アイオーデータのUSB接続1SEGチューナー「SEG CLIP」(セグクリップ) が到着した。 アイオーデータのブログへのトラックバック記事を書くことが条件で割引販売されたものです。はっきり言って待ちわびました。注文してから約1ヶ月ですから．．．。
到着した「SEG CLIP」(セグクリップ) 、大きさはちょっと太めのUSBメモリーにアンテナが付いた感じ。キャップレスで、USBコネクタがスライド式のジャケットに収納されるので、キャップが邪魔になったり無くしたりということが無いのもマル。ポケットにも入る大きさですが、アンテナ保護のことを考えると、延長コードと一緒にハードタイプのペンケースやめがねケースをケース代わりにして持ち歩くほうが良いでしょう。
到着後、早速セットアップして観てみました、1SEG。設定は、とても簡単です。先に付属のCD-ROMからドライバソフトと1SEG視聴ソフトをインストールすればすぐに使える(視聴ソフトはバージョンアップしているので、アップグレードしておいたほうが良い) ただ、残念なのは付属の延長USBケーブルが短めなので、受信感度が悪い場合に設置位置を変える自由度が低いことですね。私のところでは受信感度が低く(無線LANが干渉している？)、不安定になるので長めの延長ケーブルで対処しました。屋外ではまだ試してないですが、屋内では視聴場所によって受信感度にバラツキが出るようです。あとは、放送局によるバラツキもあります。NHKは比較的入りやすいですね。
録画については、右クリックでポップアップがでるので、予約を選べばOKと非常に簡単。さらに、ユーザー登録が必要ですが、携帯メールなどでの録画予約も可能になってます(※携帯からの予約は、設定を誤るとPCが知らぬ間に起動していることになります)
肝心の画質ですが、Hi-Vision映像として作成されている場合は画質的な不満はまずありません。私のPC(DELL Inspiron710m)は12.1inchワイドの液晶ディスプレイですが、フルスクリーン表示させても十分満足がいくものです。ただし、アナログ規格で作成されたものをデジタルに乗せて放送されている場合は画質が落ちてしまいます。この場合は字幕などが読みにくくなります。ただ、1SEGで流されている番組のほとんどはデジタルとして制作されているのか、クイズ番組やバラエティなどの画質が落ちるくらいで、ニュースやドキュメンタリー物はかなり良好な画質で見ることが出来ます。
「SEG CLIP」(セグクリップ) が優れているのは、「データ放送」にも対応していること。地上波のデジタル化での最大のメリットはこの「データ放送」だと思うので、これに対応しているのかしていないのかはとても重要です。標準表示の場合は、放送局一覧とともにデータ放送画面も表示されるので、番組視聴と同時にデータ放送を見ることが出来ます。これは非常に便利で、天気予報などをリアルタイムに見ることが可能です。
「SEG CLIP」(セグクリップ) の動作条件としては、「Intel Celeron、Celeron D、Celeron M、Pentium III、Pentium4、Pentium D 、Pentium M 、Core Duo、Core 2 Duo」「 AMD Athlon、Duron、AthlonXP、Athlon64、Athlon64X2、Sempron、Turion64」の1GHz以上で、メモリーも256MB以上(512MB以上が推奨)となっていますが、Pen3の450MHz、メモリー128MBでも視聴することは出来ました。ただ、動作条件としてはかなり厳しいと思いますので、出来るだけ動作条件にあったPCで使われることをお薦めします。
以前、B社の製品を紹介したことがありますが、実際に試してのレヴューとなるのはコレがはじめて。試せるならば、他社製品との比較もしてみたいですが、アイオーデータのようなモニター販売が無いので試しにくいですね(ほとんど安くはなってないですし)
しかし、「SEG CLIP」(セグクリップ) を使ってみて感じたのは、「十分にTVの代替に出来る」ということです。録画の再生に制限はありますが、永久保存したい番組というのはさほど無いですし、保存したいほどの番組だとDVDで発売されたりしますから．．．。一人暮らしで、多くの家具家電を持ちたくないとか、単身赴任でいらない家電品を増やしたくない場合には非常に便利ですね。