映画「RAILWAYS」感想編 | 未来色スケッチ

映画「RAILWAYS」感想編

先日のケータイ会議で、「会議参加中は携帯の記事ばかりにならないように、
普通の記事も書くように!」と言われましたので、今日は普通の記事(笑)
アクセス数がガーンと増えたおかげで、鉄道ネタ書いてないのに
鉄道ランキングまで上がってしまってちょっと焦ってますよ。。。
ということでちょっぴり鉄道系のネタを。

先月末から一般公開が始まった映画「RAILWAYS」、
みなさんは観に行かれましたか?
こっそりとわたくしめの感想をメモしておきます。

これから映画を観られる方は、他の感想を読まずに行かれた方が
楽しいと思いますので、ここで回れ右をオススメします。
行けそうにない、行く予定がない、むしろもう観たよ!って方向け。
アメブロは折りたたみ機能がないのでね…(これ実はけっこう痛いのです)

ストーリーは、中井貴一さん扮するバリバリのエリートサラリーマンが、
病に倒れた母の面倒を見るために帰省した先で
幼少期の「バタデンの運転士になりたい」という夢を思い出し、
さらにその夢をかなえてしまうというステキなストーリーです。
詳しくは公式サイトもどうぞ→「RAILWAYS」公式サイト

49歳にしていきなり異業種に転職。
エリート社員を意外とあっさり手放してしまう会社も、
うまい時期に運転士募集してるバタデンも、
だいたいみんなギスギスしてたくせになんで
島根に帰るだけであんなに性格が丸くなるんだ!
何もかもできすぎや…と思わずにはいられない私は
性格歪んでるでしょうか。東京の生活に疲れてるんでしょうか。。。
だってさ、超うらやましい人生歩んでるんですよ。映画っていいよなぁ…。
きっと島根がいいところなのな。きっと。

主演の中井貴一さん。実を言うと、私にとっては
「憎まれ役を演じているとその役者さんまでなんだか憎くなってしまう」
タイプの超演技派俳優さんです。
いろんな映画やドラマでお芝居見てきたけど、やっぱり素晴らしい演技でした。
バリバリのエリートサラリーマンだったくせに、
島根に戻った時の表情のキラキラっぷりといったら!
缶につまったバタデンの硬券眺めてる時なんて、もう子供の表情そのもの!

主人公の娘役の本仮屋ユイカちゃんは、
ますます好きになってしまいましたよー。
彼女のお芝居は以前から好きだったんですが、
ばーちゃんのために必死にがんばってるお芝居が本当に素晴らしかった!
ばーちゃんの命が残りわずかだとわかって畑で大泣きするシーンとか、
思わずもらい泣きしてしまいました。
私はおばあちゃんがひいおばあちゃんなみに年が離れていたのもあってか、
帰省してもいつも敬語で話してたなぁ。。。
あんなおばあちゃんっ子だったらよかったのになぁと思ってしまったですよ。

バタデンの運転士は研修期間中、京王線で実習をやるということで、
わが京王線も大活躍でありました!
実際に一畑電鉄には引退した元京王線の車両が走ってるんだって。
都会で活躍した車両が地方鉄道に引き継がれるパターンはけっこうありますが、
京王線ユーザーとしては一度この目で見てみたいもんです。
というか、私まだ島根の鉄道乗ったこと一度もない!
鳥取から西乗ってないー!!!

あとねあとね(誰に話してんだ!あぶない子…)、
私が好きなシーンのひとつは、終電から降りた酔っ払いのおじさんが、
何度ベンチに座らせてもずり落ちちゃうとこ(笑)
もちろん、デハニ50がゴトゴト走ってる姿もたまらんですよ!
もう引退しちゃった車両だから乗れないけど、
復活させようという運動もあるみたいです。乗りたいなぁ…。
あと、三浦友和百恵夫妻のご子息。彼もいい味出してましたねー。
今後も映画出演が決まってるそうで、ちょっとチェックしてしまいそうです♪

なんというか、こういう芸術とのタイミングというのはすごく重要でして、
映画を観るタイミングがちょうどアレだったのもあって、アレがアレでした(え)
実を言うと、ここまで期待はしてなかった(失礼な!)んですが、
自分が転職を考えはじめている時期と重なったのもあって、
思いきりガツーンとヒットしてしまいました。
作り物の世界だってわかってても、自分を重ねちゃうことってあるでしょ。
ちょうどそんな感じで、思わず自分の歩いてる道を振り返ってしまいましたよ。

映画は映画なんだけど、夢をかなえた人って
本当に目がキラキラしてるんですよね。
私正社員として働けてるけど仕事にやりがい見出せなくて毎日悶々としてて
本当にこれで幸せか?と思ってしまいます。
まあ何基準で幸せっていえるのかわかんないけどさ。
やりたいことをやって生きていくのは本当に大変だと思うけど、
私みたいに死んだマグロみたいな目してる(!?)より、
一分一秒でも輝いたほうがずっといいよなーなんて思ってしまったのでした。
この映画観たおかげで、転職熱が余計に高まっておりますよ。
監督、責任取ってください!!

まあ転職熱だけではなくて旅行熱もすっかり上がってしまいましたので、
次回は島根へ妄想旅行をしてみたいと思います☆

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