高畑京一郎『タイム・リープ』 | 文学どうでしょう

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立宮翔太の読書ブログです。
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高畑京一郎『タイム・リープ あしたはきのう』(メディア・ワークス)を読みました。

これもピグの茶屋でおすすめされた本。いわゆるタイム・トラベルものですが、気がついたら火曜日になっていて、月曜日の記憶がないんです。その次は木曜日というように、半日ごとにバラバラに過去と未来を行ったり来たりしてしまいます。

主人公は女子高生で、日記にクラスメイトの男子生徒を頼れ、と書いてあることから、その男子生徒に協力を求めます。

バラバラにタイム・トラベルをするので、その男子生徒が親しかったり、冷たかったりするのが面白いですね。主人公は何者かに命を狙われていることが、だんだん分かってきます。

主人公の命は何故狙われているのか? どうしてタイム・トラベルが起こるようになったのか?

その辺りの真相が知りたくて、一気に読んでしまいました。面白かったです。おすすめの一冊です。

本文中に、ラベンダーの香りと猫という言及があったように、筒井康隆『時をかける少女』やロバート・A・ハインライン『夏への扉』辺りをあわせて読むといいかと思います。

タイムトラベルものは、映画だと、『サマー・タイムマシーン・ブルース』というのがおすすめです。

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瑛太や上野樹里が出る邦画ですが、夏の暑い日、たまたま見つけたタイムマシーンで、壊れたクーラーのリモコンを昨日に取りに行くというくだらなさ。ぼくの大好きな映画です。

まだ観たことのないひとは、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』シリーズもおすすめですよ。

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それではまた。