世間では、GWの渋滞の話題がニュースを賑わせていますが、この時期当院を賑わせるのは起立性調節障害(及びその疑い)の問い合わせです。
新学年が始まり、一段落しそうな4月中旬から末にかけて体調が崩れ、不安を感じた親御さんから問い合わせがあるのですが、GWが明けるとそれがさらに加速してきます。
特に新高校生(だけではありませんが)は、受験の燃え尽き+新環境への順応(+他のストレス)から副交感神経系の過剰反応から体調を崩すことが非常に多いです。
(交感神経系からと判断して治療をすると悪化することが多いです)
また、最近ではコロナ感染の既往で受けたダメージがそのままで、入学進級のこの時期に体調を崩す子も見受けられます。
この場合、コロナ感染でダメージを受けた場所の治療を行ってから(行いつつ)起立性の治療を行う必要があります。
この時期に出てきた症状が、すべて起立性調節障害というわけではなく、実際先日来た起立性調節障害の疑いの患者さんも、まったく関係ありませんでした。
ただ、どんな状態であれ、何らかの症状で不調を訴えてきたときは、速やかに受診をさせてあげてください。
ただし、きちんと起立性調節障害のことがわかっている医師・治療院を受診するようにしてください。下手な治療をされると逆に改善しにくくなりますので。