皆様、こんにちは
札幌市近郊恵庭市恵み野のカウンセリングルーム「なおこ心理相談室 」の臨床心理士の足立直子です。
GWが明けてしばらくたちましたね。
以前‘五月病’の記事で、
「五月病があまりに長く続くようなら、軽いうつ病も考えられます」
とお伝えしました
今回は、この‘うつ病’を含む‘気分障がい’について、
皆様と考えてみたいと思います。
(以前の記事でも取り扱っていますが、加筆修正しております)
‘うつ病’は、今ではマスコミなどでも取り上げられ、よく聞く病名ですね。
‘こころの風邪’というキャッチフレーズをよく聞きますが、
患者さんたちからは、
「風邪よりもずっと辛いんだよ」というご意見をいただくことが多いです。
いわば肺炎のようなイメージ、
放置すれば命にかかわることもあるので、軽視できません。
この‘うつ病’は、先にも書いたように、
詳しく言うと‘気分障がい’の中の一つの病名なのです。
では、‘気分障がい’とは、どのような病気を含む概念なのでしょうか。
ー気分障がいー
双極性障がい
・双極性
・気分循環症
うつ病性障がい
・大うつ病
・気分変調症
一般身体疾患を示すことによる気分障がい
特定不能の気分障がい
(DSM-Ⅳより)
では、それぞれの病名について、簡単にご説明いたしますね。
・双極性障がい
いわゆる昔でいう「躁うつ病」です。
うつ状態と躁状態を繰り返します。
うつ状態がメインで、躁がごく軽い場合もあります。
・気分循環症
軽いうつの状態と、正常な気分、軽い躁の状態を繰り返します。
気分が不安定でムラがあります。
・大うつ病
「単極性うつ病」とも呼ばれます。
この「大うつ病」が、皆様がご存知の「うつ病」と似ているかもしれません。
典型的な「うつ病」です。
ほとんど毎日、憂うつ感がひどく、なにをしても面白くない、無気力な状態が続き、不眠などの不快な症状もあります。
・気分変調症
うつ病ほどひどい症状ではなくても、慢性的なうつ状態が続き、
なかなか正常な気分に回復しない状態です。
これらは似ているようで、少し違う病気ですが
「薬物療法と精神療法要する」点であることが似ています。
次回には、
薬物療法の基礎知識と、精神療法についてみていきたいと思います
一人でも多くの方が、
より健康で、充実した生活を送られますように
仲良く、幸せに
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