているけれど、銀塩IXYの操作性は劣悪だった。とにかく設定に関するボタンが押しにくかった。この辺りは、さすがにデジタルでそれをやると使い勝手が悪いと気づいたのだと思う。
現在のIXY DIGITALには興味が湧かないのですが、この頃のIXY DIGITALは「旅行に持っていくおしゃれカメラ」と言う感じで使うなら良かったでしょうね。難点は今となっては若干重たいことかな。
あと、本機で発生するかはわかりませんけど、この頃のIXYはCCDとCFスロットに爆弾抱えてるっぽいですね。何でも、接触不良で「映らない」とか「CFのエラーが出る」とからしいですが...。
無償修理も有償修理も終わっているようですし、とりあえず壊れるまでは使えると言うことで、しばらくは楽しめそうです。まぁ、総額404円なので思い切り使えるおもちゃとして見れば安いものですねw