8月22日 モンゴル② ホブドから移動
明け方に国境近くの街ホブドへ着いて、中国で会ったモンゴル人夫婦が家に泊めてくれた。
このお家
市街地ではゲルじゃなくて普通の家が多いようです。
家の中の様子
掛け軸
チンギスハーンは英雄です
この家、電気は通ってるけど水道とガスは無いらしい。
一応洗面台はあるが蛇口から水は出ず、バケツで水を汲んで来る必要があるらしい。
トイレは屋外にある
震度1で倒れそう
ありがたいことに、朝食もご馳走してくれた
羊肉のスープ、パン、お茶
モンゴルに来ていきなり家庭料理というディープな経験。
スープはそこそこ普通に食べられたが、
お茶が全く飲めなかった。
硬水なのか、塩を入れてるのか…
口に含んだだけで異様な舌触り&味だったので、飲まずに一瞬で諦めた。
後々わかったのですが、モンゴルではお茶に少し塩を入れる習慣があるようです。なので、お茶は硬水ではなくて塩水の味でした。
朝食の後は車で街中まで送ってくれた。
ザハ(バザール)へ行って軽く買い物
その後、ウランバートル行きの乗合ワゴンまで送ってもらった。
地球の歩き方によると、ホブドからウランバートルまでバスで行く際にかかる時間は、なんと2日以上かかる。
確かに直線距離で1200kmなので、そのくらいかかるものなのか。
僕はモンゴル出国の航空チケットが27日なので、早めに先へ行かなければならない(既に22日だし)。
そんなわけで、本当はホブドの街をもう少し見たかったけど、時間もなかったので出発することにした。
ちなみに、僕はウランバートルの手前にあるハラホリン(カラコルム)という町に行きたいのだが、その街に直接行くバスは無く、ウランバートルから引き返してその街に行かなければならないらしい。
昼頃、乗合タクシー出発。
小さいワゴンで、初めは10人くらい乗ってたのだが、徐々に人数が増え、最終的に20人(子供含む)まで増えた。
途中で何故か川で水浴び
僕も参加します
今は乗り合いワゴンで移動中のはずなんだけど、こんなゆっくしてていいのかな。
日本の長距離バスではありえない光景です。
めっちゃマッチョの人もいました。
近くに馬もいました
モンゴル来たからには一回くらい乗っておかないとな。
昼ごはん休憩にて、
麺と芋と肉の入った料理
超山盛りで300円
見かけの割にまぁまぁ美味い。
ただ、量が多すぎ。
あと、時折「ジャリッ」という砂を噛んだような歯ごたえがある。(恐らく砂でいいと思う)
その後は悪路に次ぐ悪路で、ガタガタの未舗装路が続く。
この道、ものすごく揺れる。
モンゴルはインフラが未熟なようで、西モンゴルに限ってはアスファルトで固められた道路は全体の1/3くらい。
未舗装路の場合、スピードを出せないし、揺れるし、パンクもしやすい。時間がかかるのも納得。
このまま夜になって、めちゃめちゃ揺れる中寝ることに。
もちろん席も倒れず、直立姿勢のまま寝る。
少しうたた寝程度ならできるけど、全く熟睡はできません。
でも地元民は全員爆睡!
素晴らしいタフネス。
真似したいけど無理。
眠れない中、このハードなルートを選んだことを今更ながら後悔する。
実はホブドからウランバートルまで飛行機で行くという選択肢もあったのですが、
できれば西モンゴルの景色を陸路で見たいという思いがあり、あえて乗り合いワゴンをチョイスした。
耐え忍びながら翌朝を待つ。
ちなみにウランバートルまで2日かかるので、明日もこんな感じで移動が続くらしい…。