ネバーランド〜蔵書週間〜 | アマカラ占い師柚果の言の葉ブログ〜自分の役割と使命を知って生きづらさから解放

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時々占い師の日常も書いてます。(映画レビュー、ヲタ活など)

蔵書週間とは

家にある本を整理しようと思い立ったんだけど、
その前に読んだはずなのに
あんまり記憶がない蔵書を読む

という1週間ですニヤリ


で、読み始めたのが

『ネバーランド/恩田陸』


舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」
冬休みを迎え多くが帰省して行く中、
事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。
ひとけのない古い寮で、
4人だけの自由で孤独な休暇が始まる。
そしてイブの晩の「告白ゲーム」を
きっかけに起きる事件。
日を追うごとに深まる「謎」。
やがて、それぞれが隠していた「秘密」が
明らかになってゆく。
驚きと感動に満ちた7日間を描く
青春グラフィティ。
                     〜文庫本あらすじより



やーーー
面白かった!!!
導入部より引き込まれていって、
一気読み!!

さすがストーリーテラーの恩田陸さんです。

最初の方の何気ない描写も
「謎」を説くヒントとなっている。
この謎は少年たちの秘密でないものでも
おお、という目からウロコ的な。

人はいかに思い込みや見た目だけで
捉えてるのかということ。


4人の少年が個性がまたそれぞれ
際立っていてその描き方がまたいい。

抱える秘密の中には
衝撃的でエグいものがあるけど、
読後感は爽やかささえ覚える

この読後感が大事なんだよねー。
恩田陸さんの作品はいつも
読み終わった後の読後感が良いなぁ。


この作品は2000年の作品です。
この辺りの恩田作品、すっごくたくさん読んでいたんだけど、、
こんなめちゃ面白いのに
タイトル見て「んー?」て
覚えてない私ってば😓