日本人と株 | 独断と偏見の日記帳

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 さて、皆さんは、株と聞くとどんなイメージを持つでしょうか。


 ライブドアのフジテレビ、日本放送買収騒動。村上ファンドの阪神上場騒動。楽天のTBS株、経営統合の話し、などなどこれらは全て株が絡んでいます。


 村上ファンドの阪神上場騒動は、ファンが株を持つことを提案したものでした。しかし、阪神ファンの多くは村上阪神になることを恐れ、猛反発しました。


 ファンが株を持つこと、サッカー界ではあんまり珍しくありません。


 横浜FCや清水などJリーグでもファンが株を持っています。そうすることで、そのチームに関心を抱き、愛着を持とうとします。いわゆるオーナー精神が養われるわけです。その分、チームが経営ピンチのときは、ファン同士が結束するというメリットもあります。


 しかし、日本人は株というと、どこかギャンブルと捉えているところがあり、競輪、競馬、競艇、パチンコと同列に扱う傾向にあります。


 株を扱うことは卑しい行為という捉え方があるのではないかと思うのです。


 まがりになりにも、日本は資本主義国家という地位にあります。しかし、内実はそうではない。米国では、貧富の差こそあれ株を普通の住民が取引しています。株は、世界の情勢、経済状況によって変動します。そのことで、国際ニュースにも敏感になり、国の政策についても感心を持つことになります。また、国会議員の言動にも関心が及びます。影響力のある国会議員の発言は、株取引にも影響します。


 株の運営は、国のあり方にも関心をもち、国に対してもオーナーとしての精神が養えるということもあります。


 株取引というのは、金儲け主義温床になるとも言いますが、案外沿うとも言い切れません。


 日本人が国際政治に疎いのは、こういった面もあるのではないでしょうか。と、このごろ思っています。