今月は生徒さん達に、なるべく力を抜いて書く練習をして貰っています。
書道もスポーツと一緒で、余計な力は使わないで、効率よく力を入れるのがとても大事です。
プロのテニスプレーヤーは、ボールを待っている時、腕や手に余計な力は入れてませんよね?
力まない事により、力を足 → 腰 → 肩 → 腕 → 手 → ラケット → ボールへとスムーズに伝達する事ができます。
逆に力んでいると、途中で力をロスしてしまい、強い球は打てないのです。
書道も同じで、力を抜いて、全身で書く事により、正座している足から腰、肩、腕、手、指先、筆の穂先、という風に力が伝わり、強く、しなやかで美しい線が書ける様になります。
(テニスと違い、動きがとても小さいので、分かり辛いのですが……)
腕や筆を持つ指に、物凄く力を入れて書いている人がほどんどです。
それは大変、辛い書き方なんですよね。
脱力して、全身で書けるようになると、とても心地好く楽に書けるのですが。
脱力が有用なのは、書道やスポーツに限った話しではありませんよね。
大体の事柄で、上手くいかない時というのは、力が入り過ぎているか、力を抜き過ぎているかのどちらかの様に思えます。
そして往々にして日本人は真面目なので、前者の方が大変多い様に思われます。
努力する事は大変素晴らしいと思うのですが……、必要最小限の力で、如何に最大限の力を発揮するか、を頑張った方が良い場合もあります。
気を抜かず、力を抜く事を頑張ってみてください。
……みたいな事を、自分の教室で偉そうに喋っているのですが。
昨日、師匠の教室に生徒として行った際、小筆を持つ中指が酷く痛む事に気がついてしまいました。
まさかのペンダコ再発っ!?Σ( ̄□ ̄lll)
大筆は力を抜いて書く事が自然と出来るようになっていたのですが、先月に小筆師範試験の練習の際、思いっきり力が入っていてしまった様です……。
まだまだ修行が足りません……。il||li_○/ ̄|_il||li
精進します。
生徒募集中!ヽ(ill゚д゚)ノ アンビリバーボ
ふたばの星 書道教室:http://cloud-star.jimdo.com/