ペイル・ファウンテンズの(Don't Let Your Love)Start a War | clover chronicles Ⅱ

clover chronicles Ⅱ

b-flower・Livingstone Daisy 八野英史の音楽年代記 クローバークロニクル2

palefountains

(Don't Let Your Love)Start a War / The Pale Fountains
Album「Pacific Street」

15年前には、「まだペイルファウンテンズとか言ってんの?」って言われることが多々ありました。何かネオアコとカテゴライズされる音楽を聴いたり演ったりすること自体が少し恥ずかしいとされるような時代。
しかしペイルファウンテンズの音楽はそんな時代にも光を失わず、錆知らずで30年の時をくぐり抜け、今も僕の耳の鼓膜に響き続けています。

以前にこのブログで書きましたが、b-flowerをスタートした85~86年、一番最初のスタジオ練習でカバー(というかコピー)したバンドの一つがペイルファウンテンズでした。
この(Don't Let Your Love)Start a War と Natural、Jean's Not Happening。

(Don't Let Your Love)Start a Warの歌詞はこんなふう

とりたてて新しくもない話さ
どんなやり方で世の中を変えようっていうのさ
みんなに約束をばらまきながら
約束、約束、約束
気になることといえば
ほんのちょっとした問題がひとつだけ・・・
ひとつだけはっきりしていることがあるんだ

きみは戦争をおっぱじめようとしている
本当に戦争を始めるんだ
みんなが何を言っているか耳を傾けてごらん

対訳:中川五郎さん



それにしても、日本独特のネオアコのイメージ「気持ちのいい風の午後に熱いレモンティーをいれてフンフンフン♫」っていうの(も、とても僕は好きなんだけど)とはあまりにかけ離れた歌詞ですよね。
30年前にこれを聴いたり歌ったりした時には何も思わなかったけど、今の時代に聴くとリアリティを感じる。
僕だけかな?