イタリアン 『RISTORANTE la primula』 ~麻布十番~ | いいから いいから

イタリアン 『RISTORANTE la primula』 ~麻布十番~

土曜日の夕方、早めのディナー。店を考えるのに疲れて、麻布十番を適当に歩いて、適当な店に飛び込みで入ることに。飛び込んだのがココ


RISTORANTE la primula

港区麻布十番2-8-10パティオ麻布十番3F

Tel 03-5439-9470


このビルには、韓国風鍋屋のイマサラなど、話題の店がいくつか入っています。イマサラには行ったことがあったのですが、RISTORANTE la primula は、看板で特に宣伝をしていないため店の存在に気づきませんでした。逆に、リストランテだけを名乗って看板に何も宣伝していないところに店の自信を感じ、興味をそそられました。


さっそくエレベーターで3Fへ。入口に到着すると、ドアがすっ、と開きます。そして、男性店員が出迎えてくれました。


私「2名なんですが入れますか?」

店員「ご予約はありますか?」

私「ありません」

店員「少々お待ちください」


という言葉と同時に、マダムと思しき女性が登場。私たちの前で店員とマダムがひそひそ相談


マダム「1万円のコースのみですがよろしいですか?」

私「大丈夫です」

マダム「ご予約がないとアレルギーなど対応できませんがよろしいですか?」

私「結構です」


やや間があり。。。やっと店内に通してもらえました。


その日、私はジーンズにTシャツというカジュアルな格好でしたが、相当貧しくみえたのでしょうか?

それとも不潔な身なりに見えたのでしょうか?

この店には不釣り合いな、招かれざる訪問者だったのでしょうか?

物腰は穏やかでしたが、私には店員とマダムの対応に、そんな印象を抱きました。


まぁ、出だしは???でしたが、大切なのは料理です。

気を取り直して、料理を味わいましょう!


最初にグラスでスプマンテをいただき、次に赤をボトルでいただきました。

チョイスしたワインは、濃厚なピノ・ノワールを思わせる赤いベリー系のニュアンス。

ボディもしっかりしていて、ほどよい果実味が印象的。


なのに。。。


ボトルが氷と水がたっぷり入ったクーラーで冷やされています。

せっかくの果実味が閉じてしまう~~~(涙)

小心者の私は、こっそりグラスを両手で包み、ワインを温めました。

すると背後からマダムが。。。


「温度低かったですか?」


うわっ! (汗) 見られてた!(汗汗)


「あわわ、大丈夫です。。。」(汗)

氷水で冷やしているのだから、温度は低いにきまってます。

ワインを楽しむとき、一番大切なのは温度です。

次にグラスの形状 (というか液体の舌への流し込み方?)


タンニンがしっかりしたワインではありませんでしたが、せいぜい16~17度くらいで

楽しみたいもの。じゃないと、香りも果実味も逃げちゃいます。。。


不愉快を通り過ぎて、早く店を出て忘れたい気分に。。。

だって、最初の自信満々、人を見下したような対応が、音を立てて剥がれ落ちていくのですから。。。


パスタの皿、魚の皿、私たちにとっては超高価(と思われた) 1万円コースを締めくくる肉の皿、

食材には本当に申し訳なかったのですが、ほとんど残してしまいました。

意地悪ではなく、本当にダメでした。

意地悪かどうか、ご興味のある方はお試しください。

その際は、ジーパンにTシャツで訪問することをお勧めします(笑)


しかし、いろんな店がありますね。。。

商売って、客を最大限に喜ばせることが使命のはず、なのですが。。。

多分、知らないのでしょうね?