久々に物語を。
【おばけの遊園地始めました】範野秋晴
〜人気テーマパークの夢と現実の差に憤りスタッフを辞めた有栖。
皆は言うー仕事は我慢するもの。
本当にそうだろうか?
彼女の疑問に答えてくれたのは、
とある疲れたテーマパーク。
変わったキャストばかりだと思ったら、、
そこは本物のお化けたちが始めたテーマパークだった。
人間のことは知らない。
でも人を喜ばせたいという彼らに心打たれる有栖。
かくして再建計画が始まるのだが、
はたして、、、?
文庫裏より
激混み病院の診察待ちの間に
かるーく読めるものと思って読み始めたのだけど
ナイス選択!
(病院で、殺人とか事件とかミステリー的なの読むとなんか余計疲れそうじゃない?)
主人公の有栖には
働く女子なら共感できると思う。
夢を持って働こうとしているのに
夢の舞台の裏は現実で
社会の厳しさを知る。
だけど迎合できなくて、、
反発と逡巡。
おばけのキャストたちも、
皆いいひと(あ、ひとじゃなくてバケモノだ)
ピュアなのね
読後感爽やか。
ん!
わたしのすきな、ラスト✨
この作家さんのことは全く存じてなくて
若手の方なのかしら、、
と思ったけど、色々作品書かれているから
もうこの界隈では知られている方なのでしょうね。
まだまだ、知らないことや知らない人や
新しいモノがでてくる
そう言うのを、キャッチできる自分でありたいなー
もちろん古き良きものも大事にしつつ。。
印伝のしおりが渋いでしょー