◆「デカ顔」の原因は膨らむ事とたるむ事(たるむ編)◆
顔デカの原因は大きく分けて
組織が『膨らむ事』と『たるむ事』とご紹介しました。
今回は「たるむ事」に関してです。
各部位、場所で「たるみ」ができると
顔はどんどん面長になりデカ顔の完成です。
たるむことの要因は
1.肌のハリ不足
2.骨格(顔面頭蓋骨・表情筋)の衰え
3.悪い姿勢の継続
の3つに分けられます。
■要因1 肌のハリや弾力を落とす一番オーソドックスな原因
肌のハリや弾力を落とす一番オーソドックスな原因は
「乾燥」です。もちろん潤いが少なる事で、
ハリがなくなるのは容易に想像がつきます。
知っておくべき事はここから。
本当に保湿が必要な場所は表面上の皮膚でなく、
奥底の真皮・皮下組織であるという事です。
なぜなら、たるみは
「真皮の空洞化」が起因となっているからです。
すなわち、真皮の水分が減る
↓
弾性(コラーゲン)が落ちる
↓
つなぎ目がなくなり空洞ができる
↓
その空洞に重い皮下組織が入り込む
↓
重力で落ちる=『たるみ』といった流れです。
だからこそ、表面だけでなく、奥まで十分に
潤いを浸透させることが大切なのです。
今の保湿ケアで本当にいいんでしょうか?
美容品の使う順番やコットンの使い方など
大きく変わってきそうです。例えば、簡単に
化粧水や美容クリームのタイミングを考えても
蒸気や温度でしっかりと表面の毛穴が緩み、
開いた状態での方が奥まで成分が届きそうです。
■要因2 骨格の衰え 顔の筋肉の20%しか日常で使われていない
「骨は大きくならず、痩せて脆くなる」の通り
頭蓋や顔面の骨が崩れ落ち、こめかみが凹んだり、
アイホールが拡大したりします。
更に頭皮がたるんでフェイスラインがぼやけ、
あごがこけて、口元のシワやほうれい線が濃くなります。
日光を浴びたり食事の栄養を考えること
小顔をキープするうえで大切だと言えます。
また表情筋の衰えも容易に想像できます。
筋肉が働く事によって、組織は重力に抗す事ができます。
しかし日頃、顔の筋肉は約20%しか使われていないのです。
すなわち、その他80%の筋肉は使われず
重力に負けているということです。
20人が上に持ち上げても、
80人が下に引き下げるのではかないません。
表情筋のエクササイズで
持ち上げてくれる戦士を増やすことが
いかに重要であるかが分かります。
■要因3 悪い姿勢の継続
そして毎日の生活で影響度が高いのは、顔だけでなく、
身体の姿勢に問題があるということも忘れてはいけません。
顔の筋肉は、おでこの生え際にある前頭筋から
帽状腱膜を介して後頭部の筋肉、僧帽筋へと繋がり
更に背中の広背筋にまでレイルのように連結しています。
例えば猫背で背骨がCカーブになる所の
筋膜の連結がうまく働かなくなり、
顔を引き上げることができなくなります。
それによって、たるみが増長されてしまいます
背中が丸くなることで肩が前に出て
常にうつむき姿勢になります。
そうなることでアゴまわりにたるみグセがつきます。
また、代謝も悪くなるので
脂肪がついて二重アゴにもなりやすくなります
体重が増えていないのに、アゴまわりがもたつく、
二重アゴになってきた‥‥という人は
まずは猫背を疑ってください。
特にパソコンやスマホを使う時間が長い人や
椅子に浅く腰かける癖のある人は
知らず知らずに猫背やうつむき姿勢になりがちです。
その分「顔デカ」の危険にさらされているということです。
座るときに仙骨座りになり、骨盤が寝込んでいないか
しっかりと座骨で座面を感じ
骨盤を起こせているのかをチェックしてみてください