ニコンミニ(AF600QD)の試写 | Photograph to Life ~生活に写真を~

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今月初めにジャンクコーナーから救出してきた「ニコンミニ」ことAF600QDでの試写が終了しました。使用したフィルムは「コダックGold100」です。

購入時のブログ記事はコチラ
ニコンミニ(AF600QD)救出

9848・Nikon AF600QD

プラスチック外装でファインダーも狭く、いかにも安価なAFコンパクトですが、28mm F3.5と言うコンパクトカメラには珍しい焦点距離のレンズを採用しているのが特徴のAF600QD...。
この28mmのレンズの評価が意外と高い。ピタッと来ると高解像の、かなりいい描写をしてくれるとのこと。

テスト撮影自体は購入後すぐに始めていたのですが、18日から1週間ほど入院していたこともあって、本日やっとテスト撮影を完了した次第。

撮影の結果はひとまず置いて操作性から...。電源を始めとして、ポタン類は全てゴム素材であるのでグニャグニャした感触です。その為、操作感は決していいとは言えません。ただ、APSフィルムのコンパクトカメラ「キヤノンIXY320」よりは格段に操作性は高い。
惜しいのは、シャッターボタンもゴム素材なので、シャッターボタンもグニャグニャした感触のタッチになるという点です。

携帯性は、とにかく軽量なのとiPhone4Sを3台積み上げた程度のものなので上着のポケットにも十分忍ばせておける。街角スナップのカメラとしては優秀だと思う。

・我が家のコーギー

テスト撮影は主に我が家の飼い犬のコーギーを中心に行った。が、動きまわるのと脅かさないようにと、屋内ではフラッシュを焚かなかったのでブレが少ないのはコレ1枚だった。
ただ、等倍で見ると実に解像力の高いレンズだということがわかる。発色も、自然な感じで派手さがないのもいい感じと言える。

AF合焦速度はさほど早くないので、動きの早い動物の撮影には不向きだけれど、例えば旅行の記録でモニュメントも入れての記念撮影では重宝する感じ。

・茨城県立歴史館

風景もと言うことで、歴史館敷地内の遊歩道を撮ってみた。広角レンズらしい奥行き感も申し分ない。実に良いレンズだと思う。
宮崎光学がレンズを取り出して「L39」マウントに改造するサービスを行っているけれど、AFでなくMFで使ってみたくなるのも納得できる。

・歴史館蓮池脇のあずま屋

28mmと言う画角は、意外かもしれないが「自然に目に見える範囲」と同じくらいの範囲を写してくれる。そういった意味でも、28mmはスナップショット用のレンズに最適だと思う。

予算的に許せばすぐにでもL39マウントに改造したいところだけれど、壊れるまではこのまま使おうと思っている。L39改造は壊れてからでも遅くないですし。