回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

社員研修用に回路エディタ,回路シミュレータ などの解説をします。

社員研修用に 回路エディタEAGLE,回路シミュレータ LTSpice

などの解説をします。


系統だった説明はしません。参照のリンクをたどるか,自分で調べてください。

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パターン図でカーソル位置に部品を配置する方法。

以下のような部品群から必要な部品をさがして配置することを考えてみよう。




部品が多いと探すのが大変だし,Fit(Alt+F2) で部品全体を表示すると

部品番号が小さすぎてどこに配置していいかわからない。


こんなとき,Move を選択してカーソルを配置したいに場所に置き,

コマンドラインに部品番号を入力してからEnterキーを押す。

そうすると指定した部品がカーソル位置まで移動する。

(飛んでくる,と表現してもいいかな?)

InSelect でパターン図が拡大されてても,部品が画面の外にあっても使える

テクニックだ。


回路図,パターン図とも保存するたびにファイルのバックアップが作成される。

回路図ではファイル名+s#1,パターン図ではファイル名+b#1

#の後の数字が小さいほうが新しいバックアップファイル。

つまり#1が最新のバックアップファイル。

復元したい場合は,.s#1を.schに変更するとよい。

基板を作成するときにデザインをシルクにする方法を紹介しよう。


デザインはライブラリから呼び出す。

ライブラリについては次を参照してください。

EAGLE ライブラについて

EAGLE 新規ライブラリを作成する Symbol編

EAGLE 新規ライブラリを作成する Package編

EAGLE 新規ライブラリを作成する Device編


まず,デザインをモノクロ2値化してビットマップ形式で保存する。


デザインはライブラリの Package に登録するので,

新規ライブラリを作成して Package を選択しNewの欄に適当な

名前を入力する。



次にライブラリでulp import-bmp.ulp を実行。



ulpは以下を参照してください。

EAGLE tips1 ULP(User Language Program)


ビットマップを選択したら,

画像の黒,白の部分どちらかを選択するか決めてokボタンを押す。

以下は黒の部部を選択した状態。




Choose Start Layer for ~ で25を入力する。

25はレイヤー 25tNamesのこと。

このレイヤーがシルクとして印刷されるのだ。



okボタンを押すと Package にデザインが表示される。

ビットマップの場所も表示されるので Group で選択して Delete しよう。


Add でデザイン(部品)を選択する前にライブラリをアクティブに

することを忘れないように。

前のブログ 配線を束ねる Bus の最後でも説明したが,

見た目がつながっていなくても,配線をつなぐことができる。

これは,NameとLabel  でも説明した通り。


次の回路は「見た目の線」はつながっていないが,

配線はつながっている例。



Label で回路をかくと(美しい配線ではないが),



ちなみに,info でも Nameを変更する欄があるが,

存在している Nameだと,次のエラーメッセージが表示される。



配線をつなげるには Name を使うこと。


ボード図でも試してみよう。
次のボード図はクロスしているが,配線としてつながっていない。※1

Show コマンドで確認したボード図だ。



これをつなぐには,Info で横の配線クリックして 名前を確認する。

(S$2は横の配線の名前)



次にName で縦の配線をクリックして Name をS$2に変更する。

これで配線がつながるのだ。Show コマンドで確認してみよう。


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※1 ガーバーデータに変換すればクロスしていてもいなくても

同じにはなる。

ただ,ボード図に直接描画する(CADとして利用する)時は,

つながりがわかった方がいい場合がある。

こんな場合は,Name を利用するといいだろう。

次のU1 X0~X7と8pin PIN1-8をつなぐ。



普通だとこんな感じだろうか。



配線をすっきりとさせるには Bus を使おう。



最終的には次のようになる。

Show コマンドで確認するとX7とPIN-8がつながっているのがわかるだろう。



まずは Bus で線を引き,Name を選択して Bus をクリックする。



ダイアログボックスには PIN[1..8」 と入力する。

これは,線 PIN1, PIN2, ~ PIN8を1つの Bus に束ねたことを意味するのだ。

PIN1は線の名前。Name を選択してクリックしたときに表示される名前だ。

ユーザーが設定しなければ N$1 などと自動で割り振られるもの。


次にWire または Net を選択し Bus をクリックする。 クリックする場所は線の引き始め。



そのまま,部品のPINまで線をを引くけばいい。


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Bus を移動しても,見た目はつながっていないことがわかる。

それでも Show では「配線」としてつながっているのだ。

Bus を削除しても配線はつながっている。


まずは,NetWire で配線を引く。

次に,Label を選択して配線をクリックすると次のようになる。



Name を選択して配線をクリックし,Xref にチェックを入れて

OKを押す。

Nameの欄をわかりやす名前に変更すると後々便利だ。



上の配線と下は見た目は違うが同じようにつながっている。



配線が複雑だったり,別のシートの配線とつなぐのに使おう。


NetWire で引く配線には名前がついている。

Name を選択してクリックすると名前が表示されるのだ。



この名前はユーザーが変更することができる。

回路のコピー&ペースト 別回路にペーストする で説明した回路のコピペ。


Hole (基板固定の孔 Hole, Pad 参照) は基板に穴をあける部品(?)



これをパターン図からコピー(正確には Cut)して,別のパターン図にペーストすると,

Holeらしきものが表示されるが,移動も削除も何もできない。


この状態でHole コマンドをクリックすると元の? Holeになる。バグなのか?

Eagle Version 5での現象。


回路パターンを作成する前にフレームを配置しよう.






回路図上でクリックしてドラッグするとフレームが描かれる。

X, Yの位置関係がわかりやすい。



もう一つの方法は,コマンドAddでSearch欄に「frame」と入力する。

これらはファイル名,修正した日付など自動で付け直してくれる。 ※1



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※1  Eagle のテキスト変数という機能を使っている。

手動で配線したりするとパターンが交差することがある。


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

回路図ではわからないエラーだ。

思った通りに動作しないので回路図を追うだが原因が分からない。

実はこんなエラーだったりする。


そうならないためにErrorsを使う。



回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

パターンが交差していると以下のようなエラーメッセージが表示される。


回路デザイン EAGLE 回路シミュレータ

エラーをクリックすると問題の一番上の図のように場所を特定してくれる。

パターンが完成したら必ず実行すること。


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問題のないエラーが大量に表示されたらClear Allボタンで消すことができる。

DRC(デザインルールチェック)ツールボタンのCheckボタンで復活する。