皆様、こんにちは
札幌市近郊恵庭市のカウンセリングルーム「なおこ心理相談室」の臨床心理士の足立直子です
今日の恵庭は風は強いのですが、日差しは温かで、
春を思わせる一日でした
一日、一日春に近付いていっています。
ゴールデンウィークには桜が咲くでしょうか。
楽しみです
今日はカトリックのシスター渡辺和子さんの著書から
‘優しさ’について皆様と考えてみたいと思います。
「<優しい>という字は、人偏に憂いと書きます。
憂いから逃げないで、そのかたわらに人がたたずんでいる時、
それが自分の悲しみであろうと、他人の苦しみであろうと、
そこに<優しい人>の姿がうまれるのです。
…(中略)…
旅人(人生の)、である私たちは、
時に自分が歩いてきた道を振り返り、
いままでより、もう少し優しく、相手を思いやり、
相手が求めている笑顔とぬくもりを与えながら、この旅を続けてゆきましょう。
この道は一度しか通らない道です。ていねいに、愛をこめて歩いてゆきましょう」
「忘れかけていた大切なこと」渡辺和子(著)
渡辺和子さんは9歳の時に父親が射殺されるのを目の当たりにされ、
50歳でうつ病を、60代半ばで膠原病を患われ、ステロイド治療の副作用にも苦しまれた経験をお持ちです。
そんな渡辺さんの‘優しさ’に関するこのお言葉は、
憂いから逃げず、かたわらにたたずむ姿に、
‘優しさ’だけでなく、‘強さ’も併せ持って感じられました
また
優しさは「いままでよりも、もう少し優しく…」とありました。
これは、今までよりも、さらに一歩踏み出した優しさなのでしょうか
ただただ相手のことを憂う‘優しさ’だけでなく、
相手のことを積極的に想像して思いやる…
そんな姿勢を思います。
皆様は、どの様に感じられましたでしょうか
そんな‘優しさ’は、
私たちの仕事においても、大切なスピリッツだと思います
昔、講義の中で、精神科の医師が
「優しくなくては、生きている意味がないと思うのだよ」
とおっしゃられました。
その言葉が思い起こされます
渡辺和子さんのお名前だけは、存じ上げておりましたが、
ご著書を手に取り読み始めたのは、お亡くなりになってからでした。
(2016年12月30日死去)
たくさんのご著書を遺してくださったので、
これから読み進める楽しみができました
またご紹介させてくださいね
皆様の憂いの時、かたわらにたたずむ優しい人がおられますように
当相談室の今期初のお花です。
クリスマスローズといいます
皆様にお知らせです
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「なおこ心理相談室 」 臨床心理士 足立直子
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