今日、知人のHさんの奥さんの入院見舞いに家内と行った。
癌の為か、意識もうろうとした様子で
気分が悪そうで会話もしたくないようだった。
目を時折、開いたが後は閉じたままだった。
点滴の交換にきた看護師さんに、胃のあたりが痛いと訴えていた。
看護師さんは「痛み止めを打ちましょうね」とナースの詰め所にそそくさ帰った。
お見舞いする雰囲気でなかったので、そうそうに帰った。
帰りの車の中で家内と重い空気の中、家路についた。
沈黙をやぶったのは、カーナビが家に近くに着いたとき
「お疲れ様でした」とすがすがしい声で言った。
家内が「はい」と答えた。
私もほぼ同時に「はい」と答えた。
なんか、カーナビにねぎらってもらったようだった。
でもすこし、気が軽くなったような気がした。
「ねぎらいの言葉って大事だ」
そこんとこよろしく!