年末年始風まかせ一人旅1~夜行バスでどんぶらこ~ | 未来色スケッチ

年末年始風まかせ一人旅1~夜行バスでどんぶらこ~

最近脳の萎縮が心配な三十路女です、こんばんは。
忘れないうちに書かねばすべて忘却の彼方に消えてしまうので、
今のうちに旅行記などを細々とお届けしたいと思います。
少しの間お付き合いいただければうれしいです。
(写真は厳選して少なめですすめる予定です…あくまでも予定)

さかのぼること、昨年末12月29日。
定時まできっちり仕事を終えていったん家に戻り、
パッキングしていた荷物をひっつかんでさっさと出発です。
旅程が長めのため、新たな旅の相棒である40Lザックにそこそこの荷物を詰めていったのですが、
鏡に映った自分を見たらまるで山行…まあいいか…。

旅の始まりは新宿駅西口、新宿センタービル前。
本当はムーンライトながらを使って出発する予定でいたのですが、
激戦に敗れ、キャンセル待ちを求めて窓口に通う時間もなかったので、
泣く泣くの夜行バス出発です。

バスの時間まで少しあったのではなまるうどんに寄って軽く食べたのですが、
年末の仕事の疲れとこれからバスに乗るのだという精神的不安もあって
食が進みません。こんなんで大丈夫なのか…不安。超不安!
そんなことをぼやいていても集合時刻は刻一刻と迫ってきます。

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ラッピングバスもいろいろありますね…。(これは先に出発していった別のバス)

連休前、特に年末の新宿駅西口はカオスです。
前に東京駅八重洲口から出発した時もこんなんだったけど、
とにかくバスが止まっている数が多く、待っている人の数もハンパないです。
帰省っぽい人も多かったけど、若者はスノボ抱えてる人がすごく多かった!
キミたち帰省しないの…?(←私は前週に実家帰省済み)

路線バスだときちんとバス乗り場から発着してくれるけど、
ツアーバスは安いかわりに乗り場が当日までよくわからないこともあります。
集合予定時間に指定場所に行っても、同じようなゼッケンをつけたスタッフが
たくさんうろうろしているので、違うスタッフに声をかけてしまうこともあります。
集合時間前になるとなんとなく焦ってしまって心臓に悪いですね…。

私が乗ったバスは、「ブルーライナー中央ルート(女性専用)」というバスで、
始発は東京駅で、新宿、立川、八王子に立ち寄った後中央道経由で関西方面に向かいます。
女性専用なので、お客さんは全員女性。これは安心ですよね♪
ただし安いがゆえに出発時刻も到着時刻も早く、申し込む前に前評判をチェックしたのですが、
「なかなかにハード」「もう使いたくない」という言葉がちらほら見えました。
往路にはちょっとハードすぎたかな、と内心ドキドキです。

集合場所のセンタービル前にはあっちにもこっちにも長蛇の列ができていて、
出発時間けっこうギリギリになってようやく乗車受付がはじまります。
ビル風が吹き抜けるので、この時間がめちゃくちゃ寒くて全身が冷え切ってしまいました。
やたらお客さん多いなーと思ったら、増発バスが何台も出ていたようです。
さすが年末クオリティ…。

受付は名前を名乗るだけで、チケットやケータイの画面を見せたりというのもありません。
ツアーバスは名前を伝えて、自分で座席の位置をチェック。これが基本です。

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バスの車内は4列シート、観光バスタイプなのでちょっとしかリクライニングしません。

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本当は高くても3列シートがよかったんだけど、もう空きがなかったという…。
とはいっても、乗っているお客さんのほとんどが高速バス慣れしているようで、
乗るとすぐにスリッパや空気枕を出して思い思いにリラックスしています。

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ブランケットは備えつけられていますが、非常口に近い席だったので
窓際席はスースーしてちょっと寒かったかも。
この後ブランケットの上に持っていたダウンジャケットをかけていました。

集合時間に間に合わないお客さんを置いて(15分待っても連絡ない上に来なかった!)、
バスはゆるゆると出発します。
最後の乗車地の八王子を過ぎると、座席はほぼ満席状態。
運転手さんのご挨拶はほどよく砕けていて、路線バスとは違う雰囲気でした。
「グループのお客様、どうしてもお話されたい時は途中のサービスエリアでお願いします」には
思わず噴いてしまった。すごい納得!

