FONの無線ルーター到着 | Photograph to Life ~生活に写真を~

Photograph to Life ~生活に写真を~

●日常の一部を写真で表現、出来たらいいなと言う意味で...
●デジタルなデバイスの(独断と偏見による)話題と感想もあります
●100円ショップ製品の紹介と活用(工作)方法の話題なんかしたりもします

 今月から日本でもサービス開始となった「FON 」に申し込んでみました。私は12月5日の申し込み開始直後にルーターを申し込んだので本日到着しました。12月5日の申し込んだのは、通常は「1,980円」に送料945円(佐川のコレクトのみ)で購入するルーターが12月9日までは「送料負担のみで購入可能」だったためです。また、今後ユーザーが増えた場合には「Linus(ライナス)」として、他のFonアクセスポイントを利用出来る特典もあるからです。

 ちょっと特殊な無線APではありますけど、使い勝手は悪くなさそうです。


fon001 到着したルーターのパッケージ

 結構小さいです。梱包がそこそこあったので、それなりの大きさを予想していたんですが、良い意味で期待を裏切られました。











fon002 ・パッケージの中身

 中身はいたってシンプル

 ルーター本体とLANケーブル、そしてACアダプタ。解説書関係とCD-ROMとこれだけ。ルーター用にはスタンドも何もありません。

 ステッカーはFon-APの提供者であることを示すためのもののようです。






















fon004
・大きさは非常にコンパクト

 比較のためにおいた無線LANカードと比較してもコンパクトさがわかります。手のひらサイズです。電源さえ確保してやれれば、ポータブル無線APとして最適なサイズといえます。これだけ小さいとACアダプタの大きさが気になってしまいます。

 コンパクトゆえに、稼動中はそこそこの熱を持ちますから注意が必要ではあります。

 設置は、壁掛けも可能なようですが、風通しの良いところに設置しないと熱暴走しないとも限りません。



 この無線APは、最初に書いたとおりちょっと特殊です。と言うのは、セキュアに使える無線APなんですが二つのアクセスポイントが見えるようになるのです。ひとつは「MyPlace」で、こちらはあくまでもプライベートな無線APとして使うものです。通信規格は「IEEE802.11g/b」で「11a」には未対応になります。

 そして、もう一つが「FON_AP」でパブリックなWiFi-APになります。こちらは、Linusやワンタイムユーザーなどしか接続は出来ないのですが、WEPの効いてないAPになります。そして、FON_APへのアクセスではルーターの設定を変えることが出来ない仕組みになってます。

 FON_APの名称は、「FON_」より後ろの部分に限っては変更が可能になっています。これは、FONのアクセスポイントであることを識別するためのようです。ちなみに、「MyPlace」方も自由に名称変更できますが、こちらは極普通の無線LANブリッジとして使えるようになっています。ただし、MACアドレスなどでのアクセス制御までは対応していないようです。基本的には設定できる仕様も持っているようですが、提供されるルーターでは見られないようにしてあるようです。


 設定用の管理画面は「MyPlace」側から行うことになります。初期設定では言語が「English」になっていますが、日本語も選べるので無線LANの設定をした事のある人ならすぐに設定できるでしょう。難しいことは何もありません。あえて言えば、DHCPを自動取得のしておくことくらいですね(無線接続での設定になります)


 設定するには、インターネットにつながった有線ルーターなどに接続する必要があります。そうして初めて「MyPlace」が接続先リストに現れます。その上で、「FON_AP」の方に接続して、ルーターの登録をしてやります。そうして初めて「Linus」としての利用が出来るようになります。また、Linusであり続ける条件として、ルーターの電源を切らないことが求められています。


 実際にLinusな人たちが使ってくれるかは別として、安価に入手できる無線APとしてみても魅力があると思います。なにしろ、本体だけなら有料になる12月10日以降でも「1,980円」に送料及び代引き手数料ですし、デザインも決して悪くは無い。コンパクトなので場所もとらないし、壁掛けにしても「いかにも」と言う感じならない。

 おまけに、Linus登録となれば他のFONアクセスポイントを無料で、時間に関係なく利用できるのです(このルーターの入手条件ですから)

 こう言ってはなんですが、各プロバイダや回線事業者から無線LAN機器をレンタルするくらいならFONに参加するほうがよっぽど幸せでしょう。無線ルーターは安く、Linusメンバーが増えれば必然的に公衆無線LANが無料で使えるのと同じになる。極端な話、デフォルトのままで使うならほとんど設定などしなくても使える手軽さです。それでいてそれなりのセキュリティも最初からルーターには設定されてきているので無線LAN初心者にも向いているのではと思います。


 おそらく、ネットのタダ乗りを心配される方も多いとは思いますが、あくまでも「メンバー向けサービス」であり、無制限に使われてしまう心配は要りません。無線LANを導入してみたいけれど、機器の価格や設定で二の足を踏んでいる人は思い切って試してみるのも良いと思います。


12月9日追記:

 ルーターに同封されてくる「FONからのお願い」という1枚物の紙の裏面に、「Macをご利用の方へ」という記載がありますが、この設定は変更しないほうが無難です。記載されているとおりに設定変更すると、Macからはプライベート・シグナルに接続できますが、Windowsから接続できなくなります(これで1日はまりました) デフォルトのままでもMacから接続できますし、何の問題もありません。