明日から上映します「山本慈昭 望郷の鐘 満蒙開拓団の落日」主演の内籐剛志様から素敵なお花がシネマイーラまで届きました。内籐様ありがとうございます。

館主が新宿東映支配人の当時ですが、満蒙開拓団で渡満して戦後数年が過ぎてから引き揚げて来た人生の先輩と晩酌を頻繁にしました。長野県出身で農家の三男坊なので、満州で一旗揚げようとして15歳で渡ったと話されました。ソ連の侵攻で南へ逃げる際に渡された武器は単発の歩兵銃で、相手の持つマンドリン銃の前では何の役にもたたなくて、ひたすら逃げて、大連まで命からがらたどり着いたら日本へ帰る船が当分出ないと聞いて親切な中国人の基で働いて昭和23年にやっと帰国し出来たそうです。

戦後時がだいぶ過ぎてから残留孤児の帰国が始まると日本での支援活動にも積極的に関わりました。

何か映画の主人公に繋がる感じがします。

今日の中日ショッパー”館主の呟き”は「妻への家路」の紹介をしました。文化大革命の嵐に翻弄された夫婦の話です。2作品ともお勧めです。