そのアナウンスの効果があったかどうかはわかりませんが、
乗った頃には賑やかだった後列の若い女の子たちもやがて静かになりました。
私は早々にアイマスクと使い捨てマスクを装備して(よく考えたら顔の大半が覆われるので
実は息苦しい…けどまぶしさと乾燥を防ぐためには致し方ないのだ!)ちょっとだけうとうと。

トイレなし観光バスタイプのため、途中SAで休憩があります。
最初の休憩は0:15頃、談合坂サービスエリアにて15分ほどの休憩。
年末ということもあって、深夜でもものすごい車の数!
バスを降りて振り返ると、同じ柄のバスが4台…
そりゃ「ナンバープレートをお確かめの上、お間違いなさいませんよう」と
アナウンスがあるわけですね。

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談合坂SAではトイレに行くだけで、特に売店は見なかったのですが、
ライトアップしてあるところがキレイでした。

2回目の休憩は2:45頃、長野県阿智村の阿智PAでトイレ休憩。
ここは昼神温泉の近くじゃなかったかな。
特にトイレに行きたいわけでもなかったので、ここは下車せずにパス。

3回目の休憩は名神高速道路を走り、5:25頃に滋賀県の大津SAにて。
お薬も効いてそこそこ眠れてはいますが、いよいよ腰が痛くなってきました…。
3列フルリクライニングならまだまだいける(12時間くらいまでは余裕)けど、
4列シートだとやっぱり疲れが…むぐぐぐ…。

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そうこうしている間に、私の降車バス停である京都駅八条口に到着しました。
定刻では6:20だったんだけど、道路が空いていたのか、6:00頃に着いてしまいました。
遅れるよりは早めに着く方がありがたいよね、うんうん。

これで料金は5700円(スタンダード早割適用)。ツアーバスでしかも4列シートなので
ちょっと高い気もしますが、繁忙期に入ってしまっているのでまあ妥当かと思います。
運転手さんの感じもすごくよかった。マメにアナウンスしてくれるし、
(ただし、休憩のたびに車内灯バーンで大音量アナウンス流れるので必ず起こされる)
トランクの荷物出し入れもやってくれるし(ツアーバスはセルフなところが多い)、
降車時には「歯ブラシいります?メイク落としもありますよ」って。あら準備いいじゃないの。
休憩も10分とかザラだけど、出発が早いからか15分休憩だったのがよかったなー。

安い夜行バスはピンキリだし、旅の往路で疲れてしまうとその後の行程に差し支えるので
できれば使いたくないところだけど、京都大阪くらいならまあ許容範囲かな?
何年か前に和歌山⇒三重⇒福井と初詣の旅をした時も和歌山まで高速バス乗ったけど、
意外と動けたしなー。こればかりは体力と相談というところでしょうか。

一昨年内耳障害をこじらせてから乗り物にめっきり弱くなってしまった私ですが、
耳栓アイマスク使い捨てマスクの組み合わせ本当に最強。
「なんか酔いそう」と思っちゃうことは今でもあるんだけど、気の持ちようなんですよね。
乗ってしまえば意外となんということはなくて、気分が悪くなったこともなく、
今のところはわりと快適に過ごせているかなーと思います。
疲れすぎや寝不足も酔いの原因になったりするので、夜行バスを使う時は
できれば万全の体調で臨みたいですね。

さて、京都駅に無事到着した私ですが、さすがにお腹がすいてきました。
朝カフェしていこうかなと思ったのですが、朝早すぎてお店が開いていません…。

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なぜか用もないのに近鉄の改札行ってみたけど、人少なっ…。

八条口で唯一空いていると言われているマクドナルドものぞいてみたのですが、
夜行で到着したと思われるお客さんでごった返していて、レジも長蛇の列。
VIPラウンジでメイク直ししたりアスティーロードでご飯食べたり、
はたまた京都タワー浴場でさっぱりしたりしようかと思ったりもしましたが
何もかも面倒くさくなってきたので(おい)、
朝マックも朝カフェもあきらめてNEWDAYSでおにぎりなどを購入して、
予定前倒しで列車の旅に出かけることにしました。

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次回から、いよいよ列車の旅がはじまります!

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