ザ・ローリング・ストーンズその①「 ブラウン・シュガー 」 | 半兵衛のブログ

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◆Brown Sugar

1971年発売のステッキー・フィンガーズからの一曲
全米ヒットチャート1位獲得し300万枚以上売り上げています。
まあなんというか・・・ストーズですw

前回エボニー&アイボリーで、人種差別の問題を話しましたが、
ストーンズ流の人種差別に対する彼らの答えはこうなります
ポールが「鍵盤のように仲良くやれないのだろう?」に対して、ストーンズは
「奴隷商人たちは自分では立派な商売をしてると思っている」
「冷たいイギリス人の血が騒ぐ」
イギリスと奴隷商人を批判したうえで、突然、話をセックスに切り替えていく・・・
なんというか・・・「人種差別批判の曲書いていたら、セックスしたくなっちゃったぜ」みたいな、ハチャメチャなノリこそがストーンズだし、これこそが、ロックのスピリットそのものなのではないでしょうか?
彼らにかかっては、真面目に人種差別問題を論ずるのが馬鹿馬鹿しくなってしまうというものです。
全くすごいバンドです!

追記 2013年に公開作品 「それでも夜は明ける」はまるでこのブラウンシュガーの歌詞そのままの映画です。この曲の本当に言いたかったことが知りたければ是非鑑賞してみてください。

※「ブラウン・シュガー」は英俗語で”精製されていないヘロイン又は、黒人女性の事。
  この歌詞の場合は黒人女性が適当と思われます。

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ブラウン・シュガー / ザ・ローリング・ストーンズ
            M. Jagger/K. Richards

綿畑に向かう
ゴールド・コースト出発の奴隷船
ニュー・オーリンズの市場で
売りさばかれる奴隷たち
頬に傷もつ奴隷商人は
自分で立派な商売をしてると思ってる
真夜中近くになると
奴が女どもをムチで叩く音が聞こえる

ブラウン・シュガー
おまえはなんでそんなに美味いんだ?
ブラウン・シュガー
おまえは若さではちきれそうだ

ドラムのビートに
冷たいイギリス人の血が騒ぐ
家主の女は「いつ終わるんだろう」と気をもんでる
下働きは自信を持っている
自分はうまくやっててると
真夜中近くになると
あえぎ声が聞こえてくる

ブラウン・シュガー
君はとってもおいしい
ブラウン・シュガー
おまえは若さではちきれそうだ

ブラウン・シュガー とっても美味いんだ
ブラウン・シュガー とっても美味いんだ
ブラウン・シュガー
おまえはなんて美味いんだ

おまえのママは
見世物小屋の女王で、
彼女の友だちは
みんなスウィート・シックスティーン
俺はスクール・ボーイじゃないが
自分の好みは知っている
真夜12時頃にになると例のあえぎ声が聞こえてくるだろう

ブラウン・シュガー
おまえはなんでそんなにおいしいの?
ブラウン・シュガー
おまえは若さではちきれそうだ

※ゴールドコースト
ヨーロッパ人により命名されたアフリカ西岸ギニア湾の海岸部一帯の名称。象牙海岸、奴隷海岸と同様にこの地域における主要な貿易商品であった金に由来する。イギリスは三度の対アシャンティ戦争を経て内陸まで支配した。
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ブラウン・シュガー Brown Sugar - The Rolling Stones


王様 茶色いお砂糖