先ごろ、2010年の大河ドラマ「竜馬伝」の主人公、坂本竜馬に福山雅治が決まったとのこと。
しかし、このところの大河は、歴史上の主役というよりかは、脇役の連中が占めていたように思える。
例えば、今回の「篤姫」。幕末の主役と言えば、それこそ西郷隆盛、大久保利通、坂本竜馬、といった倒幕側の連中が主に占めていた。
徳川慶喜や勝海舟を扱ったものなどもあったが、幕府側はどうも脇役でもある。
戦国ものは、三点セット、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。そのなかでも秀吉は過去、視点こそ違え何回か放送されている。
忠臣蔵もそうだし・・・。
ところで、やっぱり思うんですけど、なんでこう九州の戦国時代にスポットを当てたものがないんでしょうかね。島津氏を扱ってもいいと思うんですけどね。関が原の島津の動きなどは実にドラマティックだと思うし、黒田如水なんかも面白いだけどなあと・・・・。
来年は、妻夫木の「直江兼継」ですからね。やっぱり脇役。生涯に一度しか笑わなかったという上杉景勝の参謀。まあ、主君景勝の一度きりの笑いというのも、微笑んだ程度らしい。
ところで、結局、先祖がえりではないけど・・・・ってなことになってしまったようだ。
さて、篤姫の視聴率だが面白い現象になっているという。これまで見てきた視聴者からはブーイングじみた声がある。とくに年配者からの声という。つまり、とにかくしきたりとか、礼儀とか、形式にとにかくこだわる人たちは反対のようだ。男性に多いという。
一方、10代から3,40代ではいたって好評という。とくに若い世代で大河が浸透している、というのだから面白い。それも女性。
学校の歴史の授業よりも面白いとか。
学校の歴史は面白くないのに、史実をもとに一部脚色を加えた、こうしたドラマの方が面白いというのも俳優効果というのものなのだろうか。
かく言う私も、大河で歴史好きになった。それも小学校3年のときなのだが。